折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

思いがけず、音楽の秋を一身に感じて♪

2007年10月31日 00時58分10秒 | 霜降
     □ シャルロット(Charlotte ER)とヘリテージ(Heritage ER)

◇ 思いがけずピアノデュオのチャリティコンサートのチケットをいただいて、
  仕事を早く切り上げて、家内と二人で会場に向かいました。

                    
        □ 日に日につぼみが開いて行きます。至福の時。

◇ 中井恒仁(なかい のぶひと)さんと武田美和子さんの若いご夫妻のピアノ。
  プログラムは行ってみないとわからなかったのですが、やはりポピュラー・クラシック。

      

     

         □ ジュビリー・セレブレイション(Jubilee Cerebration ER)
     

◇ 連弾、ソロ、そして2台のピアノの演奏。
  8列目のど真ん中で聴くことができました。

     
          □ ヘリテージ(Heritage ER)


◇ 連弾では、エルガーの「愛の挨拶」
  ヴァイオリンとかチェロの演奏でも、みんなが知っているようなポピュラーで
  愛情あふれる、ほのぼのとした曲。
  さすがご夫婦、息もぴったりで、うっとりの一曲でした。

          
             □ チャールズ・レニー・マッキントッシュ(ER)

◇ ソロでは、旦那さんの方がショパンの「英雄ポロネーズ」
  力強く唸りをあげるような、サラプレッドの疾走のような気迫の演奏。

          
         □ フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki HP/CL)

◇ 奥様の方は、ショパンの「幻想即興曲」
  これが弾けるようになりたくて5歳から頑張りましたとのこと。
  ショパンのロマンティシズムと祖国ポーランドを離れて二度と帰れなかった、
  彼の望郷の念とが合わさったところを抒情的に表現されていました。
  ショパンの曲でこれが一番好きです。

          
           □ ジュード・ジ・オブスキュア(Jude the Obscure ER)

◇ そして、もう一つがリストの「ラ・カンパネラ」これも奥様の美和子さん。
  生演奏で聴いたのは初めてでした。
  技巧的な右手の指使いも少し見ることができて、素人目にも難曲に思えました。
  リストの曲で一番好きな曲。

     
      □ L.D.ブレスウェイト(L.D.Braithwaite ER) 赤と黄

◇ そして、私にはアンコールがとても素晴らしいと思いました。
  映画「スティング」のテーマ曲。
  これを2台のピアノで、楽しく優しく、そして迫力十分に弾いておられました。
  私たちにお気に入りの共通点はほとんどありませんが(水と油のA型B型)、
  ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの熱烈なファンという一致点が…。
  他に讃岐のうどんには目がないという辺りくらいしか…。

          

◇ 話は変わりますが、10月30日は、パカラ(Paccarat)がわが家の一員となった日。
  たった一年の今昔物語…。

         
                              (2006年10月30日-31日)

     

          

                                          
                          (2007年10月30日)

  ☆ 夕方「フリチラリア・メレアグリス」(ユリ科・バイモ属の球根植物)の
    球根を植え付けました。

  
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秋薔薇の咲く季節に、来春を夢見て。

2007年10月28日 23時54分31秒 | 霜降
            □ ジュード・ジ・オブスキュア(Jude the Obscure ER)
              アプリコット色、ディープカップにまた逢えました。

◇ 昨日の強風が一転して、さわやかな秋風の吹く日曜日になりました。
  午後からは少し汗ばむくらいの陽気でした。
  秋薔薇も新入りがあって、また仲間が増えたことを先んじた花達は喜んでます。

     
    □ フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki HP/CL) 

     
            □ エグランタイン(Eglantyne ER)

     
         □ グラミス・キャッスル(Glamis Castle ER)

     

