折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

クレマチスの春が始まったのですが…

2016年03月23日 21時59分53秒 | 春分

◇ 当地の桜は明日にも開花しそうですが、もう何年も前からこの季節は、桜の開花に合わせて庭のクレマチスの春が始まっている頃でした。

  ところが昨年の夏の終わりの台風の被害で、10年間育てたクレマチスがほとんど瀕死の状態に、それでも3分の1程が残って、この春どうにか花芽もつきました。

  昨日辺りからようやく開花を迎えましたが、最盛期はアーチの4分の3を埋め尽くして、こぼれる程に咲いていた花は、もちろん望むべくもありません。

  このクレマチスにとって、来年以降の再生に向けた始まりの年とはわかっていても、実際に花を目の当たりにすると、言いようのない寂しさに包まれてしまいました。

 

□ アーチに誘引している常緑性のクレマチスです。

朝の出勤前、ようやく辺りが明るくなって来た頃です。

わずかですが開花が始まりました。

 

□ クレマチス アーマンディ系 アップル・ブロッサム

(Clematis armandii 'Apple Blossom')

 

□ 曇り空のせいもあるのでしょうが、とても寂しげな開花に思えました。

 

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光溢れる春になりました。

2016年03月20日 20時31分58秒 | 春分

◇ 今日は二十四節気の春分、花の春を待ち焦がれている身には心浮き立つような感じがしますが、元日から数えて早くも80日が経ったことには驚いてしまいます。

  昨日19日には福岡と名古屋で桜の開花、今日は岐阜で開花宣言のニュース、こちらでもあと一両日中には桜の開花の声を聞けるのではないかと期待しています。

  土曜日はとんぼ返りで帰省していたものですから、今日の日曜日が一週間ぶりの庭仕事、もっとも何となく疲れが残っていて、水遣りと雑草引きに終始しました。

  今週半ばからは平年を上回る陽気となって、庭のクレマチスも4月に開花を迎えるモンタナ系は一気に新芽に蕾が見え始め、眩し過ぎる程の春の光を浴びていました。

 

□ 東側の庭、今日の午前中、春の光が眩しく降り注いでいます。

鉢植えのバラ「ハーロウ・カー」(ER)の新芽が、順調に展開してきました。

 

□ 白牡丹とピンクの牡丹(右)にも新芽が伸びてきました。

 

□ ピンクの牡丹は、早くも蕾が見えています。

 

□ ウッドフェンスに誘引している、モンタナ系を中心としたクレマチスです。

これでも一週間前と比べると、緑色の広がりが増えています。

 

□ バラは、つるバラ「ジ・オルブライトン・ランブラー」(ER)です。

クレマチスはモンタナ系を中心に、ビチセラ系やインテグリフォリア系の混在です。

 

□ モンタナ系の緑色の葉っぱにはそれぞれ蕾がついていて、

4月の開花がすでに約束されているとも言えます。

 

□ 細かいことを言えば、中央の細い枝にはもう新芽は出ないようです。

この部分は正真正銘の枯れ枝ですので、剪定してしまいました。

 

□ モンタナ系は、冬は枯れ枝同然ですから、新芽が見えるだけでホッとします。

 

□ ウッドフェンス全体にクレマチスの花が広がるようにと、

フェンスの最下段にも誘引しています。

 

□ アーチに誘引している常緑性のクレマチスは、開花の時季を迎えました。

 

□ クレマチス アーマンディ系 アップル・ブロッサム

(Clematis armandii 'Apple Blossom')

一輪だけですが、開花しています。

 

□ 青空の下、早くも今年のつるが伸び始めていました。

このつるがこれから成長して、来年の春にはそのつるに花が咲きます。

 

□ そのアーチの反対側に誘引しているバラもこんな感じ。

これからシュートが伸びて来るはずです(ウィズレー2008)。

 

□ 初々しい新芽が広がって、こちらもシュートを伸ばすことになります。

鉢植えも、これからはゆったりとしたところに、置き場所の移動です。

 

                               2010年5月10日

□ アンブリッジ・ローズ

(Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)

上の鉢植えは挿し木株、これはその親株で初咲きの頃です。

 

□ 庭の中央に位置する地植えのバラです。

 

                                                 2014年5月24日

□ エグランタイン

(Eglantyne S 1994 D.Austin England)

 

□ 南側のヘレボルスは、すでにピークを過ぎています。

 

□ ラティスに誘引しているつるバラにも、みずみずしい緑が多くなってきました。

 

□ 早春の庭もヘレボルスのおかげで賑わいました。

 

