折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

寒の入りに。

2010年01月05日 21時59分28秒 | 小寒
            □ パット・オースチンほか、シーズン名残のバラ。

◇ 今日は二十四節気の小寒、名実ともに寒い冬の日が続くことになります。
  バラの庭はすでにがらがら、空きエリア「全開」状態、冬枯れそのものです。
  これでも花のブログの「端くれ」ですが、バラ中心となるとこの時季どうも…。
  何か庭で花が咲くか咲いた花を購入するか、このままではブログ題材に事欠きます。

◇ 元日のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート、楽しまれた方も多いでしょう。
  フランス人指揮者ジョルジュ・プレートルを迎えて、心も浮き立つ華やかな演奏会。
  ウィーン・フィルの演奏で聴けるとは思わなかったような曲目が、私にはサプライズ。
  音楽の楽しみとは、心に沁み込むような余韻に浸れること、代えがたい心の糧です。

     
     □ イタリアのサンレモからの3万本の花が会場を飾ります。

     
           □ ジョルジュ・プレートル(1924- )     

      
       □ 颯爽と溌剌と、動と静の指揮振りが絶妙な85歳!

     
   □ フランスにまつわる曲目が、光に満ちた新しい年にふさわしい。
     オッフェンバックの喜歌劇「ラインの妖精」序曲。
     途中の「ホフマンの舟歌」のたゆとうメロディ、懐かしさを誘います。
 
         
     □ 「ホフマンの舟歌」をリンクします。
       どこかで聴いたような感じの曲ではないかと思います。

       ウィーン・フィルの演奏ではなくて、ピアノ伴奏の女声二重唱。
       穏やかな声に豊かな表情、どこまでもゆったりとした曲想。
       カジュアルなタッチでも、聴き手の心を打つのは案外こんなもの。
       ご興味のある方は、シルブプレ♪
 

   ※ 早いもので、もうすぐ(1月8日)ブログ開始4周年を迎えます。
     途中休止はありましたが、皆さんのおかげでここまでやってきました。
     どうもありがとうございます。
     冒頭のとおり、咲いている花も咲きそうな花もほとんどない状態です。
     次に何か咲くまで、この際しばらく冬の休みを決め込むことにします。
     早春の花が庭に戻って来る頃に再開します。



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拝啓、ありがとう。

2009年01月18日 21時47分47秒 | 小寒
         □ アンジェラ(Angela/F/1984/W.Kordes/Germany)
           花の咲くような時季ではないのに、予定どおり移植。

◇ 今日の日曜日は雨予報で、しかも朝7時30分から自治会の一斉清掃日。
  いつもは大抵午後からの庭仕事も、掃除が終わってすぐに取りかかった。
  一本のピンクの花の咲いている「つるバラ」を、一番北側に移植した。
  その間、アンジェラ・アキさんの歌をずっと口ずさんでいた
  (途中「ばらばら」って歌詞があるから、いやいや、意味が違うし…)。

       ああ 負けないで 泣かないで
       消えてしまいそうな時は
       自分の声を信じ歩けばいいの
                      (手紙 ~拝啓 十五の君へ~)

     
        □ 水仙の開花が、日に日に増えていくようです。

     
    □ コーネリア(Cornelia/HMsk/1925/J.Pemberton/England)
      水仙の小さな群生(!?)の隣りに、昨日移植しました。
      まだ、どのバラも冬剪定や誘引は行っていません。

      線路のように見えるのは、JR線ではなくて、
      ハゴロモ・ジャスミンの強靭な「つる」です。

◇ ただ黙々と、歌をうたうことはあっても聞こえるのは自分の独り言と風の音。
  今月週末の定番、バラを移植したり、寒肥を施したり…それがほとんど。
  今日は、多年草、宿根草のゾーン(庭の北東一帯)にオールドローズを中心に。
  オールドローズは、一昨年の新苗ばかりだったはず(あまり憶えていない)。

     
 □ マダム・ピエール・オジェ(Mme. Pierre Oger/B/1878/Oger/France)
   ベスト・オールドローズの一つという「評価」で、2年前に買いました。

     
     □ シャルル・ドゥ・ミル(Charles de Mills/G/before 1746)
       これも「ガリカ系」の代表品種ということで、2年前に…。

◇ バラが咲いている以外は、地植えの宿根草は水仙しかないなあ…。
  まあ、バラが咲いていること自体が不思議なこと。
  そんなことを思っていたら、春の足音のような、新しい発見もあった。