     
  □ ヘリテージ(Heritage ER)は、枝振りに奥行きが感じられます。

     
        □ 何品種ものミニチュアバラです。
          少しワイルドな雰囲気(手入れが足りないだけ)。

◇ こんな風にいつまでも夏と秋が交互に現れたり、混ざり合ったり。
  今年の花に限って言えば、立ち去り難い夏のようです。
  
     
 □ 秋モードの西洋朝顔「ヘブンリー・ブルー」に満開の「ローズマリー」
 
◇ 庭のあちらこちらに夏の名残りが、まだ生きている夏がそこここに。

     
         □ アメジスト・セージはいつまで咲くんでしょう。
           ビオラのハンギングと。

◇ そんな中を、もう冬支度ならぬ、来春の花咲く庭を夢見て心行くまでの園芸作業。

     
            □ 秋の七草「藤袴」は満開です。
              これも、ビオラのハンギングと。

     
      □ サフランって「秋咲きクロッカス」だそうな。本当?

◇ 今日は、牡丹の鉢植えを地植えにしました。
  それにいつもは目にすることのない、西側の空の鉢置き場みたいになっている地所。
  そこに芽を出した水仙を根こそぎ引っこ抜いて、ムスカリの東側に植え換えました。
  おそらく日本水仙ですが、大きめの球根を中心にあちらこちらに植えてみました。
  80個くらい植えましたが、場所が変わって、来春は咲くかもしれません。

             

        □ これを定点観測としましょう。まだまだ疎らです。

◇ あとは、チューリップを三種類植えました。
  チューリップの植え付けはお仕舞いです。
  来週ですね、ラナンキュラスは…百合も。

   ☆ アントワネット(枝咲き・イエロー)  地植え
   ☆ ヘミスフェア (二色咲き・紅系統) 地植え

   ☆ プリティ・ウーマン(ユリ咲き・真紅) 鉢植え
       ムスカリ(マウント・フッド)との寄せ植え

  娘が私のバースデイプレゼントしてくれた名札に、名前を書きました。
  メインは薔薇作業のガーデン・グローブですが、もったいなくて、冬剪定からね…。
  雨に濡れるからと、お気に入りの傘をささないのといっしょです。

          
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別府、お昼寝、園芸作業はちょっとだけ。

2007年10月27日 23時50分59秒 | 霜降
         □ 秋空を望み、天に届きそうなエグランタイン(Eglantyne ER)

◇ 今日は午前中は別府までドライブ。
  朝から北寄りの強風。
  別府湾は白波が立ち、国東半島そして遠く四国が望めました。
  夕方までずっと強風は止まず、薔薇の枝も大きく揺れ続けていました。
  そんな中で、私の背丈よりも高い所に、薔薇が一輪咲いています。
  風が吹いてもそう簡単には揺れない、凛としたお行儀の良い薔薇。

        
            □ 西日の当るエグランタイン(ER)。

     
     □ 角度によって、こんなにも違う花の姿、エグランタイン(ER)。

     
    □ フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki HP/CL)
      これも、エグランタインにお付き合いしてるかのよう。

◇ 別府へ出かける寸前に、パカラ(Paccarat)が二階から外へ逃げ出しました。
  付近を捜して見たら、お隣で面白そうに遊んでます。
  もう放っといて出掛けようやと言いながら、私は庭で新しい芽を出しかけた、
  水仙などを見ておりました。
  ふと気がついたら、しゃがんで眺めている私の横に黙ってちょこんと座っている
  
    「なんや、誰も遊んでくれるお友達がおらんかったん?」
    「………

             
           □ 種蒔き数日で、小さい芽が無数に~これを間引くのかぁ…。
   
◇ 私らが出かけて、家に誰もいなくなる予感がすると、なんとなくすねた表情をします。
  すごくおとなしくなって、玄関までお見送りに来てくれます。

             

                         
◇ 帰って来て、私たちのお昼は讃岐うどん(うどんは讃岐以外は食べません)。
  そのあと、例の大爆睡のおお昼寝。
  目が覚めて、やおら起きて、まずビオラのポット苗をハンギングに植え付け四つ。

     

     

◇ そのあとは写真を撮るだけで、もう作業を止めちゃいました。
  なぜか蚊が多くて、気分が削がれたようで…少し疲れてますかね。

     
          □ 北からの強風に南へなびく薔薇達。
     
     
     
