折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

花の春、今年は遅れているようです。

2011年03月30日 23時15分05秒 | 春分

◇ 早いもので三月もあとわずか、今日は日中気温も上がりようやく春めいて来たようで、辺りの桜の開花が進んでいました。

  今年に入って有給休暇を全く行使していないのに気がついて、週の半ばを一日休養日に充てることにしました。

  せっかくの休暇は久しぶりに映画に誘われました。

  今回は、本年度のアカデミー作品賞、主演男優賞など4部門でオスカーを受賞した「英国王のスピーチ」(The King's Speech 2010 イギリス)。

  気に入っている映画「炎のランナー」(Chariots of Fire 1981 イギリス アカデミー作品賞受賞)もそうなのですが、

  淡々と流れて行く話の中でさらりと描かれている人と人との関わり合いに、人間味という素朴な深い味わいの感じられる映画でした。

  そして、いかにも遅く感じる今年の春の訪れ。

  花の咲くことだけが春ではないとわかってはいるのですけれど、待ち望んでいる花の春はもう少しだけ先のようです。

 

□ 叡山菫

菫の花は春色を感じます。

 

□ こちらも爽やかな春色、ヒヤシンス。  

 

□ これは、アスチルベのような気がします。春の息吹。

 

□ こちらは、「らしく」育っています。 タイム

 

□ 白い牡丹、スタンバイ。

 

□ 咲き続けるヘレボルス「アーグチフォリウス」(左)

その向こうは3年目のバラ、レディー・オブ・メギンチ

 

   

2011年3月25日                           3月29日

□ パット・オースチン (Pat Austin S 1995 D.Austin England)

朝日を浴びて、若葉が瑞々しく感じられます。

 

   

□ クレマチス・アーマンディ「アップル・ブロッサム」

遅れていましたが、ようやく咲き始めました。

一気に春らしくなると期待しています。

 

がんばろう  日本 

 

 

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春は名のみの週末

2011年03月26日 23時51分05秒 | 春分

◇ 3月21日の熊本を皮切りに、22日は福岡、佐賀、23日には鹿児島、長崎、宮崎そして大分と、

  九州の県庁所在地では次々に桜の開花宣言が出されましたが、それにしても花冷えどころの騒ぎでない、寒波の土曜日です。

  明日日曜日までは気温の低い状態が続くとのこと、その後この時季らしい春めいた陽気が約束されているようで、

  待ちわびた春はすぐそこまで来ているには違いないようです。

  庭のメインは一応はバラということになっていますので、まだまだこの時季は花色に乏しい日々が続くのですが、

  目を凝らせばところどころにパラパラと咲く花が見えるようになってきました。

  3月中旬になって急に緑の新芽が見えて来たスミレ達が、気がつけば花芽が起き上がって来ていて、

  愛らしい癒しの一角がこの春も庭に戻って来ることにホッとするこの頃です。

 

□ 冷たい風、春の空にあらず。

 

    

2011年3月23日                             3月26日

□ クレマチス・アーマンディ「アップル・ブロッサム」  数輪開花していました。

 

  

□ バラ「イングリッシュ・ヘリテージ」と寄せ植えの

クレマチス「ダッチェス・オブ・エディンバラ」

地面からするすると新芽が伸びて来ました。

 

□ クレマチス・テキセンシス系「プリンセス・ダイアナ」

寒い日が続いても、新芽が日に日に伸びています。

 

□ ハーロウ・カー

 (Harlow Carr S 2004 D.Austin England) 

ようやく新芽が動き出した程度です。

 

  

                                2010年7月10日

□ クイーン・オブ・スウェーデン (Queen of Sweden S 2004 D.Austin England)

 挿し芽から一年経ったチビ苗をいくつか鉢替えしてみました。

 

  

                                2010年5月20日

□ ティー・クリッパー (Tea Clipper S 2006 D.Austin England)

 

    

                                2010年7月22日

□ クレア・オースチン (Claire Austin S 2007 D.Austin England)

 

□ 菊葉屋久島

 