     
    □ スノードロップ(ヒガンバナ科ガランツス属の耐寒性多年草)
      もうすぐにでも、開花しそうです。

◇ 雨が降ったらすぐにでもやめたいくらい疲れが出たが、日没までパラパラ程度。
  ふと気がついたら、午後7時半くらいだろうか、バラバラと音を立てての雨。
  乾いた鉢には水遣りまでしたのに、念には念を入れて下さって、ありがとう。

     
  □ グラミス・キャッスル(Glamis Castle/S/1992/D.Austin/England)
    次のバラ作業は、このバラの咲いている(!?)リビング前一帯です。
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春を待ちこがれる思い

2009年01月17日 23時56分12秒 | 小寒
     □ ラナンキュラス(キンポウゲ科キンポウゲ属の半耐寒性多年草)
       こんな淡い花びらも「好み」バラ好きだからかなぁ…。

◇ 少し寒さが緩んだ土曜日の昼下り、バラの地植え、寒肥を黙々と…。
  その前に、土造りのメインの赤玉土(中粒)を買いにHCの園芸コーナーへ。
  そこで見かけた私の「春のイメージ」そのものの花、二種類。
  三年前、バラを鉢植えしたものの、花を待ち切れなかった頃の思いを重ねた。

     
    □ なつかしい「色」に出会って、何を買いに来たのか忘れた。

     
    □ 昨秋に球根を植え付けたラナンキュラスは、まだこれくらい。

◇ 今日は、東側一帯の細長いと言うか、細短い庭のバラに取りかかった。
  北側半分には水仙、百合の球根植物を植えているので、あまり地所はない。
  午後は直射日光の少ない半日陰の部分だから、オールドローズが中心。
  今日は全部はできなかったが、その3品種を植えようと思う。

     
  □ プリムラ・ジュリアン(サクラソウ科プリムラ属の半耐寒性多年草)
    白い花に、かすかな紫色の縁取り、こんな色合いが大好きです。

◇ 「ブレイリー№2」(Ch)は、昨シーズンにシュートを何本か出した。
  購入時は痩せた(!?)新苗だったが、ニ年後に文字どおり「花」開いた。
  昨夏には、プラ鉢の底からしっかりと地球に根を張って、ビクともしない。
  植え替えはもう現実的に無理なので、土替えと寒肥に止めておこうと思う。

     
      □ オールドローズのたくましさ、まさかこうなるとは…。

◇ その北側は、ハゴロモ・ジャスミン、当然一季咲き、それこそ一気に咲く。
  そばにもう一品種と、これも昨年生長した「コーネリア」(HMsk)を移植。
  四季咲きで半日陰でもよく、アプリコット・ピンクが繰り返し咲き続ける。
  訪ねて来たお客様は左手に二種類のピンクのバラの光景を…そうなればいい。

     
             □ オステオスペルマム
       (キク科オステオスペルマム属の半耐寒性宿根草)
         北の道路側にポツンと一輪、真冬なのに…。
         手前で、モッコウバラのつるがピョンピョン伸びてます。

  
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うれしい悲鳴

2009年01月15日 23時19分25秒 | 小寒
        □ 1月12日に植え付けた玄関前、出勤前の様子です。
          鉢はあまり好みではないのですが、何しろ安かったので…。
          冬剪定や誘引は、1月末の予定です。

        地植え:アイスバーグ
            (Iceberg/F/1958/R.Kordes/Germany)
            ジャクリーヌ・デュ・プレ
            (Jacqueline du Pré/S/1988/Harkness/England)
        鉢植え:ウィリアム・シェイクスピア2000
            (William Shakespeare 2000/S/2000/D.Austin/England)

     
               □ その「アイスバーグ」

◇ 最高気温は昨日と同様に8℃だったが、どこか寒さが緩んだように感じた。
  冬晴れの青空、雪雲や雨雲のあるなしで、真冬の風景は随分違う。
  1月15日の日の出が7時17分、日の入りは17時29分、夜明けの最も遅い時季。
  こんな朝は、自然光でデジカメのシャッターを押しても、どうもブレてしまう。

    

    
      □ 「エグランタイン」 四種類の花の段階、けさの様子です。
         (Eglantyne'Masako'/S/1994/D.Austin/England)

