たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

親子でワンダー「木の実草の実フシギダネ」

2020年11月30日 | 秋ヶ瀬公園
 11月21日(土)の午前中は、親子でワンダー「木の実草の実フシギダネ」で秋ヶ瀬公園のこどもの森へ。なんと参加者は1家族3名です!?
 ワンダースクールでは、「基本的に親子でワンダー/アートを楽しむ観察会は3家族以上、里山体験プログラムは受入先の最少催行人数以上にて開催」することにしています。この日も3家族8名が参加予定でしたが、当日たまたま2家族が体調不良でキャンセルとなってしまったわけです。こんなご時世なので、他の参加者へ気をつかってくれたみたいですね。
 でも、1家族だけになってしまうと子どもがつまらないかぁ…。ということで、念のため電話で確認したところ、1家族だけでもOKということになりました。


photo by takajii

 駐車場脇のエノキの黄葉とトウカエデの紅葉です。
 風が強かったので、葉っぱも風に飛ばされて次々と木を離れていきます。こんな画像でも右の2枚はわかるかな?


photo by takajii

 トウネズミモチの上の空にも、他の木の枯葉が舞っております。


photo by takajii

 事前調査の日から5日経っているので、トウカエデの紅葉も進んでいましたね。


photo by takajii

 トウカエデの翼果です。


photo by takajii

 くっつきむしのチカラシバ。


photo by takajii

 「木の実草の実フシギダネ」は、チカラシバの「ウニぃ~!」からスタートしました。



 以下も含めて昔の画像も…。動物付着散布で逆さトゲ型です。
 

photo by sachibaa

 果穂の付根を指ではさんでずずぅ~っと上まで持ってくると、「ウニ」やクリの毬のようにまとまります。


photo by sachibaa

 大成功!


photo by sachibaa

 たか爺オリジナルのくっつきむし用のビンゴ盤にくっつけているところかな。ちょうど3家族分残っていたので持参しました。そういえばここ数年、「くっつきむしの草の実ビンゴ」は年間予定に入れていなかったかぁ…。来年度は復活させましょうかね。


photo by sachibaa

 同じく動物付着散布で柔らかいフック型のアレチヌスビトハギもくっつけて。



 ヘアピン型のイノコズチも。


photo by takajii

 今年は不作なので、風散布のトウカエデの「種のシャワー」はちょっとだけ。枝を叩くとバラけた翼果がくるくる回転しながら落ちてきます。たまにアカスジキンカメムシの幼虫も落ちてきますけれどもねぇ…。


photo by takajii

 ツチイナゴも見つかりました。このまま成虫で越冬するバッタです。


photo by sachibaa

 涙の痕のような模様がチャームポイント!?


photo by sachibaa

 コバネイナゴやオンブバッタたちもまだ元気でした。


photo by sachibaa

 アメリカセンダングサも動物付着散布で逆さトゲ型です。


photo by sachibaa

 さち婆が撮っていたカツラの枝には袋果がびっしりと。
 棘のように見える部分ですが、まだ開いてはいないようですね。


photo by sachibaa

 ワンダーキッズの子どもたちが「小さなバナナ!」と呼んでいた袋果と種は、持参したサンプルを見てもらいました。



 本当にちいさな種ですが、ちゃんと薄い翼もついていますよねぇ~。


photo by sachibaa

 たくさん落ちていたラクウショウの球果を見てもらっているところかな。手はベタベタになっちゃうけど…。


photo by sachibaa

 葉っぱはメタセコイアのほうだったか記憶のほうが…。


photo by sachibaa

 メタセコイアの球果と種もサンプルを見てもらいました。



 周りには翼が付いております。


photo by takajii

 でも、舗装された園路に戻ると、まだ熟しきっていない緑色の球果が強風でたくさん落ちていてラッキー! 写真は撮っていなかったので、午後の森林公園のものですけれどもねぇ…。
 そのまま空箱にでも転がしておくと、じき球果が開いて種がこぼれてきます。


photo by sachibaa

 以前はトウカエデの原っぱ経由でしたが、今年はトウカエデの翼果は不作だし、くっつきむしのオオオナモミやキンミズヒキも姿を消してしまったので、ユリノキへと続く園路を直進しました。


photo by sachibaa

 動物被食散布のムクノキの実を採ろうとしていたようです。今年はコースを変えたので、試食用には手が届く場所も探しておかないといけませんね…。


photo by sachibaa

 ミズヒキだったかな。動物付着散布で堅いフック型です。


photo by sachibaa

 ダイコンソウも見つかりました。



 ミズヒキと同じく堅いフック型ですね。


photo by sachibaa

 園路脇のユリノキは翼果をたくさん落としています。
 集合果は、持参したサンプルをプレゼントしておきました。



 集合果と翼果です。


photo by sachibaa

 カンレンボクの集合果。


photo by sachibaa

 強風だったのでけっこう落ちてもいました。


photo by sachibaa

 枝ごと折れて落ちていたものも見つかりましたね。
 茶色く熟すと風でバラバラになって飛んでいきます。


photo by takajii

 ナンキンハゼは動物被食散布。


photo by sachibaa

 落ちているものも多かったです。


photo by takajii

 こんなに集めたのかぁ~。と言いながら、たか爺も少々…。


photo by takajii

 モミジバフウは『葉っぱのフレディ』の木ですね。


 大人も子どももぜひご一読を!?


photo by sachibaa

 今は近づけなくなってしまいましたが、昔はこの木の根元に座って『葉っぱのフレディ』を読んであげたり、何年か前まではちょうどみんなが立っている場所で「葉っぱでアート」もやっていたっけな。


photo by sachibaa

 未熟な集合果も落ちていました。


photo by sachibaa

 熟したものも見つかりましたよ。
 開いたところからは翼付きの種も出てきましたねぇ~。


photo by takajii

 黄金色に輝いていたラクウショウです。


photo by sachibaa

 ガガイモの妖精の舞も!?


photo by sachibaa

 袋果の中には種髪付きの種がきれいに収まっております!


photo by sachibaa

 駐車場への帰り道はトウカエデの原っぱ経由にて。


photo by takajii

 紅葉がきれいでしたね。


photo by takajii

 まだアキアカネの姿も見られました。


photo by sachibaa

 捕まえてもいましたよ。

 今回は、お子様が未就学児の時からもう何年も続けて参加してくれていて、環境省主唱「新宿御苑みどりフェスタ」に出展していた頃にはお手伝いにも来てくれたご家族だけだったので、たか爺としては何だか来年度のルートの事前調査みたいになっちゃったかも!?
 終了後は所沢ICから関越道利用にて武蔵丘陵森林公園へ。続く。

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