11月下旬にとある用事が有りまして車で信州に向かっておりました。
例のごとく仙台を仕事終わりの夜に出発。下道縛りで行けるところまで進みます。幸い天気に恵まれて温かい日差しの中、高崎市「八幡八幡宮」の辺りで朝の通勤ラッシュに巻き込まれてしまい徹夜の眠気と闘いつつもコンビニでコーヒーを買い休憩を取りながら西進。
日本三大奇勝妙義山が見えてきたら長野県はもう近い。国道18号線を標高上げて進むとどんどんと霧が濃くなっていきヘッドライトが必要なほどの濃霧に包まれていた軽井沢を抜けたところで再び日差しが戻ってきました。
少し時間が有ったので諏訪湖に立ち寄りまして観光船乗り場に行ってみます。と言っても船酔いするので船には乗りません。
実はこちらには有名な珍ソフトクリームが売られていましていつか食べてみたかった。
という事でこちら、その名も「バッタソフト」!?
バッタと言ってもショウリョウバッタや殿様バッタでは無くてイナゴですね。佃煮が八つ墓村のように多数ぶっささっててなかなかの見た目かもしれません(笑)味は…うーん内緒にしときます。
イナゴのおやきもあるらしい。甘いのならいけるけどおやきってどうなんだろう。また機会が有ればチャレンジしてみたい。
その後は紅葉が綺麗だという「もみじ湖」に足を伸ばしてみましたが残念ながら旬は終わっていました。
とはいえ紅葉の最盛期だと通行規制が敷かれて有料のシャトルバスでしか来られなかったらしいのでむしろ車でここまで来られただけラッキーだったか。
その後はパン屋さんを少し回ってみます。箕輪町の「パン工房たきざわ」に寄ってみたらすべてのパンが安くてビックリ。メロンパンが売り切れ?でしたがモンブランカスタードなど美味しそうなやつを複数チョイス。
白砂糖をロールさせちゃうしかもWタイフーン(笑)なV3パターンはかなりレア。レーズンとクルミが入っててめっちゃ美味しかった。また買いに来よう。
さてひとしきり観光が済んだら小諸市に戻りまして今旅の目的地「小諸市文化会館」に向かいます。実は11/23「アニソンBIG3ライブ(水木一郎、堀江美都子、影山ヒロノブ)」が開催されるとの事で馳せ参じておりました。
何と言ってもアニソン界のビッグ3が集まるとの事でライブは冒頭のバビル2世OPから大盛り上がり。私目ミッチーの大ファンで御座いましてミッチーの声で聴くバビル2世が聴けただけでもう来たかいがありました。ソロステージでもマハールターマラフーランパ♪とか(分かります?)懐かしの曲も聴けて最高でした。
影山さんのアコギも良かった。自転車トークも面白かったしやっぱ多才な人だなぁと納得。そしてこの日は水木一郎アニキが現在闘病中との事で車いすでの登場。歌もあまり歌えないようでポイントポイントで出てきて少し歌ったり話したりしてはまた裏に連れていかれるというご様子でした。
ってことで水木アニキのヘルプゲストとして石巻市出身・遠藤正明さんも登場。アバレンジャーとか歌われてましたがご唱和ください~とかパンチ有りますな。そんな御年55歳の大ベテランなのにこの3人と並ぶと若手扱いになっちゃうのが面白いw
という事で今年最高のライブを観戦出来て非常にラッキーでした。次回も車で行ける場所で開催してくれないかな。是非参戦したい。
さてラーメンの話に
前回長野県に来た時は伊那市の「萬里彩園」にてご当地B級グルメ「ローメン」を頂きましたが、あれはやはり伊那市だけのものだそうで小諸周辺では何かほかのラーメンを頂きたい。
とは言え長野県でご当地ラーメンってのも特に聞いたことが無く、検索すればそれなりに人気のラーメン店も見つかりますがもう少し地元に根差したものを頂いてみたい。
こういう時は地元にしかないようなチェーン店に行ってみるのがセオリー。ってことで検索してみたら「みんなのテンホウ」っていうラーメンと餃子のお店が長野県で人気だらしい。小諸市には無いけど上田市や諏訪市に店舗が有るようなので駐車場に困らなそうな「みんなのテンホウ イオン上田店」に行ってみました。
フードコートではないですが1Fに飲食店が連なって並んでいる場所がありその一角に「テンホウ イオン上田店」が有りましたが凄い行列です。まぁせっかく来たので名前を書いてその辺で時間をつぶします。