◇ 冬剪定は月末を予定しているが、今月から植え付け、植え替えの作業を開始。
  まず北側一帯は、先日の成人の日(1月12日)までに寒肥を含めてほぼ終了。
  今週末は、東側一帯に作業を移して行くが、この数日悩んでいることがある。
  それは思いがけずに増えてしまった、バラの品種の数々…。

             
               □ フローランス・ドゥラートル
           (Florence Delattre/S/1997/Guillot/France)

◇ ご承知のとおり、イングリッシュ・ローズの大苗は、一苗3,000円前後はする。
  これを揃えようとすると、大好きなオールド・ローズの方は、まず安価購買。
  そこで夏の間、新苗の売れ残りを、枯れて元もとで100円~500円で連れ帰る。
  翌々年の開花を目指すわけだが、昨年と一昨年で最低15品種は増えた。

     
    □ ハーロウ・カー(Harlow Carr/S/2004/D.Austin/England)

     
    □ セイヨウオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属の耐寒性多年草)
      いつの間にか新芽が青々と…バラ以外も、あるにはあるんです。

◇ オールド・ローズの半端物って侮ることなかれ、一季咲きは強靭でしぶとい。
  立枯れ寸前の幼苗も、2年も経つとさすがに元の栄華を取り戻して余りある。
  しかも保険をかけるつもりで、同じ苗を2ポット購入したものもいくつか…。
  「うれしい悲鳴」とでも…ただ、バラ咲くだけの庭と言われないようにしたい。

     
    □ モンブラン・シュークリーム、お味は食べたらわかりますよ。
      夕食後に玄関前で、オールドローズの鉢替え二つ…。
      50分の「勤労」のあとの「甘いもの」 そのおいしいこと
 

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バラの植え付け ~地植え・鉢植え~

2009年01月12日 23時55分11秒 | 小寒
    □ エグランタイン(Eglantyne'Masako'/S/1994/D.Austin/England)
         蕾がゆるんでから開花までに一週間以上かかります。
         花はすべて本日(2009年1月12日午後3時頃)の様子です。

◇ 寒に入って、本格的な冬らしい、寒く冷たい日が続く。
  こういう日を待ちわびて、ごそごそと庭かけ回る。
  そんな気概を持ってないとバラ栽培の資格なし…って、偉そうなこと言えない。
  そこまでなくとも一番大切な時季だからこそ "Warm heart, but cool head!"

     
              □ フローランス・ドゥラートル
         (Florence Delattre/S/1997/Guillot/France)

     
              □ レオナルド・ダ・ヴィンチ
       (Leonardo Da Vinci/AT/Cl/1994/Meilland/France)

     
 □ イヴォンヌ・ラビエ(Yvonne Rabier/Pol/1910/F.Turbat/France)左
   グラミス・キャッスル(Gramis Castle/S/1992/D.Austin/Engaland)右

◇ 何の脈略も分類もできていないのが、私のブログ。
  ブログの良さの一つの「記録性」は、大して気にも留めてなかった。
  いつのことだか おもいだしてごらん あんなこと こんなこと あったでしょう♪
  思い出せないし、記録したことすら忘れる私、今日は残すことを主体に。

     
      □ アイスバーグ(Iceberg/F/1958/R.Kordes/Germany)

     
     □ 「アイスバーグ」の植え替え後、冬剪定は1月末の予定。

【大苗の地植え】

     
    □ では、大苗の植え付けの様子を…ヘデラ(アイビー)の一帯。

     
       □ 直径30cm・深さ40cmの穴を掘ります。
         大きな「漬物石」が出てきましたが、いつものこと。

       
   □ 元肥は、35%骨粉入り油かす300gに、硫酸カリ15gを混ぜます。
     場所の制約で穴の直径が小さいので、これくらい…だいたいです。

     
         □ これで、まず穴の4分の1程度が埋まります。

     
     □ 元肥の部分を、植え付け時の根と遮断する意味もあって、
       軽石か赤玉土(大粒)を、元肥が見えない程度に入れます。

     
   □ 用土は、赤玉土4、掘り上げた土2、腐葉土2、牛ふん2の割合。
     それに、発根促進用として、珪酸塩白土「ミリオン」を少々。
     …としているつもりですが、すべて目分量でホントに適当です。