□ 通路では、ムスカリがようやく咲き始めました。

 

□ ヒヤシンスも少しだけ咲いて、光を浴びています。

 

□ ベロニカ・オックスフォード・ブルー

一週間前にたった一輪開花していましたが、

紫色の小花が増えてきました。

 

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春3月、あと一週間もすると…

2016年03月13日 21時06分30秒 | 啓蟄

◇ 今日は午後から天気予報通り雨が降り出したせいか、最高気温が10度にも満たなくて寒い日曜日となりました。

  でも寒い日和もきっと今日の日曜日まで、週明け月曜日からは次第に気温が上がって、すぐに4月の頃のかなり気温の高い陽気になるとの週間予報です。

  テレビの気象情報では、お天気お姉さんが「あと1週間もしたら、桜の開花の便りが届くかもしれません」とレポートしていました。

  なるほど、ここ九州ではこれから気温が高くなるともう桜の花が咲いても不思議ではありません…ということは、早咲きのクレマチスの開花も期待できそうです。

 

□ 早いですね、3月も中旬に入って、バラの葉っぱも緑色が多くなってきました。

 

                                          2014年5月17日

□ ヤング・リシダス

(Young Lycidas S 2008 D.Austin England)

お好みのバラの一つですから、毎年一番花をとても期待している感じです。

 

□ ドミニク・ロワゾー

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

日当たりのよいところでは、遅咲きの品種のバラでさえ、葉っぱの展開が進んでいます。

 

□ ウッドフェンスの前でも、急にバラの新芽の展開が始まりました。

 

                                           2014年5月26日

□ クイーン・オブ・スウェーデン

(Queen of Sweden S 2004 D.Austin England)

5月の一番花、6月の二番花とよく咲いてくれます。

 

□ そのウッドフェンスに誘引しているクレマチスにも、少し新芽が見え始めました。

 

□ 新枝咲きとばかり思っていましたが、この様子は新旧枝咲きなのかもしれません。

 

                                           2013年8月10日

□ クレマチス ビチセラ系 エミリア・プラター

(Clematis viticella 'Emilia Plater')

春から夏まで、さわやかな花が咲き続ける品種です。

 

□ 少しわかりにくい画像ですが、

新枝咲きの品種は、地面から新しいつるが出現します。

つまり冬には、地上部は枯れてしまいます。

 

                                           2013年5月22日

□ クレマチス インテグリフォリア系 リトル・ボーイ

(Clematis integrifolia 'Little Boy')

 

                                                   2013年5月22日

□ 3年前、モンタナ系のクレマチスを誘引する前の年、シンプルな誘引風景です。

 

□ 昨年迎えたモンタナ系の鉢植えには、すでに蕾が見え始めたつるがあります。

 

□ 今日のアーチの様子ですが、常緑性のクレマチスです。

 

□ 花芽が一つひとつの蕾に分かれ始めました。

これが開花のサインです。

 

□ クレマチス アーマンディ系 アップル・ブロッサム

(Clematis armandii 'Apple Blossom')

もうすぐ開花を迎えそうですが、おそらく週の半ば頃には…。

 

□ 庭の草木花も、いよいよ春本番が見て取れるようになりました。

これはブルーベリー、いつの間にか新芽が開いています。

 

□ 北側の宿根草の鉢植えにも…。

 

□ ベロニカ・オックスフォード・ブルー、青紫の愛らしい小花、一輪です。

 

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これから花の春へと

2016年03月06日 21時35分53秒 | 啓蟄

◇ この二日間は最高気温が20度を超えて、辺りは一気に春の空気と入れ替わってしまったような気がします。

  昨日は二十四節気の啓蟄、暦もここまで歩んで来ると「春は名のみの風の寒さ」がどこかへ消え去ったことを実感できます。

  もっとも季節の移り変わりは一筋縄では行かず、まだ寒の戻りもありそうですが、花の春も名実ともにいよいよ本番を迎えることになるでしょう。

  庭ではまだヘレボルス以外はこれと言って咲く花のない状態ですが、それももう時間の問題、桜の花の咲く頃には今年もクレマチスにバトンタッチです。

 

□ 暖かさに誘われて水仙が開花しました。

 

□ この水仙は、バラのアーチの下に咲いています。

 

□ そのバラの新芽が勢いよく動き出しています。

 

                                          2014年5月21日

□ ウィズレー 2008

(Wisley 2008 S 2008 D.Austin England)

昨年はやや不調でしたので、今年は復調なることを期待しています。

 

