折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

秋の薔薇、その入り口に

2012年08月26日 22時22分26秒 | 処暑

◇ 暦の上では順調に8月を「消化」して今月も残すところ1週間を切り、日一日と着実に秋に近づいているはずなのに、なかなかその気配すら感じられないこの頃です。

  過去最大級の台風が先ほど沖縄を通過して、これから東シナ海を北上するとの予報で、九州への直撃は免れそうですが、大きな被害のないことを祈るのみです。

  8月の上旬までは数少ないバラの開花は、どちらかと言えばイエロー系統の花が咲いていた記憶ですが、このところ明るいローズピンクの開花が目立ちます。

  目立つと言っても花の数はほんのわずか、それでも点にしかすぎないようなイエローからピンクへの彩りの変化が、まるで季節の移り変わりのように感じてしまうのでした。

 

□ 出張から帰ったら、ピンクのバラの開花が、若干進んでいました。

 

 □ ガートルード・ジェキル

(Gertrude Jekyll S 1986 D.Austin England)

 

□ 花の数こそ少ないのですが、猛暑下ですから…。

ほんのり、上品な香りも漂います。

 

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

ちらほら程度ですが、爽やかなピンクです。

 

□ マダム・アルフレッドゥ・キャリエール

(Mme. Alfred Carrière N 1879 J.Schwartz France)

これまで2度枯らして、なおかつなかなか咲かせられません。

ようやく今シーズンの花が咲き始めました。

ノワゼット系は、私にはとても難しいバラです。

 

□ 先日2度目の強剪定をした、クレマチス「プリンセス・ダイアナ」

出張から戻ってきたらずいぶん若芽が伸びていました。

三番花を見られるかもしれないと期待しています。

 

□ もうお仕舞かと思っていたクレマチスですが…

 

□ クレマチス、インテグリフォリア系「リトル・ボーイ」

(Clematis integrifolia Little Boy)

夕方には開花が始まっていました。

 

□ かすかにピンクを帯びたバラの蕾は、ドミニク・ロワゾー、

その向こうにほぼ先端まで咲き進んだクレマチスです。

 

□ クレマチス、ヘラクレイフォリア系「サンダー」

(Clematis heracleifolia 'Sander')

このクレマチスも適当な位置で剪定したら、

また花芽が伸びてくるのでしょうかね。

 

 

  

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にわか雨の多いこの頃

2012年08月22日 23時35分15秒 | 立秋

◇ 昨日8月21日の朝は、ざーざーという雨の音で目が覚めましたが、午前中は断続的な雨降りでいったん雨が止んで、寝る頃になって再度雨音。

  そのせいか猛暑も一息ついたようで最高気温28度と久々の真夏日を逃れ、夕刻には秋を感じさせる虫の音があちこちから聞こえていました。

  今日大阪に出張してまして、御堂筋の淀屋橋の電光掲示板を見上げたら「35.2」度!? 暑いはずやとよくよく見たら「3:52」(午後3時52分)、すぐに表示が変わって「33℃」

  どっちにしても猛暑の大阪に変わりなく、また明日の夕刻には大阪に出かけているという(2泊3日)…夏の疲れがどうのこうのと言ってる間もないこの頃です。

 

                                           2012年8月21日

□ エグランタイン

(Eglantyne S 1994 D.Austin England)

 

                                       8月20日

□ 雨が降っても晴れた朝でも、

やや濃いめのピンクに癒されている感じがします。

 

                                                8月20日

□ コーネリア

(Cornelia HMsk 1925 J.Pemberton England)

春のにぎやかさはありませんが、返り咲きの始まりです。

 

                                                8月22日

□  エブリン

(Evelyn S 1991 D.Austin England)

うちの庭では気まぐれなバラの筆頭か2番目あたり。

それでも時折ハッとする花を見せてくれる、愛すべきバラです。

 

                                   8月22日

□ ちょうど1か月前に剪定したバラ、

返り咲きが始まったということでしょうか。

 