     
        □ 掘り上げた土は、混ぜる前に小石等を除きます。

     
        □ 空気も含めるつもりで、十分にかき混ぜます。

     
   □ 大苗は根が乾かないように、1~2時間は水につけておきます。

     
     □ 先に用土を3分の1程度入れて、大苗を植え付けます。
       大苗の根には、発根促進用に「ミリオン」をふりかけておきます。
       
     
        □ いやなやつのことでも思い浮かべながら、
          用土を入れて「ぎゅうぎゅうに」していきます。

     
    □ 接ぎ木のコブの部分が地表に出るくらいに、用土を入れます。
      ちょうど見えませんが、支柱も立てます。

     
        □ 「どっさり」くらいに、たっぷりと水遣りをします。

     
     □ 凍結防止に腐葉土に「山野草の土」を重ねてマルチング。
       山野草の土は、単なる余りもの…植え付け完了の印です。

              「ジャクリーヌ・デュ・プレ」 
       (Jacqueline du Pré/S/1988/Harkness/England)

◇ バラの「植え付け」の様子を撮ったが「植え替え」は日没近くで撮れず仕舞い。
  「折節流」につき、専門家には失笑を買おうが、私のバラだから別に構わない。
  テキストを真似た部分もあるが、「なぜ?」と納得してやって、こうなったもの。
  失敗して当たり前で、次の機会に活かせば良いし、バラはこれまでも咲いた。

【大苗の鉢植え】

     
      □ 次は、大苗(ポット苗に仮植えで到着)の鉢植えです。

     
     □ 仮植えですから「ぐらぐら」状態、根鉢はすぐに崩れます。
       土を全部落として、植え付け前1~2時間くらい水に漬けます。
       
     
        □ 8号鉢程度の深鉢に、鉢底石を敷き詰めます。

     
        □ 用土は、今回は「京成バラ園の土」のみ。
          鉢植えの場合、肥料はいっさい混ぜ込みません。
          様子を見て、後日、置肥(緩効性有機肥料)をします。

     
          □ まず、3分の1程度、用土を入れます。

     
 □ 大苗の根っこに、発根促進剤の珪酸塩白土「ミリオン」のふりかけ。

     
       □ 接ぎ木部分が土の表面のすぐ上に出るように、
         調整しながら、かつ、固めながら土を入れます。

     
       □ 鉢底から水が出るまで、たっぷりと水遣りします。

               「レディ・オブ・メギンチ」
        (Lady of Megginch/S/2006/D.Austin/England)
  
◇ 北向きの玄関だが、お客様を迎えるところに、これまでバラはなかった。
  鉢植えを置いたこともあったが、春分前後からは日当りの良くなる場所。
  半日蔭でも大丈夫と思われる3品種を植え付けてみた。
  3時間くらいの作業くらいで疲れたが、春が楽しみになる。

     
  □ 今日のバラの植え付け作業を、門扉の上から見ていた「ビオラ」
    空気は冷たいのですが、冬の青空もすがすがしい気分がしました。
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薔薇に寄せて ~七草が明けて~

2009年01月08日 00時00分50秒 | 小寒
        □ ウィリアム・シェイクスピア2000    2006年5月22日
         (William Shakespeare 2000/S/2000/D.Austin/England)
          私のバラ栽培への直接のきっかけとなった花。
          今回のバラは、すべて3年前の二年生大苗が春に咲いた姿です。

 【お知らせ】の(その後)

        ご心配をおかけしてすみません。
        親友のお父さんが亡くなられて、告別式に参列しました。
        大切な方がまた一人、心の中の人になられました。
        ただただ、切ないものです。

                       2009年1月11日 23時10分

                        
                    □ 私が生まれて育ったところ、最寄駅。
                       高校以来の親友は、その隣の駅。

                      (当時の会話)
                       友「こっちが東京に近かとばい」
                       私「そいでん、特急の止まらんたいね」


 【お知らせ】
        いつも見に来ていただきまして、ありがとうございます。
        急用につき、週末は家を離れることになりました。
        アップデートやコメントのレスポンスは連休明けになります。
        申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

                       2009年1月8日 22時15分

◇ 早いもので、ブログを始めてから、3年が経ってしまった。
  この期間、一旦止めたり、休んだり、止めかかったり…。
  そうこうしながらも、取り合えず薔薇と歩んだ3年間ではある。
  薔薇は棘があっても足はないのだから、実際歩んだのは私だけ…。