こちら2019年にOPENしたばかりで長野県内33店舗目だそうです。仙台っ子や味よしより店舗数は上だ(上田)とか言いつつやがて名前を呼ばれて入店。
着席してメニューを見てみますがやたら多くて迷いますね。ランチセットが良いのか単品+餃子にするか?前情報では「タンメン」「チャーメン(野菜入り炒めそば)」が昔からある人気メニューと聞いてましたがあまり推されてない感じ? 味噌が随分とプッシュされていてあと肉揚げが”テンホウ名物”と書かれていたのでこちらをオーダーしてみます。
「肉揚げ辛口味噌野菜らーめん」1,090円+「セット餃子1人前(6個)」270円
お値段が結構行っちゃいますけど今回宿で貰った宿泊割クーポン券が使えるので気持ち大きく頼んじゃいましょう。
さて早速のスープですがベースはガラ味で清湯らしき味わいでかなりあっさりめ。鶏の風味を感じつつ合わせられる味噌ダレはエリア的に信州みそで間違いないと思われますが配合はやや控えめでサラリとした飲み口と後味のもの。
ベース的には塩気が薄めでヘルシーというかあっさりとしたスープでして辣油等でやや強めの辛味が加えられてじんわりと汗を滴らせてくる感じです。量がやや少なめながら炒め野菜が入り香ばしさも良くあっさりスープに野菜の出汁を加えてくれてここまではまずまずなんですが、
そこにテンホウ名物”肉揚げ”がイン。肉揚げというのは豚肉を薄く切ってフリッターにしたようなもので脂身が少なく肉質の良さも有り単品ではなかなか良い一品に思いますが、ラーメンに乗せることで衣から揚げ油がスープに溶け込んでしまい今までのスープのバランスを一気に崩してくれていて、しかもパリっと揚がった衣をスープがふにゃふにゃにしてくれていてお互いにあまり相性が良くないような気がしました。
これ絶対別皿でソースとかかけて頂いた方が肉揚げもラーメンも幸せになれるような気がします。
「餃子」は麺類とセットにすると20円安くなる模様。肉と野菜の具材がふんだんに入りコスパ的には文句なしなのですが、具材に八角とシナモン?中華系というかエスニックなスパイスが強めに効いていてこれがかなり気になりました。
昔新潟県上越市の「ニューハルピン」で食べた餃子も実は同じ味がしてて(写真撮り忘れてて記事にしませんでしたが)もしかしたら中華料理元祖の餃子ってこういうスパイスを入れて(昔なので豚くささを消すとか)ルーツが有るのかもしれませんね。
早速のスープですがベースは味噌と共通のガラ味の清湯でかなりあっさりとした風味の印象。鶏油が浮かびこれが鶏の香りを醸していると思われますがかといってトリトリした感じでもなく魚介系でもないタイプ。
醤油ダレも配合控えめで塩気が薄くイマドキの外食のラーメンとしては比類がないほどさっぱりとしています。昔の中華屋でよくこういうの出してたような気がしますし、あるいは台湾で頂くラーメンにこんな感じのスープが多いような気がします。
ワカメとコーンが入りますがその部分のスープがその味に染まっていて味の変化が有りますしチャーシュー、メンマと具材も乗ってワンコインでお釣りがくるなら有りかなぁ。長野ではこういう感じがデフォなのか?でもイマドキの外食ものならもっと濃口の旨さが欲しいような気がしますね。
子供向けに「まちがいさがし」ゲームが置いてありましたが、あれ?結構ガチで難しいっす…
さて「みんなのテンホウ イオン上田店」ですが創業は昭和31年と古く創業者がまだそれほど庶民になじみがなかった餃子を提供する新宿の「餃子会館」というお店から諏訪にレシピを持ち帰り旅館の一角に開店したのが始まりだそうです。
長野県民なら誰でも知ってるラーメンチェーン!?「みんなのテンホウ」の伝説【前編】 | [Y]山側
餃子に使う香辛料やラーメンのあっさりスープなど満州から引き揚げてきた人たちが伝え広まった当時のメニューをあまり変えずに出し続けていて、それが長野県民に受け入れられているという事なのかもしれないですね。やはり地元チェーン店で頂いてみるのも新しい発見が有って良かった。ごちそうさまでした。
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