□ ガートルード・ジェキル

(Gertrude Jekyll S 1986 D.Austin England)

このあと開花したことでしょう。

 

  

□ 7月22日に左の画像、上方のぴょんぴょん伸びた枝をバッサリ剪定しました。

 

◇ 先週は8月16日のお盆の帰省客で混雑する中を大阪に出張しました。

  午後の出発では相当に込み合うことが予想されましたので、早めにこちらを出発しました(会議は8月17日10時からでしたから、前泊が必要)。

  「お昼過ぎに着くんなら、向こうで遊べるね。何するん?」 「法隆寺で扇子買うてくるわ!」 四国出身の家内とは通常愛媛の言葉で会話します。 

  ともあれ、先週も今週も日中ものすごく暑い大阪に出かけてばかり、ため息が出そうです。

 

                                        8月16日

□ とにかく暑くて、くらくらした法隆寺(金堂と五重塔)

 

□ 夢殿

 

□ 初代の扇子が10年以上経って傷んだので、

二代目を買ってきました。

 

                                       8月16日

□ 小倉に向かう白い特急ソニック、TOTOの工場の窓に映ってます。

時速100kmで疾走してますので、ホンの一瞬のチャンスでした。

特急の窓からデジカメを構えた私の顔が…写ってる訳がありません!

 

                                       8月22日

□ これは大分を出発直後の別府湾、夏の朝です。

 

□ 次は別府にとまります。

 

  

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わずかに咲き継いで、夏のバラ

2012年08月19日 23時39分21秒 | 立秋

◇ 「一年で一番暑いこの頃」というブログ記事を更新してから、何だかずっと暑い暑い日が続いているように思います。

  この時季ですからバラの花はどの株も万遍なく咲く訳ではないのですが、ある品種に蕾が見え始めたら約1~2週間くらいは咲き続けるようます。

  もちろん、真夏のバラは朝の咲き始めが一番の見頃、残念ながら開花後のその日の夕方には同じ花とは思えないくらい傷んだりするものです。

  忙しくて十分なケアのできない毎日、また一つ枯れてしまいそうな株を見つけて、お気に入りのバラだけにショックですが、気を取り直してこの一週間のバラの花です。

 

                                  2012年8月15日

□ 上品な芳しさは、うちの庭では右に出るものがないような気がします。

オールド・ローズを庭に迎えるきっかけになった、ポートランド系のバラです。

 

□ コントゥ・ドゥ・シャンボール

(Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)

 

                                       8月13日

□ 日が射す前のやわらかい彩り、朝真っ先にこの花を見に行きます。

 

                                       8月14日

□ 翌朝には、もうピークを過ぎていました。

 

                                       8月16日

□ 出張に出かける朝も、見送ってくれているかのようでした。

 

                                       8月19日

□ クレア・オースチン

(Claire Austin S 2007 D.Austin England)

 

□ 明日の朝、この下の方の蕾の開花を楽しみに…。

 

                                                8月19日

□ シャルロット・オースチン

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

けさ、真っ青な空に最も映えていたバラでした。

 

                                       8月14日

□ 毎朝この株のどこかで、濃い黄色の蕾を見かけます。

 

                                                8月15日

□ 次の朝、こうしてチャーミングなカップ咲きが見られます。

 

                                                8月19日

□ ウィリアム・シェイクスピア2000

(William Shakespeare 2000 S 2000 D.Austin England)

このバラもたった一輪、朝の青空に映えていました。

 

                                       8月18日

□ クレマチスのドクター・ラッペル、たった一輪咲いてました。

 

                                                8月19日

□ 少し休んでいたビチセラ系のクレマチス、三たび咲き始めたようです。

 

□ クレマチス、ビチセラ系「ペンドラゴン」

(Clematis viticella 'Pendragon')

 

□ 愛らしい小輪の花、涼を呼ぶ花

 

                                       8月19日

□ 毎回載せてしまいまして恐縮なのですが、

この花が咲く咲かないで、辺りの雰囲気が全く違います。

 