     
        □ シャルロット(Charlotte ER)の開花です。

          

          
           □ 金木犀と合わせるようにオレンジ色の鮮やかな薔薇。
             名前を知らない…。

◇ 本日10月27日からは「読書週間」
  源氏物語の続きでも読むことにしましょう。
  秋の夜長は、本と音楽と…モーツァルトのピアノ協奏曲を聴きましょう。
  夏の名残と初秋の余韻の中で…。
  明日は、ラナンキュラスの植え付け、チューリップもまだ残ってました。

     
    □ ブーゲンビリア Bougainvillaea 
      (オシロイバナ科・ブーゲンビリア属の非耐寒性のつる性低木)

               
       □ アマギリンドウ(リンドウ科・リンドウ属の耐寒性の多年草)

               

     
          □ 夕顔とレオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL)
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橙色の一角、晩秋の始まり。

2007年10月26日 23時53分40秒 | 霜降
         □ アルバ・セミプレナ(OD)、ダルマ萩、水仙の芽吹きのコーナーが…。

◇ このところ、住宅街に目立つのは、一つはハナミズキの紅葉。
  どのお宅の花水木も美しく紅葉して落葉し始めています。
  もう一つは、通りを歩いてみて垣根から目立つもの。
  ぴょんぴょんと枝が飛び出しています。
  この夏に伸びも伸びたりモッコウバラですね。
  そして私の家もそうですが、金木犀の花がこの数日の雨にたたられて、
  はらはらとこぼれて落ちて…。
  庭も歩道も一面の橙色。
  この辺りから毎年秋の深まりを感じます。

     
           □ まだまだこんなに咲いているのに…。

     
            □ ヤブ蘭や沈丁花にも降りかかり…。

  
   (una poesia di oggi)

       金木犀こぼれたまりて雨止みぬ     久保より江

     
         □ 猛暑に生き残った、クリスマスローズにも…。

◇ 原種のシクラメンという鉢植えを求めました。
  ガーデンシクラメンを二鉢夏越しすることができて、今度はこれにチャレンジと…。
  薄いピンクと真綿色と…ホワイトの方を連れて帰ったものです。
  暖かい九州なら、注意したら越冬可能かなあと思ってます。

     
       □ シクラメン・ヘデリフォリウム
        (サクラソウ科・シクラメン属の半耐寒性の多年草)

◇ 薔薇は雨にたたられて、先に咲いたものは花びらを散らしていました。
  そしてまた、花の入れ替わりが始まりそうです。
  秋は深まるものの、以前ほど急に震えるほど寒くなりそうもありません。
  11月も薔薇の季節となりそうです。

     
          □ L.D.ブレスウェイト(L.D.Braithwaite ER)

     
              □ アイスバーグ(Iceberg FL)


          

          
               □ スカボロフェア(Scarborough Fair ER)
  
  ☆☆☆ ここまでは、しべが黄色く目立ちます。
      つぎは、黄色い薔薇の蕾、待ちました。 

     
            □ シャルロット(Charlotte ER)
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季節は巡る…少しずつ薔薇が咲き変わり…。

2007年10月25日 23時56分56秒 | 霜降
□ 猫の額の南東部分、ヘリテージ、アイスバーグ、ジュベリー・セレブレイション…。
  赤い薔薇は、L.D.ブレスウェイトです。

◇ 東西3,000kmの広がりを持った高気圧の西の縁にあるせいか、
  午後から断続的に雨が降っています。
  朝はまだ青空が覗いていましたが、湿気を含んだような雲が
  あちらこちらに見られました。

     

          

    
              □ ヘリテージ (Heritage ER)

◇ この頃、会社の広い敷地では、セキレイ(セグロセキレイ)を見かけます。
  自転車置き場まで、帰りのチャリをこいでますと、前方に

  「こっちよ、こっち、おじちゃん、はやく チュチュンのチュン」
 
  つがいの二羽が、ユーモラスにアスファルト道路で跳ねています。
  ここにも秋を感じてしまいます。
  ただ、せめて「おにいさん」と招いてほしいのに。

    
           □ アイスバーグ (Iceberg FL)