□ 叡山菫   急速に花芽が伸びて来ました。

これに続くすみれ草がたくさん控えてます。

 

  

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春、昨日は暖かい雨、今日は冷たい雨

2011年03月21日 23時51分01秒 | 春分

 ◇ あの3月11日以降、春が違った歩みを始めたような気がしてなりません。

  昨日今日とこちらは雨模様の彼岸、想いはどうしても雲が低く垂れ込めた、遠い東の空に向かいます。

  「ゼロからのスタート」そうおっしゃってた同年輩の方の笑顔が、いつまでも心に残っています。

  雨に濡れたとて別段取り立てて心配することもなく…庭いじりさえ幸せなことだなんて、実際思いも及ばぬことだったのです。

 

□ 薄紅肥後(ウスベニヒゴ)   園芸品種を1ポット買ってみました。

 

□ 様々な春の芽吹き  これはホトトギス

 

□ チューリップ「レディ・ジェーン」

数がすっかり減っています。

この秋には、びっしり植え直すつもりです。

 

     

□ ムスカリがあちこちで顔を出し始めました。

 

□ 植えっ放しのヒヤシンスも…。

 

     

□ クレマチス 「アップル・ブロッサム」  数日で開花でしょうか。

 

□ 至る所で水仙の開花

ここはつるバラ↓の株元

 

      

2011.3.11                3.21

□ レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

 

□ アンブリッジ・ローズ

 

      

□ バラの芽欠きを少々やってみました(ジャクリーヌ・デュ・プレ)。

 

 

 

 

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できるときに、できることから

2011年03月18日 23時55分51秒 | 啓蟄

この度の大地震により被害を受けられた方々に、心からお見舞い申し上げます。

被災された方々お一人おひとりの一日も早い復興を切にお祈りします。

 

 

 

         

 

 

 

地震から一週間、これまでテレビや新聞を通じて目の当たりにする光景はみな想像を絶するものばかりです。

あの日のあと、夜になってもいつものように暖かく明るいわが家の室内を、私は何度となく見渡したものです。

こんな当たり前の暮らしが一瞬にして土台ごと崩れ、消え去る理不尽さに茫然としてしまいます。

どんなに小さくても温もりのある、ごく普通だからこそ幸せな暮らし、その何万とも知れない営みが、

かけがえのない命とともにあまりにも軽々しく破壊し尽くされ、そして流されて行きました。

 

 

 

         

 

 

 

こんな信じがたい現実の中であっても、被災者の皆さんは気丈にも耐え忍んでいらっしゃいます。

しかしいつまで続くかもしれない避難所での厳しい生活、そして想像しがたいご苦難を伴うであろう復興への再スタート。

私なんぞ、たとえ一筋の光の何万分の一にすらなれなくても、被災者の方々に光の射す方向に同じように向き合えたらと思っています。

自分自身の素直な気持ちをお届けできたら、そんな思いを見える形でご支援できたらと念じているところです。

 

 

 

            Pat Austin

 

                  2011.3.11                  2011.3.17

 

 

 

 

 

 

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バラの一番花を迎える準備、ようやく…。

2011年03月06日 21時33分09秒 | 啓蟄

◇ あまりに寒かった一月、土日に雪の降ることも多々あったのと私の怠惰な性分もあって、バラの冬作業は2月からやっと本格化したのでした。

  ここまで鉢植えの土替えが延々と続き、終りが来ないのではと思えるくらい遅々として進まなかったのが、ようやくほぼ完了しました。

  ウッド・フェンスへのバラの誘引も取りあえず終って、リビングから眺める東側の庭の雰囲気は、この春ずいぶん変わることになるでしょう。

  せっかくの日曜日だというのに朝からの雨模様で作業はのろのろ状態でしたが、バラのだいたいの配置も決まり、あとは一番花を待つばかりとなりました。

 

□ これがリビングの私の席から見える光景です。

つるバラを誘引して、フェンスに3品種、花壇に5品種となりました。

フェンスに誘引の品種は向かって左から

マダム・アルフレッド・キャリエール(B)

ロココ(S)