 □ クレマチス、ヘラクレイフォリア系「サンダー」

(Clematis heracleifolia 'Sander')

結局、猛暑の夏の間中、バラやクレマチスに癒されています。

 

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雨の朝、夕立の午後、バラとクレマチス

2012年08月12日 19時33分15秒 | 立秋

◇ 土曜日に日付が変わった頃から雨、雨音をよそにいつの間にか寝入り、朝は雨だれの音で目を覚まし、その日は午前中ずっと雨でした。

  日曜日の今日は午後になってにわか雨、途中で雷鳴がひっきりなしに轟いて、うちの猫たちも少しひるんでいるかのようでした。

  雨が上がってもう少し涼しくなってもよさそうなのに、蒸し暑さは相も変わらず、ひっきりなしの蝉時雨にも体感温度が上がってしまいそうです。

  猛暑ですっかり荒れてしまった庭ですが、わずかばかりのバラが咲いては散って行き、クレマチスとともに春夏シーズンの終わりに近づきました。

 

                                          2012年8月12日

□ パット・オースチン

(Pat Austin S 1995 D.Austin England)

房咲きの大輪は、5月と同じような咲き方です。

 

□ パット・オースチンの花はこんな位置取りです。

ずっとさぼって手を入れていないので、

すっかり荒れ放題になってしまいました。

 

□ パット・オースチンの株元にはオキザリス。

 

                                   8月11日

□ 一応、白いバラとクレマチスのコラボですが…。

木立性のクレマチスが思ったより上方で咲いています。

 

                                                8月12日

□ ジャクリーヌ・デュ・プレ

(Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)

 

                                                8月11日

□ クレマチス、ヘラクレイフォリア系「サンダー」

(Clematis heracleifolia 'Sander')

 

                                   8月12日

 □ クイーン・オブ・スウェーデン

(Queen of Sweden S 2004 D.Austin England)

ほとんど切れ目なく咲いている健康的なバラです。

 

                                                8月12日

□ エグランタイン

(Eglantyne S 1994 D.Austin England)

庭の南側、朝から夏の日射しを燦々と浴びています。

この時季、しべの黄色がチャーミングです。

 

                                                8月11日

□ レディ・オブ・メギンチ

(Lady of Megginch S 2005 D.Austin England)

少し小ぶりですが、久しぶりの花です。

 

  

                                                                  8月9日

□ ウィズリー2008とプリンセス・ダイアナ

少しばかりのコラボを楽しんで、二番花もそれぞれにお仕舞です。

 

                                                8月12日

□ この後、三番花を目指してみようかと…。

 

                                        8月9日

□ ホトトギスが咲き始めて、ほんのわずかに秋の気配が…まだですかね。

 

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残暑お見舞い申し上げます。

2012年08月07日 22時50分10秒 | 立秋

◇ 暑さまだまだ厳しき折から、皆様のご健康をお祈りいたします。

  今日は二十四節気の立秋、暦の上では秋とは言っても、そんな気配はかけらも見られません。

  この猛暑の時季に仕事が忙しいものですから、まずは生活のリズムを第一義にと、ロンドン・オリンピックの深夜の観戦は初日から封印しています。

  朝からかっと照りつけたり、一転して雨模様だったり、この数日の庭のバラの様子を、変わりばえしませんが…猛暑にもめげずに健気なものですね。

                   ※ 8月8日朝のバラの花をちょっとだけ追記しています。

 

                                                    2012年8月7日

□ フローランス・ドゥラートル

(Florence Delattre S 1997 Guillot France)

 

□ 春は不調だったバラ、ようやくこの花の色に出会えました。

 

□ 来年は、次のクレマチスとのコラボを楽しみたいものです。

 

                                   8月4日

□ クレマチス、インテグリフォリア系「リトル・ボーイ」

(Clematis integrifolia Little Boy)

もう何度も載せてしまいましたが、恐縮しています。

 

