折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

最高気温14度の「寒の入り」

2008年01月06日 20時10分28秒 | 小寒
                      □ 小寒に初水仙の開花

◇ けさは「寒の入り」らしく冷えました。
  大分では1度くらい、湯布院は-6度まで冷えたそうです。
  日中は、二十四節気の「小寒」らしからぬ陽気、弥生三月みたい。
  こんなお天気なのに、結局は薔薇の剪定は午後4時から、
  つまり、ものぐさな私は、大したことのない競馬放映が終わってからでした。

     
     □ 肥料を買いに行ったつもりなのに、200円だったから…。
       「La Vie en Rose」(薔薇色の人生)の色だから、私には。

◇ そうは言っても、それからは薔薇の剪定に紫陽花の寒肥やりに精を出しました。
  でも、たった2時間の庭仕事、それでもう日没薄暮で「夕飯」の時刻。
  薔薇をどれだけ剪定したんでしょう。
  紫陽花の肥料は全部やりましたが…。

             
              □ この花、何なんでしょうね。

◇ ネギ畑じゃなくてよかったなあって、率直な印象。
  年明け早々、水仙が咲き始めました。
  これから次々に咲いてくれる…計画通りならば。

     
              □ 初水仙は、花ニ輪。

  
      (una poesia di oggi)   

          水仙の花かげを跳ぶ兎かな      長谷川 櫂

            ※ うちの庭では、どこかの猫が水仙を踏んで歩きます。

◇ 昼食を取りながら、窓の外を見てうれしかったのは、オキザリスの花。
  平日の日中は家にいないので、咲いているのを見られないのです。
  私の好きな「沈丁花」の幼木も、ほんのりと色付いているのに気がつきました。

     
        □ 花の少ない冬だから、
          オキザリスの清楚な美しさが目を引きます。

          

          
                 □ 沈丁花、三月を待ちます。
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ピアノソナタ

2006年01月19日 20時30分22秒 | 小寒
 
わが家の唯一のミニバラ、「ピンクマシュマロ・オプティマ」
そのたった一輪です。

いつもは、リビングの隅の方で密やかに咲いてくれています。
今夜は、ちょっと踊り場に移動。

バラを見てると、好きなモーツァルトの曲が流れてくるような気がしてきます。

たとえば、こんな連想だから・・・・?

モーツァルト ⇒ ウィーン ⇒ ハプスブルク家*
        ⇒ マリー・アントワネット ⇒ バラ(ロサ・ケンティフォリア)
                  (=ヴィジェ・ルブラン作の王妃の肖像画)

この愛らしいバラは、さしずめ「ピアノ・ソナタ ハ長調 K545」の明るさです。

ドーミーソ シードレド~♪

1月27日はモーツァルト生誕250年。

       * 王妃はモーツァルトの1歳上、ブルボン家に輿入れしました。
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My Sweet Mary ♪

2006年01月18日 19時30分34秒 | 小寒
観葉植物は、私が植物に関(かん)も心(しん)も?示さないうちから、
ずっと家内が育ててくれてました。

このスパシフィラムは、もう20年以上になるのかもしれません。
その間、二度引越ししました。
息子や娘の成長をずっと見続けてくれた「古株さん」です。
(と言ったら、ミズ・メリーに叱られるかも)

もう何度も株分けして、リビングをなごませてくれていますし、
親類・友人宅でも楽しんでもらっているはずです。

これは現在玄関においてますから、日照環境はよくありません。
日中は、バックのドアを開けて光を取り込んではいるのですが、
少し痛んでいる葉っぱもあります。

それでも白い花芽が長い日数をかけて、ここまで顔を出してきました。

けさも7時前、私の出勤を見送ってくれました。
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寒さもゆるんで(その2)

2006年01月17日 22時22分04秒 | 小寒
この日曜日のビオラ。

昨年は、チューリップとかの寄せ植えも楽しんだのですが、
今年はビオラ単一ばかり。
パンジー・ビオラでは、寄せ植えとは言わないのでしょう。

家の側面をバックにした方が、少しは写真写りがいいかもと思ったのですが、
都市ガスのコックまでとらえてました。
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ヴィーナスの誕生、バラの名は?

