◇ 映画好きの私は、悪人が一人も出て来ないラブコメディも好きで、中でもオードリー・ヘップバーンの『ローマの休日』(Roman Holiday 1953)のラストは印象的でした。
Each in its own way was... unforgettable... it would be difficult to... Rome!
By all means Rome. I will cherish my visit here in memory, as long as I live.
どの都市もそれぞれ忘れがたく、どちらとも言えませんが…ローマです!
何と言ってもローマです。 私はここを訪れたことを、一生の思い出として懐かしむでしょう。
ヨーロッパ歴訪の旅で、王女様がただ一つ選んだローマの素晴しさ(もちろん、出会ったハンサムさんとの恋の素晴しさですが…)、それをこの目で確かめたい…。
若い頃のそんな願いは中年の真っ只中に叶って、20数年前に一度訪れることができましたが、そのときはイスタンブール、アテネ、そしてローマへ歴史を辿る旅でした。
その中でもローマは私にとってはひときわ美しい光彩を放つ、魅力に満ち溢れた街だったように思いましたし、もちろん再訪を祈ってトレビの泉にコインを投げ入れました。
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2013年6月17日
□ フォロ・ロマーノ (Foro Romano)
古代ローマの政治・経済の中心地の遺跡です。
セプティミウス・セウェルス凱旋門(中央奥)、カストルとポルックス神殿(右)
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□ コロッセオ (Colosseo)
今回はあわただしい半日観光で時間がなくて、入場できませんでした。
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□ マルクス・アウレリウス帝(121-180)騎馬像
世界史選択だった皆さんは、1世紀から2世紀の「五賢帝」の名前を順番に憶えていますか?
ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウスでした。。。
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□ フォロ・ロマーノの隣り、カピトリーノの丘の美術館前広場に上の騎馬像があります。
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□ こうした緑と爽やか色の花の組み合わせをよく見ました。
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□ トレビの泉
何と清掃中で水が抜いてありました。
コインを投げてもよいとのことでしたが、雰囲気が出なくて止めました。
スペイン広場やスペイン階段の写真はすべて人物入り、ここに掲載できません。。。
◇ そのコイン(当時はリラ貨幣)の甲斐あってか、イタリアを巡る旅の終りにローマ再訪が叶いまして、バスが市街地に入った頃から、少し浮いた気分になりました。
ローマは南欧の歴史の重みを感じる大都会、明るくセンス溢れた活気のある街角は、いつも笑顔の絶えないローマっ子に依るところが多いような気がします。
こちらの「ボンジョルノ」には「食べて行きませんか?」と、ウィンクしながら日本語で茶目っ気たっぷりに答えてくれる、そんなやり取りも一層旅情をそそられました。
イタリア語はほんの片言で、自分で期待していた10分の1も会話で使うことができませんでしたが、これもこのまま引き下がる訳には行きません…もっと磨きをかけねば…。
□ ヴァティカン美術館 (Musei Vaticani) 中庭から
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□ 地図のギャラリー、天井画が素晴らしいのです。
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□ 天井も壁も…あわただしくも目移りがしました。
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□ サン・ピエトロ大聖堂 (Basilica di San Pietro in Vaticano)
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□ 円天井、美しい絵画で彩られていました。
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□ 幻想的にも感じられる光でした。
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□ 荘厳な趣に満ちていました。
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□ カトリックの総本山、偉大です。
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□ ピエタ (Pietà) ミケランジェロ 1499年
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□ キリストの変容 ラファエッロ・サンティ 1520年
今回の旅では、ラファエッロの絵画をいくつか鑑賞することができました。
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□ スイス衛兵
◇ 今回のイタリアの旅、風光明媚な歴史の街に、絵画を中心とした芸術作品に、土地土地の薫り高い郷土料理に、見所満載の街歩き中心の旅となりました。
わかりもしないのになぜか美術作品を見てみたがる性分で、ルネサンスの香り高い絵画やヴェネツィア派の絵画を十分に堪能することができました。
しかし何といっても旅は道連れ、ツアーに同行していただいたメンバーも、ツアーコンダクターも、皆さんどなたも素敵な方ばかりだったのが、一番の収穫だったと思います。
もちろん、二度目のイタリアなのに、しぶしぶ(!?)こちらのわがままに付き合ってくれた、同伴者のおかげであることも忘れてはなりませんね。
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□ ローマは猛暑で、最高気温35度! ほとほと疲れました。
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□ それでも、食欲はまずまず、食べなければ歩けません。。。
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□ 花の飾り方が、どこもシャレていました。
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□ こんな食事もしました。
みんなおいしくいただけました。
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□ 左の看板のお店のピザを食べたかったのですが…。
◇ 「あの空の向こうに」 先だってのコメントのお返しにこんなフレーズを使いながら、ふと私の憧れを端的に表す言葉だなあと感じ入りました。
飛行機の飛んでいくと思われる北西の空を眺めることも、これまで多かったように思いましたので、今回の旅のブログ記事のタイトルに使わせていただきました。
あの空の向こうには、実は次の憧れの地が控えているのも確かですし、一度出かけたら案外堰を切ったように旅に出かけて行くような気がしないでもありません。
仕事と趣味のバランスを取りながら、ゆったりとした気持ちで生活をできたら…また来年にでも、シベリア上空を12時間かけて憧れの地へ飛んで行きたいものです。
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□ ローマを離れる朝、空港へ向かうバスの車窓から、コロッセオにコンスタンティヌス凱旋門。
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□ 真実の口 (Bocca della Verità)
映画「ローマの休日」のワンシーンが偲ばれます。
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□ サンタンジェロ城 (Castel Sant'Angelo)
五賢帝アントニヌス・ピウスの治世に完成(139年)。
「ローマの休日」の舞台となりましたし、歌劇「トスカ」の舞台でもあります。
ゆっくり訪れたかったのですが、これは車窓からです。
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□ コンスタンティヌスの凱旋門 (Arco di Costantino)
最後に、御一行様です。。。
恥ずかしいので、掲載は期限つきにさせていただきます。