◇ そう言えば、かすかな春の到来を真っ先に告げてくれるあの小鳥。
  春から夏にかけて、ピーチク、パーチクのヒバリ(カンムリヒバリ)はいずこへ。
  渡り鳥なんでしょうか…山へ芝刈りに、川へ洗濯にニュービーズの特価品を買いに…。
  揚げ雲雀、空高くピーチク、チッチッチッの賑やかさは、いつの間にか消えてました。
  ハイドンの弦楽四重奏曲では、ウキウキするような「ひばり」の声が聴けるのですが。

     
      □ ジュビリー・セレブレイション(Jubilee Celebration ER)

◇ いなくなっては現われて、またいなくなったことさえ、いつの間にか忘れてしまう。
  季節が巡るって、無意識の中でも、静かに着実に進んでいるようです。
  また巡り来るって、考えてみれば幸せなことです。
  日本の四季を次世代に残すため、どんな些細なことでも役割が果たせればいいな。

          

     
        □ L.D.ブレスウェイト (L.D.Braithwaite ER)

◇ 私のうちの近所には、自然公園があって、野鳥の森もあります。
  当然、そこの鳥達が、こちらの庭の木々に止まってさえずることもあるんです。

     
      □ レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci AT/CL)

◇ でも、きれいな小鳥であればあるほど、うん?って…。
  即座に分かれば、どんなに楽しいだろうなあとよく思います。
  知っている人には思い出せる時間を与えてくれるのに、
  いつも神戸港の船の汽笛のようにボーっとしてるか、
  食べることしか興味のないような、こんなバラバラ人間には、
  ほんのちょっとの考える暇もくれないんです。

     
□ チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh ER)

◇ ウグイスとメジロはわかりますし、目黒・恵比寿・渋谷・原宿・代々木・新宿と…。
  駅は知ってても鳴きはほとんど知らない。
  コジュケイ、カッコウ、不恰好とは私のこと。。。

      
          □ スカボロフェア(Scarborough Fair ER)

         
          (una poesia di oggi)

            Are you going to Scarborough Fair?
            Parsley, sage, rosemary and thyme.
            Remember me to one who lives there.
            She once was a true love of mine. ♪

            Have her make me a cambric shirt.
            Parsley, sage, rosemary and thyme。
            Without a seam or fine needle work.
            And then she'll be a true love of mine. ♪

                    …………

◇ なんだか、訳の分からない小鳥のお話になってしまいました。
  花の絵葉書を描かれる家内のお友達が、マンデビラがきれいって、
  少し切り取って帰って行かれたそうです。
  絵にされるのかなあ…ここは、まだ夏の趣。
  薔薇は咲く品種が決まってしまいました。
  シャルロット(ER)を待ちましょうっと。

     



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季節は動き…秋の薔薇。

2007年10月24日 23時59分11秒 | 霜降
         □ 緑濃い中で、朝の陽ざしを隠れるように、ヘリテージ(ER)

◇ 今日は二十四節気の霜降(そうこう)
  つまりそうこうしている間にすぐに立冬、そして師走になりますよ。
  せわしくなりますよう…な~んてわけ、絶対にありません。

  今日もけさの薔薇の花とともにお付き合いのほどを…。

     
             □ ヘリテージ(ER) 大輪です。

◇ 昨日までは「寒露」(かんろ=同名の飴をひたすらナメて、食べ尽す季節)でした
  まっ、本来の意味は、読んで字の如しですから、省略します。

     
      □ 一番付き合いの長い(15年以上!?)、名も知らぬバラ。

     
          □ レオナルド・ダ・ヴィンチ(AT/CL) 
            朝顔がほぼ終わり、出番とばかりに…。

◇ 今日からは、夜露となるはずの地面近くの湿り気が、
  冷気に冷やされて、とうとう霜になって地面に静かに降りてくる頃。
  ここ九州も瀬戸内海側では、それもまだまだのようです。