フローランス・ドゥラートル(S)

フェンスの下には、ヘレボルスの鉢植えを並べました(開花時に限定)。

 

☆☆☆ つまり、バラの配置はこのようになります。 ☆☆☆

[ウッド・フェンス側]

マダム・アルフレッド・キャリエール(N ホワイト)  ロココ(S アプリコット・ピンク)  フローランス・ドゥラートル(S ライラック・ピンク)

[花壇側]

ザ・ダーク・レディ(ER クリムズン)  ヤング・リシダス(ER マジェンタ・ピンク)  L.D.ブレスウェイト(ER クリムズン)

ハーロウ・カー(ER ローズ・ピンク)                            クイーン・オブ・スウェーデン(ER ソフト・ピンク)  

☆☆☆  花壇では、手前両端がピンク系統2品種、奥に赤系統3品種が並びます。  ☆☆☆           

 

 

□ 手前の花簪との寄せ植えは、ハーロウ・カー(ER)

 

□ マダム・アルフレッド・キャリエール(N)は2年目、

今年一年も鉢植えで成長を待つことにしました。

手前の地植えは、ザ・ダーク・レディ(ER)です。

 

□ ここ数日、バラの新芽に動きが出て来ました。

これは、L.D.ブレスウェイト(ER)です。

 

□ フローランス・ドゥラートル(S)

昨年、株が著しく成長した品種です。

 

□ フローランス・ドゥラートルの南隣り

パット・オースチン(ER)、わくわくしてきます。

 

□ 玄関前のアイスバーグ(F)、雨に濡れて。

 

  

□ イングリッシュ・ヘリテージ(ER)とクレマチス「ダッチェス・オブ・エディンバラ」

このクレマチスも急に新芽が動き出したようです。

 

□ クレマチス「プリンセス・ダイアナ」

新枝咲き、枯れ枝の剪定後に新芽がのぞいています。

 

□ 左側壁面に誘引のゼフィリーヌ・ドルーアン(B)

うちではいち早く新芽の展開が進んでいます。

 

□ 昨秋の娘の結婚式で娘たちからのプレゼント、ミニつるバラ「安曇野」

こんな鉢が3つあるのですが、これも新芽の展開が早いようです。

 

□ うっすら黄色のヘレボルス、愛らしくて気に入っています。

 

 

 

  

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寒い寒い桃の節句

2011年03月03日 23時33分36秒 | 雨水

◇ 弥生三月に入って急に冷え込んでいるここ数日ですが、二月下旬が割と暖かな日々でしたので余計に寒く感じられるようです。

  毎年雛祭りの頃はこちらではスギ花粉症がピークに向かう頃、若いときはかなり重症でしたがもう十年以上も前にほとんど治癒してしまいました。

  こちらの日の出時刻が6時40分頃、出勤前にようやく辺りが明るくなって庭の植物の様子がチェックできるようになりました。

  まだまだ庭に花の色は数少ないのですが、一週間単位で記憶を頼りに見渡してみると、あちらこちらに春色の点々が確かに広がっているのを感じています。 

 

 

□ この5年でもっとも遅い開花のヘレボルス達も、次第に咲き上がって来ました。

 

□ こちらは初開花かもしれません。昨年迎えた株のはずです。

 

    

□ (こちらの腹がつかえて!?)のぞくことも出来かねるくらいうなだれてる花ばかり。 ほらっ!

 

   

□ 右端の花は思いのほか明るい赤紫色です。

 

□ ゆっくり、ゆったり、イングリッシュ・ヘリテージ(ER)に寄せ植えのヘレボルス。

 

□ ハーロウ・カー(ER)に寄せ植えのハナカンザシ、ずいぶん開きました。

 

□ クレマチス「アップル・ブロッサム」 月末頃には開花を迎えるはずです。

 

□ うちの三月の花、玄関先の沈丁花。

 

□ バラの冬剪定の度に挿し芽も楽しみます。

 

                (una poesia di oggi)

      雛祭る 都はづれや 桃の月       与謝蕪村

 

 

   

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