                                    8月4日 晴れ

□ 次第次第に開花していく様子を…。

 

                                              8月5日 雨

 

                                              8月6日 雨

□ こうして雨の中を開花していきました。

 

□ クレア・オースチン

(Claire Austin S 2007 D.Austin England)

夏のさなかに、ほとんど傷みない花をつけることがあります。

 

                                                8月2日

 □ ドミニク・ロワゾー

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

二番花の終了間近の頃となりました。

 

                                                 8月5日

□ 二番花がずっと咲き続けています。

猛暑の中で花の色の変化のスピードが速くなっています。

 

                                                 8月2日

□ シャルロット・オースチン

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

真夏の日差しにピュアな黄色が似合います。

 

                                                 8月8日

□ 大きさも花びらの数も春の7~8割程度です。

真夏のバラは、通常はコンパクトに咲くものらしいです。

 

                                                 8月6日

□ パット・オースチン

(Pat Austin S 1995 D.Austin England)

今年は雨にたたられることの多いこのバラです。

 

                                                 8月4日

□ チャールズ・レニー・マッキントッシュ

(Charles Rennie Mackintosh S 1988 D.Austin England)

この花も真夏に二番花をつける、そんな記憶があります。

 

                                                          8月5日

□ この季節の晴れた朝は、東の方向は早や目も明けられないくらいの眩しさです。

 

□ クレマチス、ヘラクレイフォリア系「サンダー」

(Clematis heracleifolia 'Sander')

こんな淡い縁取りが私のお気に入りです。

 

                                                       8月6日 雨

 

                                                 8月8日

□ ウィズリー 2008

(Wisley 2008 S 2008 D.Austin England)

アーチに誘引のバラ、ようやく枝垂れての二番花です。

 

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ポツリポツリと名残のバラなど

2012年08月01日 23時51分17秒 | 大暑

◇ 連日の猛暑から若干なりとも解放されて、こちらは最高気温30度に満たない夏日に「後退」したようです(前日比-5度)。

  九州の南の海上を台風10号が進んで、朝から曇りがちの天気でしたが、昼過ぎからは断続的に雨の午後となりました。

  朝の水遣りであちこちにバラの花が咲いているのに気がつきましたが、どこも一輪、二輪くらいがほとんどで、ほんとに真夏らしい咲き方です。

  今年の暑い夏が早や舞台を8月に移して、暦の上では秋にやや近づいた訳ですが、バラやクレマチスはこれから次第に色をなくしていくことになります。

 

□ 数日前から蕾が急速に色づいて来ていましたが、このバラにしては遅い二番花です。

 

□ ウィリアム・シェイクスピア2000

(William Shakespeare 2000 S 2000 D.Austin England)

 

□ 昨日開花の始まったバラ、咲き進みました。

涼を呼ぶ夏色のレモン・イエローのバラ、

いかがでしょうか?

 

□ クレア・オースチン

(Claire Austin S 2007 D.Austin England)

 

□ チャイコフスキー

(Tchaikovski S 2000 Meilland France)

昨年の挿し木苗、この夏成長途上です。

 

□ シャルロット・オースチン

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

花の数こそめっきり減りましたが、

5月から2か月以上も、花の途切れることがありません。

 

□ ジャクリーヌ・デュ・プレ

(Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)

若干日が陰った方が、この花の持ち味が生きるようです。

 

□ ドミニク・ロワゾー

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

純白にほんのり紅がさして、チャーミングなバラです。

房咲きの賑やかさも、さすがにピークを過ぎました。

 

□ そして昨年までは見られなかったこんな光景に、少しばかり心躍る感じです。

 

□ クレマチス、ビチセラ系「ペンドラゴン」

Clematis viticella 'Pendragon'

 

□ 同系統の色が二品種で隣り合っています。

リビングの窓の外、こんな光景が見たかったのです。

 

□ クレマチス、インテグリフォリア系「リトル・ボーイ」

(Clematis integrifolia Little Boy)

 

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