     
   □ エグランタイン (一番花、最初に咲きました) 2006年5月9日
        (Eglantyne 'Masako'/S/1994/D.Austin/England)

     
                              2006年5月11日

◇ 2005年10月のこと、仕事の関係で、ある野菜の種をネット検索していた。
  ヒットしたサイトが「園芸ネット」それも薔薇の大苗の予約募集中。
  画面いっぱいに、ハボタン(!?)のような、見たこともない大輪の薔薇。
  それが、イングリッシュ・ローズ「ウィリアム・シェイクスピア2000」だった。
  
     
    □ ウィリアム・シェイクスピア2000 (二番花) 2006年6月14日
      (William Shakespeare 2000/S/2000/D.Austin/England)

     
                              2006年7月7日

◇ 別に、抜けそうなコンセントに触れた訳ではないが、電気的ショック
  瞬間、むずかしいとの先入観で全く敬遠していた薔薇を、栽培したいと思った。 
  イングリッシュローズは改良が進んでいて、育てやすく四季咲きがほとんど。
  相対的には高価でも、初心者にはお薦め、そんな園芸家の言葉を信じた。

     
          □ ヘリテージ       2006年5月19日
            (Heritage/S/1984/D.Austin/England)

◇ 初年度は大苗をネット通販と園芸店で購入して、すべて鉢に植え替えた。
  植え付ける前、植えた後、しばらくの間は、毎日が心配で仕方なかった。
  根付くのか、最初から付いている葉っぱは放置するのか、剪定は必要か…。
  バラの本を読んでも、些細なことでも私には肝心な心配事には応えてくれない。

             

     
       □ ジュビリー・セレブレイション   2006年6月19日
         (Jubilee Celebration/S/2002/D.Austin/England)

◇ 薔薇栽培に向く土造りがすべて…講釈は多いが、そうそう材料が揃わない。
  結局、園芸店で「京成バラ園芸」の薔薇の土を購入…今でも鉢植え用の中心。
  一年間「やるべきこと」や「ベからず集」が、ご丁寧に月毎に、うるさいくらい。
  テキストで内容が180度異なって、混乱の原因(支柱は立てろ⇔立てるな等)。

     
          □ シャルロット      2006年5月27日
            (Charlotte/S/1993/D.Austin/England)

◇ 4時間以上の日照が必要…うちは豪邸じゃない、薔薇はそんなに高嶺の花?
  肥料は元肥・寒肥で十分、多肥は百害あって一利なし⇔花後の追肥忘れずに。
  冬、強剪定は良い新芽のすぐ上で、夏の弱剪定はだいたいの位置で⇔
  枝振り・新芽を入念に見て、一番花の枝の剪定は…いちいち憶えられるかぁ!

     
          □ スカボロ・フェア       2006年6月14日
          (Scarborough Fair/S/2003/D.Austin/England)

◇ 3年間の経験上、購入後一年間はとにかく良く観察する(異変の体験)。
  花の多い少ないの意味→株の幼さや環境(水、病害虫、日照、土壌、肥料)。
  買うは易しい→安物買いの銭失いでなく評価の定まった品種、育種家自信作。
  費用対効果を考えて→時は金なり、夢も園芸もお金と時間の制限あり(趣味)。

   薔薇のどんな状態に一番「しあわせ」を感じるのか…それに尽きると思う。

     
       □ レオナルド・ダ・ヴィンチ      2006年5月27日
        (Leonardo Da Vinci/AT/Cl/1994/Meilland/France)

     
                             2006年5月28日

      
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穏やかな寒の入り

2009年01月05日 20時50分05秒 | 小寒
         □ 日本水仙の一角が、清楚な花の風情となりました。 

◇ 昨日と同じく、穏やかな日和となり、気温14度と寒さも緩んだ「寒の入り」
  今日は二十四節気のひとつ、「小寒」
  これから1か月くらいが、暦の上では、一年で最も寒い時季となる。
  こちらの日の出時刻が7時18分、玄関を出る頃に辺りはやっと白み出す。