     
   □ アブラハム・ダービー(ER) 大輪過ぎて、ずっとおじぎのまま…。

◇ 週末は天気が下り坂になるかもしれないという予報ですから(明日午後は予報)、
  霜が降りるほど、秋の朝の空気が冷気に凍えるということもなさそうです。

     
            □ L.D.ブレスウェイト(ER) 真紅 

◇ 私は知らなかったのですが、この「霜降」から次の「立冬」までに吹く
  北寄りの冷たい風を「木枯らし」というみたいです。
  まあ、旧暦が新暦よりも一ヶ月近く遅いですから、木枯らしの方がこんなに早く
  吹いて良いものかと、戸惑うのかもしれません。
  「木枯らし」というより「紅葉」の真っただ中への入口がこの季節。
  でも地球温暖化、夏の異常気象の影響で、今年も紅葉が遅れるとのこと。
  今年、こちらのような里の紅葉はどうなるのでしょう。

     
               □ アイスバーグ(FL) 
          
             お前は夜が 夜が明けると 
             雪のような 花嫁衣装を着るのか ♪
                              (かぐや姫 「妹よ」)

◇ 今朝の庭の様子も、昨日とほとんど変わりません。
  薔薇の花に変化、つまり蕾の開花、花の生長とその行き着くところ。
  全体的には、夏と秋がほとんど入れ替わりました。
  朝顔もだいたいお仕舞い、マンデビラはいつまでも咲き続けてます。
  朝顔は種を少し取りたいので、それができるまでしばらくは待ちます。

     
  □ グラミス・キャッスル(ER) 深い味わいのチーズでもできそうな色

◇ チューリップはほとんど植え終わりました…と思いきや…。
  オランダみやげの30球の混合ダブルスが残っていました。
  これは鉢植えにして、ムスカリの白と水色を少し寄せ植えにしました。
  開花の時期が合えばいいのですが…。

     
         □ チャールズ・レンイー・マッキントッシュ(ER)    

◇ 「楊貴妃」という名の女性ではなくて(そうだったらサインをもらいます)、
  チューリップも植え損ねてましたので、これもムスカリと寄せ植えにしました。
  ぎゅうぎゅうに、でもお互いのバルブが痛まない程度に詰め込みました。

     
            □ コントゥ・ドゥ・シャンボール(OD)

◇ 球根を植えながら、ふとこんな歌をうたっているのに気がつきました。

     悪女になるなら 月夜はお止しよ 素直になり過ぎる
     隠しておいた言葉 ホロリこぼれてしまう(行かないで) ♪

  気がついてからは、中島みゆきの大特集でした

     
         □ エグランタイン(ER)
           花の色といい姿といい、落ち着きがあります。

◇ 球根も残りは、アネモネとラナンキュラスとフリージアとムスカリ10球。
  全部鉢植えにするつもりです。
  アネモネは、百合の花園(になればのたら話)の隣りに16球がいいでしょうか。
  おっと待てよ、百合の球根がごっそり残ってる…。
  それでも、球根の植付けも今週末でお仕舞い(の予定)です。
  今年はペースが早いですから、寒くなるまでにしっかりと根を張ることでしょう。

    
            □ フローランス・ドゥラートル(FL)
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今宵、十三夜

2007年10月23日 23時55分55秒 | 寒露
                 □ 南中しつつある十三夜のお月さま 

◇ 今宵は、『十三夜』…豆名月とか栗名月とも呼ばれているそうです。
  そう言われると、坂見輝月堂(愛媛県内子町)の栗饅頭でも口にしたくなります。
  内子(うちこ)は、作家、大江健三郎さんの故郷でもあるんです。

          
                    □ アイスバーグ(FL)

◇ まだ独身の頃、友達4人で夜中に土佐の高知までドライブしたその夜。
  桂浜から望む太平洋から寄せる波が、月の光に照らされてました。
  ずっとずっと記憶の向こうですが ~月の名所は桂浜、よさこい、よさこい~♪
  その夜は、十三夜ではなかったのは確かです。
  でも、6月頃の満月だったような記憶があります。
  ただただ幻想的な夜でした。