2006年01月17日 22時11分56秒 | 小寒
イタリア・ルネサンスには興味が尽きないのですが、名画に描かれたバラについて。
バラ栽培に対する気持の一端なので。

ルネサンスの光と闇を駆け抜けた画家と言えば、
サンドロ・ボッティチェリ(Sandro Botticelli 1444?-1510)の名が浮かびます。

辻邦生さんの長編小説「春の戴冠」(1977)には、
メディチ家(Medici)の花形画家としての栄枯盛衰が、
瑞々しく叙情的に描かれています。

ボッティチェリのあまりに有名な大作、「春」(La Primavera 1482)、
そして「ヴィーナスの誕生」(La Nascita di Venere 1485?)には、
以前から強く惹かれていました。

いつか、フィレンツェ(Firenze)・ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)を訪れたいと。

そんな中で、「春」に描かれているたくさんの草花。
いったいどんな花なのか、その名前にも好奇心がわきます。
一説に500種類とも言われています。
バラ・スミレ・タンポポくらいでしょうか、絵を見て私にわかるのは。

そして、「ヴィーナスの誕生」です。
花の女神フローラを抱いた西風の神ゼフュロスが吹き付ける、
ヴィーナスの愛の象徴としてのバラ。
実は、このバラの由来が前々から気になっていたのです。

これは、オールドローズ「アルバ・セミプレナ」(Alba Semi-plena)
という解説があります(週刊花百科バラ1 講談社 2004/2)。
「・・・・ヴィーナスを、祝福するかのように舞う白いバラ・・・・」

でも、セミプレナは写真では純白、名画の方はどう見てもピンク(画像に一輪!)。

これ、ホントにアルバローズなんですか?
それが、率直な感想というか「?」です。
白もピンクもあるんでしょうか。

とは言え、500年以上も前、トスカーナの青い空の下、
まさに花の街フィレンツェを彩ったに違いない、
ボッティチェリの選んだあのバラに、思いは飛んで行きます。
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プリムラさんはこれで

2006年01月16日 12時09分00秒 | 小寒
私んとこのプリムラさんは、これで全員です。

プリムラ・オブコニカにプリムラ・ポリアンサ・クラウディア。
温かかったので、戸外にちょっとだけ出てもらいました。

クラウディアは一昨日もご紹介しました。
花びらの巻き方が美しいです。

春が来るまで、ずっと咲いていてほしいという願いは、通じるのやら。
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寒さもゆるんで

2006年01月15日 16時26分42秒 | 小寒
曇り空でも、一月にしては暖かな一日です。

冬は、パンジー・ビオラを楽しむことが例年です。

この頃は、どうもビオラに心は傾いていますが、これはパンジー。

『絵になるパンジー・ハイホー♪』とあります。

水彩絵の具で描いたような花弁がその魅力でしょうか。
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猫のえさ・・・

2006年01月15日 15時44分14秒 | 小寒
ではないのですが。

リビングで、ピーチューの手の(口の)届くところにあれば、
彼にとってはごちそう様なのです。
(手前が食べられた葉っぱ)

それにしても、アジアンタムがここまで持ったのはあまりなくて、
いつも、あっ!

水切れ、いくら注意してても、秋になったら必ずがっかりしてます。
それに、だんだんと葉っぱが少なくなって行くんです。

アジアンタム「繁栄の秘訣」とやらをご存知ないでしょうか。
気持を込めてなかったことは、反省してます・・・・。
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Oh!クラウディア

2006年01月14日 16時45分40秒 | 小寒
カーテン越しの日差しをうけて、
年末からのつぼみが次々に咲いています。

プリムラ・ポリアンサ・クラウディア。

何となくバラに似て、淡い上品な色合いです。

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My Favorite Koten

2006年01月13日 18時27分45秒 | 小寒
高校生の頃、古典や漢文といえば、何だか
英語より難しく感じられるくらいで、結構苦痛でした。

実力テストともなると、「古典パン!」とか「チンプン漢文!」としか
形容できないくらいの出来でした。

しかし、受験勉強を過ぎるとある程度、テストの呪縛が解けたせいか、
好きなものは好きの世界で楽しめるようになりました。

また「三つ子の魂・・・・」で、わけもわからず丸暗記したものが、
大人になって「ああ、そうだったのか!」で感嘆したりして、
とてもよかったなとも思います。

そんな一つに「徒然草」があります。
特に、第19段「折節の移り変わるこそ ものごとにあはれなれ」が
一番気に入っています。

内容的には、春夏秋冬の季節の「変化」がテーマなので、
おのずから起承転結が引き締まっているように思います。

しかも読んでみると、流れるような文体なのに、
とてもテンポのある心地よい文章なのです。
もっとも好きな「古典」の一つになりました。

  今一きは心も浮き立つものは、春のけしきにこそあめれ。

兼好法師は、春の季節がことのほかお気に入りのようで、
これは同感です。

春爛漫を楽しみたいわけですが、これが私が
こうして花を植える理由の一つなのでしょう。

ブログのテーマもニックネームも、この「段」からいただきました。
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