     
          □ 冬の朝の空気の「色」が写っています。
            今朝の6時50分、日の出の30分くらい前。

◇ 朝の庭では、日本水仙がいち早くにぎやかになってきた。
  咲き始めた水仙もあれば、冷たい土の表面にやっと目を出した水仙もある。
  ムスカリやラナンキュラス、それぞれに春を目掛けて着々と…。
  クリスマス・ローズは青々として、今年の(!?)クリスマス明けを待つらしい。

     
         □ 中央の「ぜったいに黒」(ミヨシ)以外は、
           咲いてみないと私には品種がわかりません。
           どの株にも花芽がないのは、どうしてでしょう。

◇ ビオラの愛らしさに惹かれて、ついにパンジーが姿を消した(因果関係なし)。
  ビオラも一頃と比べたら、ずいぶん植付けの株が減った。
  それでも弾けたように一斉にこっちを向く、そんな賑やかなビオラの春を待つ。

     
      □ 門扉は、冬はあまり直射日光の届かないところなので、
        まだ北向きのアプローチ、お客さんを向いています。
        昨秋植え付け後、3分の1を切り戻したのに、もうこんなに。

◇ 元日に雪がちらついたとは言え、温暖化傾向が顕著な中での冬本番。
  四季咲きバラを見ていると、株は冬に休眠なんて、ここではとんでもない話。
  今月中には人為的に季節を区切らねばならない…単に私の一方的な都合。

     
     □ エグランタイン(Eglantyne/S/1994/D.Austin/England)

     
        □ いずれも、昨日(2009年1月4日)の様子です。
          もっと接写をして、枯れた背景が見えなければ、
          昨春の様子です…そう言っても不思議ないでしょう!?
          さすがに真冬につき、週末はこちらも雪の予報です。
          あと4日出勤したら、会社は「休み」です。
          年中「休み」のない皆様には、どうも、お疲れ様です。

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寒中、華あり

2008年01月20日 18時43分25秒 | 小寒
             □ 昨シーズン(?)の最後のバラは、雨に濡れて。。。

◇ 朝起きてみたら、計ったように雨。
  この降り方では、さすがに庭の作業は諦めなくてはなりません。
  一日をのんびりと、身体を動かすこともなく、ひたすらのんびりと過ごす。
  私にも恵みの雨だったのかもしれません。

     
           □ 肥後ポリアンサとアザレアにベコニア
            (このあと、玄関の軒下に置きました)

   
    (una poesia di oggi)

                 雨           北原白秋

           雨がふります 雨がふる
           遊びにゆきたし 傘はなし
           紅緒の木履も 緒が切れた


     
            □ プリムラ・ポリアンサ・クラウディア
              同系統の色、華のある初春の花だと思います。


◇ 切り花にしようした薔薇が、咲きそうな感じでしたので、そのままにしてましたら、
  冷たい雨の中、健気な姿が眩しくも見えました。
  ほかの薔薇は、全部剪定後のスースーした姿、余計に寒さを感じます。
  まあ、4か月後をを待ちましょう、すぐですから…。
  それまでは、このバラ咲きのプリムラ・ポリアンサ・クラウディアを楽しみます。

             

                 
              □ いつまでも雨に濡れて…。

◇ 昨日は絶好の庭仕事日和とまではなくても、時間はたっぷりありました。
  ですけど、ビリー隊長じゃなくて、体調がやや不調気味で止めました。
  どれくらい寝たか分からないくらいで、お陰で夜ちっとも眠くならなくて…。

     
        □ 大好きな色のプリムラ・ポリアンサ・クラウディア


◇ 今朝のフェリーで、娘が一週間だけと、帰って来ましたが、
  修士論文も提出したからか、ずいぶん明るい顔をしていました。
  去年のスペイン旅行が卒業旅行と思ってましたのに、2月下旬に中欧旅行だとか。
  いつまでもうらやましがってばかりじゃなくて、
  私も一週間くらい、どこかに行こうかなあ。

     
         □ わけのわからないオモチャの置物(息子の?)
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ささやかな至福の時

2008年01月16日 22時59分20秒 | 小寒
           □ 肥後ポリアン(プリムラ・ポリアンサの一種でしょうか)

◇ 朝の早い家内は、毎晩午後10時には床に入って、お好みの本を読んでいるみたい。
  息子が夜勤やデートで家にいないと、リヴィングは私と猫のささやかな気ままな空間。
  私はパソコンに向かっているか、テレビを見るか、読書をするか…時にうたた寝。
  パカラは、寝ぼすけですから、だいたい寝ていることが多いですね。