          
                    □ エグランタイン(ER)

           ※今夜も薔薇の画像を貼り付けています。

  
   (una poesia di oggi)

      水の音くらきにきこえ十三夜     久保田万太郎


          
       □ 水遣りホースじゃなくて、ウィンチェスター・キャシードラル(ER)

   
      別れりゃ三月 待ちわびる
      女心の やるせなさ
      明日はいらない 今夜が欲しい
      港ぉ 高知 高松ぅ 八幡浜ぁ♪  これは「港町ブルース」(森進一)


◇ 徳島、そして松山と…。
  四国の町はそれぞれ個性的で、しっとりとした落ち着いた情緒があります。
  いずこも好きでしたが、とりわけ松山は今でも住みたい町の№1。
  城山そして天守閣のある風景、人情、ただそれだけの理由なんですが…。
  その城山を眺めた第一印象って、なぜかずっと心に残ります。

          
                  □ アブラハム・ダービー(ER)


  
   (una poesia di oggi)

      春や昔十五万石の城下かな     正岡子規


     

          
                □ コントゥ・ドゥ・シャンボール(OD)

◇ もうひとつ「十三夜」に似て否なるもの。
  ウィリアム・シェイクスピアの喜劇、ご存知の方も…。
  もっとも、英文学は家内のジャンルですが。
  『十二夜』(Twelfth Night or What You Will 1602年頃)です。
  私のお気に入りの女優、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)が、アカデミー
  主演女優賞を取った『恋におちたシェイクスピア』(Shakespeare in Love 1998)
  ラストは恋に破れたシェイクスピアが、着想を得て『十二夜』を書き始めたシーン…。

          

          
                 □ ジュビリー・セレブレイション(ER)

          
             □ ジュビリー・セレブレイション(ER)の向こうに
               ウィリアム・シェイクスピア2000(ER)の深紅の蕾。


◇ 仏教徒(敬虔さの欠片もない!)ですので、よくは存じません。
  『十二夜』とは、クリスマス(12月25日)から12日目、すなわち 1月6日の夜。
  これを『顕現日』(The Epiphany or The Twelfth Day)と呼ぶそうです。
  つまり、東方の三博士が、ベツレヘムで幼子キリストに礼拝した日。
  映画「ベン・ハー」でも、冒頭にそんなシーンがありました。
  この辺りは、キリスト教徒ではなくても、案外知ってますね。
  ここまでがクリスマスシーズンだそうな…。
  こちらでは、お正月もお仕舞い、すぐに七草粥(1月7日)に鏡開き(11日)。

          
                   □ グラミス・キャッスル(ER)

◇ 樋口一葉にも名作「十三夜」があるそうですが、さすがに読んだことはありません。
  今夜は、「キャンディクラブ」という枝咲きのチューリップを花壇に植えました。

          

          
                  □ フローランス・ドゥラートル(FL)


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もののあはれは秋こそまされと人ごとに言ふめれど…

2007年10月22日 23時41分23秒 | 寒露
            □ ジュビリー・セレブレイション(ER)の開花です。

◇ 昨日の朝、そして今朝、ひんやりとした空気に秋の深まりを感じました。
  画像はありませんが、庭の「ハナミズキ」の幼木が、一人前に紅葉しています。
  そして自分だけの秋を確かめるかのように、じわりと薔薇の花が咲いています。
  今朝はジュビリー・セレブレイション(ER)、確かこの秋最初の花のはずです。

          
        □ イングリッシュローズ唯一のサーモンピンクの色彩に惹かれて。
          蕾がたくさん控えているんですよ。

◇ 当たり前のことですが、9月くらいまでの暑い時季に咲いていたのとは、
  比べ物にならないほどの花もちのよさです。
  土曜、日曜と、かなり強風の時間帯がありましたが、ハラハラと散り行く花は
  一つもありませんでした。

         
       □ アイスバーグ(FL) 真白き富士の嶺、あくまで純粋な敬虔な白

         
       □ グラミス・キャッスル(ER) 白い花に濃厚さ(?)が加わりました。

          
       □ ウィンチェスター・キャシードラル(ER) ややあっさりとしたホワイト。
         我が道を行くような薔薇。風に吹かれて♪

◇ 咲いては散り、また咲いては散り、少しずつ変わり行く薔薇の姿。
  こちらが咲けば、負けじとあちらも、でもどの薔薇も春とは違って、ほんにゆったりと。

          
            □ アブラハム・ダービー(ER) ピアノ、ピアーノ!