□ アブラハム・ダービー

(Abraham Darby S 1985 D.Austin England)

早咲き品種ですが、新芽が急に動き出しました。

 

                                       2014年5月17日

□ 2か月も経つと、このような大輪の花が見られるはずです。

 

□ ヘレボルスのニゲル、地植えです。

この株が鉢植えの頃のこぼれ種からの株が、花開くようになりました。

 

□ たとえばこの株がそうですが、確か5年目にようやく花が咲きました。

 

                               2014年12月5日

□ ウィーンの花屋さんの店先、ニゲルのポット苗を思い出します。

欧州では「クリスマスローズ」の名前そのもののようで、

ニゲルなどは、まさにクリスマスの頃に咲くんですね。

 

□ この花もこぼれ種からですが、ダブル咲きですのでニゲルではないようです。

 

□ この株もこぼれ種からのダブル、今年が初咲きになります。

 

□ さて、ウッドフェンスに誘引のモンタナ系のクレマチスです。

 

□ こちらはウッドフェンスの右半分です(上は左半分)。

ようやく誘引が終わったというより中途半端、疲れてしまいました。。。

 

□ 少しずつ新芽が増えてきました。

やがて蕾が見え始めますが、それは4月になってからです。

 

□ ウッドフェンスには、元々つるバラを誘引して楽しむつもりでした。

これは「ブラッシュ・ノワゼット」(N)ですが、うまく咲かせられないでいます。

 

□ 今年は「ジ・オルブライトン・ランブラー」(ER)も誘引してみました。

 

□ 大好きな「スカビオサ」(セイヨウマツムシソウ)を1ポット迎えました。

 

□ 小さい小さい黄色い春です。

 

           今読んでいる本 

  

□ フェルメール 光の王国  福岡伸一著 木学舎刊 (2011年)

ANAの機内誌「翼の王国」で2、3章読んだ記憶があります。

全編を読みたいと思っていましたが、ようやく手元に迎えました。

家内も私も、実は福岡先生の著書がお気に入りです。

共通のお気に入りの著者というのは、もちろんそんなにはありません。

フェルメール「デルフト眺望」 憧れの絵画 いつか見に出かけたいのです。

 

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この春のクレマチスの花を待ちながら

2016年03月03日 22時23分03秒 | 雨水

◇ 今日は3月3日の雛祭りでしたが、もう25年以上も昔、娘がまだ小さかった頃のお雛様の段飾りの光景をふと思い出しました。

  華やかな桃の節句が私は大好きでしたが、あの頃娘がよく歌っていた「うれしいひな祭り」、今夕には孫娘が電話の向こうで2番まで元気に歌ってくれました。

  さて、3月の声を聞くと庭の草木の新芽はそれぞれ本格的に動き出して来る訳ですが、旧枝咲きのモンタナ系のクレマチスの芽にも、ようやく息吹を感じる頃でもあります。

  その枯れたような枝を前にすると、初めてクレマチスを育てた秋、何も知らなかった私はクレマチスが枯れたと早合点して、不覚にも処分してしまったことを思い出しました。

 

                                                  2016年2月28日

□ ウッドフェンスに誘引している旧枝咲きのクレマチス、モンタナ系「スノーフレーク」ほかです。

 

  

□ 一見、枯れたような枝ばかりですが、節々にはこうして新芽がぼんやりと動き出しています。

 

                                      2015年4月2日

□ これは昨年の様子ですが、これから1か月もするとこんな感じになります。

 

                                            2015年4月16日

□ 4月中旬には蕾がいくつも見られるようになっています。

 

                                2015年4月25日

□ それから約10日程、開花の進んでいる頃の様子です。

下方の青々としている辺りは、新枝咲きのクレマチスになります。

  

                                               2015年4月27日

□ 旧枝咲きのクレマチスは、こんな風に一気に咲き誇ることになります。

そこが一番の魅力だと感じています。

今年はどんな花を見せてくれるでしょうか、楽しみに待ちます。

 

                                                2016年2月28日

□ アーチに誘引しているバラはウィズレー2008(ER)ですが、

アーマンディ系のクレマチス「アップル・ブロッサム」も誘引しています。

昨年8月の台風の被害で、3分の1くらいになってしまいました。

 

□ 花芽がつくか心配しましたが、昨年の花後の夏までに伸びた枝には花芽がついています。

ちょうど桜の咲く頃には、こじんまりとした花の光景を楽しめるはずです。

 

                                                2015年4月3日

□ こんな風に咲く光景をまた夢見ながら、これから育てていきたいと思います。

 

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