     
               □ マザーリーフの子沢山 

     
             □ パカラんちんの寝ぼすけさん

     
         □ 寝る前は、私たちの食事を欲しがるのです。
           自分の餌は、さっさと食べといて…。 

◇ 午後の10時から1時間が、私のプラチナ・アワー
  ブログに向かうか、DVDにクラシックのCDをかけて、読書するのが好きなんです。
  少し落ち着いたおととい(14日)の夜は、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」
  なぜか、曲のすべてを憶えてしまったかのような錯覚の中、
  澄んだ空気の中の清流みたいな、素朴な美しさの曲をバックに、読書ができるって、
  私にはささやかどころか、ほんとうに至福の時です。

     
   □ クラウディオ・アッバード指揮のウィーン・フィル盤は、私の宝石

◇ 読んでいますのは、司馬遼太郎作「坂の上の雲」
  松山ゆかりの明治の三人の男の大河のような物語です。
  冒頭に司馬さんが「多少あでやかすぎる」と評した句が出て来ますが、
  そんなことありません、ほわ~んとした、春爛漫の城下町、松山の一番いい季節。

             
            □ 確か、第六巻まであるはずです。
              司馬さんの文章は歯切れが良くて、
              速く読み進めます。

  
    (una poesia di oggi)

        春や昔 十五万石の 城下かな     正岡子規


◇ 今夜は続きを読みながら、昨日届いたCD、ジャクリーヌ・デュ・プレのチェロ独奏で、
  ドボルザークのチェロ協奏曲を聴くつもりです。
  読んでいるのがメインになるか、聴いているのが多いのか、どっちでしょうね。
  音楽と文学と、私には堪えられない、気品あふれる「おもちゃ」に思えます。

     
     □ この悲劇の天才チェリストは、難病「多発性硬化症」で
       真綿で締め付けられるように、42歳でこの世を去りました。
       デンティ・ベスに良く似た、白薔薇にその名を捧げられてます。


     
          □ 今年の数少ない寄せ植えです(14日撮影)。
  
  
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真冬の庭

2008年01月14日 22時33分43秒 | 小寒
                   □ ヘリテージ(Heritage:ER)
                     やっと冬剪定に地植え完了。
                     これまでのヘリテージの鉢には
                     パット・オースチン(ER)を。

◇ 昨日、庭作業スタイルのまま、お昼寝大爆睡で何もできませんでした。
  連休最終日の今日は、さすがに気合いが入っていて、10時から作業モード。
  とにかく、薔薇の剪定をすべて完了しました。
  …と思いきや、暗くなって片づけにかかった頃に、
  スカボロフェア(ER)を忘れてたのに気がつきました…が、また今度の休日。

     
        □ 名もなきバラ、私だけの「クリスマス・ローズ」
          戸外では咲ききれないとでしょうから、切り花にします。

◇ 夏と冬とでこうも違うのかと思うほどの南側の庭。
  この紫陽花の列もよくわかりませんね。
  まだ幼い苗ばかりなので、弱剪定に止めています。
  冬になるとあまり陽の当たらないところに、ほら、真っ白い「点」が…。

             
          □ 南側の東半分の紫陽花の列ですが…。

     
      □ 皆さんは、手前が何の花か、もうお分かりですよね。

◇ Haruさんのお勧めで、去年植えた、スノードロップです。
  いつの間にか芽吹いてて、蕾が見えてきたようですね。
  Haruさんのように、もう少し近づいてみましょう。

     
       □ ほら、かわいいでしょう、小人のソフトクリーム。

◇ これは、東側のムスカリと水仙の定点観察地。
  これには写っていないところにも、たくさん地面に顔を出したのがあります。
  花はなくても、いつになくにぎやかなコーナーです。

          
        □ これでも、随分と青々してきました。

             
            □ 反対側(北側)から真ん中辺りです。
              平鉢は、2.5mのアボガド、10年ものくらい。
              手前の土の濃いところは、白牡丹を植えたもの。

          
           □ アボガドの鉢にも、いろんなところから集めて、
             クロッカスを植えてみました。

          
         □ 初めて夏越しして花を咲かせた、ガーデン・シクラメンです。

            
               
                      □ テレビの温もりが好きなパカラ

               
                       □ 今は、おねむさんのようです。

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