          
    □ フローランス・ドゥラートル(FL) 紫陽花の葉っぱの上で咲いています。

◇ 春とは違って小振りでも、その分濃い色合いが多いようで、その分だけ
  暑い夏を越してきた「たくましさ」さえ感じます。

          
         □ エグランタイン(ER) 咲き続けながら次第に大きくなります。

          
                    □ ヘリテージ(ER)の蕾

          
                    □ シャルロット(ER)の蕾

◇ 二日連続、最低気温が10℃を切った朝。
  仕事始めに先立って、ラジオ体操をしています。
  私は一人、いつも桜の大木の前で、大きく腕を伸ばして背伸びの運動から~♪
  強風の影響で、まるで桜の枯葉の洪水を踏みしめて・・・。
  葉っぱは違うのに、こんな短歌を思い出していました。


(una poesia di oggi)
  
  おりたちて今朝の寒さを驚きぬ 露しとしとと柿の落ち葉深く  伊藤左千夫
                                       (1864-1913)

   ※ 「驚きぬ」以外は、すべて「自分」のまわりの自然(現象)をありのまま、
     淡々と表現しているだけ。
     写実派の歌は、万葉人のそれと千年以上の時を経て、確実につながっている
     ようにさえ感じます。
     内気は私(!?)は、このような素朴な歌も好きです。
     でも言葉による表現の技巧も多様性も好きですから、新古今集の深山のような、
     どこまでも入り込める世界にあこがれてしまいます。

                   
                     □ 香りの薔薇 コントゥ・ドゥ・シャンボール(OD)
                       少しずつ、花びらの形が変化していきます。

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オールドローズの香り

2007年10月21日 23時47分11秒 | 寒露
                 □ コントゥ・ドゥ・シャンボール(P)

◇ 今日は一日は、爽やかな秋晴れの一日でした。
  昨日気がついたオールドローズの蕾、もう開花寸前の模様。
  思いがけぬ返り咲きに、感激しました。

     
              □ 昨日 2007年10月20日

◇ どちらかと言えば、やわらかく優しさで包むかのようなピンク色。
  バラ大百科には、ライラック色を帯びているとあります。
  このように開花した時はカップ咲きに近い様子。
  おそらく、これから先、ロゼット咲き(クォーター・ロゼット)になります。
  香りが「ダマスク・クラシック」と呼ばれるように、悩殺されそうな芳しさです。

     
              □ 本日 2007年10月21日

◇ 先月でしたか、フレンチローズの売れ残りで、状態の一番良かったのを買いました。
  1000円の賭けでしたが、本日開花に至りました。
  この株はまだ花の形がよく決まってないようですが、若いから来年に期待します。
          
          

         
                  □ ドミニク・ロワゾー(Fl)      

◇ ピンクの蕾が、開花したらホワイトと華麗に変化するのに、最初驚きました。
  そんな薔薇の二種。

     
          □ ウィンチェスター・キャシードラル(ER)

◇ 私には白雪姫の印象と結びつく薔薇。
  これは、今年の新苗とは思えないほど、この夏生長して次々に開花しています。

          

          
                  □ グラミス・キャッスル(ER)

◇ パカラは、ちょっと体調を崩しまして、けさ病院に連れて行って注射を3本
  午後4時くらいから、急に元気になって走り回りだしました。 
  でも、今日一日絶食…私も付き合えば良かった。

     
      □ 娘の膝の上で眠いパカラ(2007年10月20日)

◇ いま、少し腰がだるいです。
  足の痛みは、すっかり引きました。
  だから、お出掛けと、娘がフェリーで神戸(西宮)に戻るのを見送る以外は、
  庭に出ていたのが多かったです。
  娘は、薔薇の作業用の手袋をプレゼントしてくれました
  
(本日の種蒔き、球根の植え付け)

   ☆ ハーブの種蒔き  セージ、タイム、カモミール、レモンバーム
   ☆ チューリップ    デルピエロ、スプリンググリーン
   ☆ ミニチューリップ  ファッション
   ☆ アイリス      ダッチアイリス
   ☆ 水仙        W.P.ミルナー
   ☆ ニホンカタクリ  エリスロニューム・ジャポニカ

          

          
       □ 金木犀の花も抜けるような秋空に映え、素晴らしい芳しさ。

  
  
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今日は何の日・・・。

2007年10月19日 23時56分41秒 | 寒露
  

◇ 今朝もあわてた出勤前。
  新聞を読む間もなくどころか、新聞受けに入ったまま。
  それでも、何か花は咲いてないかえぇ?
  毎朝、毎日一生懸命に咲いてくれているのに、
  あんまり変わり映えがしないなあとは、口が裂けても言えません。
  今、口が裂けました。

     
               □ エグランタイン(ER)

     
               □ スカボロフェア(ER)

◇ いよいよ本格化していく金木犀の花。
  日本には雄株しかないらしいですが、そういえば結実しないですね。
  甘い香りをかいでいますと、この甘味も、最終的にはお腹の中で分解されて
  脂肪になるのかしらんと、恐怖におののいたり・・・するわけがありません。
  でも、この頃ブーキャンの効き目が、体重だけで言えば、踊り場状態です。
  ただ男は黙って、継続あるのみです。

          

          

◇ 薔薇は咲いているものの、ここ数日アップしたのと同じ花ばかりです。
  ですから、色づいてきた蕾をアップしてみました。
  今年の大株なんか、春にこんな蕾がついたときには、特にウキウキしてました。

          
                □ ジュビリー・セレブレイション(ER)

          
                    □ エグランタイン(ER)

          
                 □ ウィリアム・シェイクスピア2000

          
               □ ウィンチェスター・キャシードラル(ER)

          
               □ アブラハム・ダービー(ER) 大輪の予感

◇ 今日の歴史を手短にお話しようと思っていたのでした。
  塩野七生さんのライフワーク『ローマ人の物語』全15巻。
  毎年一巻ずつ発行されて、毎年読むのが楽しみでした。
  それも、昨年末と言うか、この正月明けでおしまい。
  その第2巻ですから、「ハンニバル戦記」の巻は、1993年の作品です。
  つまりは、古代ローマの将軍スキピオが、有名な「ザマの戦い」で
  カルタゴの名将ハンニバルを破った日が、紀元前202年10月19日。

                  

          

◇ それから、土井晩翠が亡くなったのが、1952年10月19日。
  「荒城の月」の詞の作者です。
  作曲は大分所縁の人、滝廉太郎。
  「春のうららの隅田川♪」の作曲でも有名ですね。
  荒城の月は、大分県竹田市の岡城址をイメージして作曲したと言われています。

 
  (una poesia di oggi)     

       荒城の月      
                土井晩翠 作詞
                滝廉太郎 作曲

     春高楼の花の宴
     巡る盃かげさして
     千代の松が枝わけ出でし
     昔の光いまいずこ

     秋陣営の霜の色
     鳴きゆく雁の数見せて
     植うる剣に照りそいし
     昔の光いまいずこ

     いま荒城の夜半の月
     替らぬ光たがためぞ
     垣に残るはただ葛
     松に歌うはただ嵐

     天上影は替らねど
     栄枯は移る世の姿
     写さんとてか今もなお
     嗚呼荒城の夜半の月

                   
◇ もうすぐ十三夜(23日?)、早いものです。

     

          

               

                    
                 □ 今夜は可愛いレディのお客さん。
                   さっちゃん(3歳、てんびん座)が
                   遊びに来てくれました。

     

       

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