折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

庭でごそごそ、昼寝に競馬観戦、また庭で…いつもの日曜日

2007年12月02日 21時27分38秒 | 小雪
             □ 数週間前に買った、ガーデン・シクラメン2種類。
               やっとアイビーとウィンター・カーネーションの仲間に。
               マンデビラは、どうも冬の花のようです(!?)

◇ 今日は日射しがあって、お昼前には黒いジャンバーの背中が暑いくらいでした。
  こんなときに庭でごそごそしないと、いつやるのかになってしまいます。
  一つは夏の名残の草花の散髪…その下でオキザリスはしたたかに光合成。
  もう一つは、秋植え球根をひたすらに黙々と植えて行きました。

     
   □ 先に植えたチューリップ「タルダ」などは、もう芽がでています。

     

     
 □ やっと、ピンセットで間引けるくらいに判別できる葉の姿になりました。

◇ 薔薇の配置換えや大苗の植え付けは、まだまだ先の話です。
  今日は鉢植えがフリチラリア、庭へ地植えはヒヤシンスが中心でした。
  この春ヒヤシンスの爽やかな美しさ、うまく言葉で表現できませんが意外に「粋」な花。
  最初は植える場所を思案しましたが、面倒になって庭のあちこちに適当に植えました。

     ☆ 鉢植え フリチラリア・ウバブルピス ユリ科

     ★ 地植え チューリップ・レモンスウィル
           ミニチューリップ・ピノキオ

           ヒヤシンス・レディダービー
           ガーデンヒヤシンス・オデッセウス
           ガーデンヒヤシンス・シティオブハーレム
           ガーデンヒヤシンス・カーネギー

           ムスカリ・ゴールデンフレグランス
           ムスカリ・オーシャンマジック
           ムスカリ・ブルースパイク

     
   □ 愛らしいしべ、晩秋を惜しむかのような「ヘリテージ」(Heritage ER)
        

◇ よく考えたら、来週の日曜日(9日)から大阪出張(仕事は10日の月曜日)です。
  日曜日は、芦屋の谷崎潤一郎記念館に行くつもりです。
  月曜日の夜は、娘と「バリ島」料理を楽しみに行こうということになってます。

     

     
           □ 谷崎潤一郎 「細雪」
             「こいさん、頼むわ。」で始まるこの小説も、愛読書。

             
           □ 今は、この二つの大作の併読です。

◇ 娘の赴任地によるでしょうが、これがかの地でのお楽しみ最終便かもしれません。
  修士論文で忙しいようなので、できるだけそっとしておこうと思います。
  火曜日は、久しぶりに奈良・斑鳩にどっぷり浸って、最終便で伊丹を発つことに…。

             
          □ 11日は有給休暇を取っているんです。

                  
                      □ 雪のような白さ「アスティー・ホワイトミルカ」
                        (キク科・アスター属の多年草)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月は、満開のローズマリーとともに。

2007年12月01日 23時37分50秒 | 小雪
                □ 秋に開花が始まって、満開のローズマリー
                  (シソ科・マンネンロウ属の常緑小低木)

◇ 12月になりまして、月めくりのカレンダーも、今年は残るはたったの一枚。
  カレンダーでもお金でも、あとたったの一枚というのは、寂しいものです。
  西暦2000年頃にシステムの仕事もしていた私は、大みそかから泊まりがけでした。
  もう8年、今では随分と若返った私も2000年問題の頃が懐かしい…のは、年の証拠。

     
     □ ヴェロナ(Verona Italia) イタリアも今日は土曜日
       シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台

     
   □ イタリアはトスカーナの風景、時間がゆったり流れるでしょう。

     
       □ ローマ サンタンジェロ橋とサン・ピエトロ大聖堂
       (Roma Ponte Sant'Angelo e Basilica di San Pietro in Vaticano)

     
      □ ギルランダイオ「イエスの誕生」 (ヴァチカン美術館)

◇ ちょうど21世紀になった頃から、好きなコーヒーくらいは贅沢させてもらおう。
  カレンダーくらいは、主観的でも少しは部屋の装飾を兼ね備えたものを「飾りたい」
  結局は、訳がわからなくてもヨーロッパの風景や絵画を中心のカレンダーばかり。
  イタリアにイギリス、印象派の絵画を中心に、心地よいカレンダーは私にも命です。

     
      □ 私の部屋のカレンダーはイギリスだったり、絵画だったり。
        12月はコーンウォール(Cornwall)
        イングランド南西端の「地の果て」と呼ばれているところ。

     
        □ ゴッホ 「サント・マリー海岸の漁船」(1888年)
                 (アムステルダム ヴァン・ゴッホ美術館)

◇ 昨夜(11月30日)は送別会、職場の関係のあるグループで約20人が集まりました。
  飲み放題でほとんどが飲み助なのに、飲めないふりして飲むは飲むはの貴婦人…。
  私もジョッキビールに、赤白ワイン、新潟の何とかという銘酒、カクテル、焼酎…。

     
             □ お料理は、海の幸が中心
              (大分は、お魚がとびっきりおいしいところ)

     
          □ 白ワイン、何杯目かって、知るかい 
            えっ? 汁じゃない? グラタンかい

             
                                                   

◇ どれだけ酔っ払っても沈着冷静な私のこと、階段に座り込んでもカメラは離さず。
  晴れ上がって放射冷却のせいで、冬の夜の冷たさに思わず寒気に震え…ブルブル。
  田舎町でも県庁所在地、その県庁近くのイルミネーションに歓喜の声…。

     
      □ ヨタヨタ酔うたで、なかなか焦点の合わないドジカメ

      
    □ へぇ、そんなところとは、知らんかっとんてん、チントンシャン

 おまけ 

          
                □ ラナンキュラスとアネモネの芽生え
                 (でもどっちがどっちだったっけ?)

                  
                       □ 定点観察地 
             (今に見ておれ、ここに4~500本の水仙、ムスカリ等々)

          
             □ ラヴェンダー「セレナ」を撮ったのではなくて、
               「ダッチアイリス」が知らぬ間にこんなに伸びてました。

               
                      □ オキザリス 置き忘れまじ 雪の下
                                              
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの寄せ植え

2007年11月29日 23時39分36秒 | 小雪
                   ☆ 全部で五つのポットの寄せ植え
                     (止せ!植え、私の場合は…)

◇ 小春日和の中ではなくて、どんよりと曇り空の下。
  久しぶりに寄せ植えを楽しんで見ました、昨日のこと。
  楽しむ程には材料は乏しく、つまり自分の好みだけの色。
  こうして、いつもの安易な思いつきで、ホホイのホイ…だから挿し歯がネ、ポロッ。。。

          
   □ フリンジタイプのガーデンシクラメン   □ プリムラ・ポリサンサ・ジュリアン

◇ ガーデン・シクラメンの大小二種類は、ほとんど値段の違いだけ。
  ビオラの濃淡二種類、濃い紫は久住産のりっぱな苗で、淡いのはロミオとジュリエット。
  それにプリムラ・ジュリアンの縁取りが、愛らしかったので添えてみました。
  まだまだクリスマス前なのに、この平鉢はもう春の装い。

          

◇ 二十四節気「小雪」も過ぎ、行く秋を惜しむかのように、紅葉に黄葉に、散り初めて。
  葉をすべて落としては、春の新芽の充実に全エネルギーを注ぐ落葉樹。
  これから春の盛りまで、庭のワンスポットを明るく照らしてくれる、貴重なビオラ。

     

          

              
              □ 今シーズン、ビオラのハンギングはたった四つ。
                一桁違いますが、これでいいんです。。。

◇ そろそろ、今年の薔薇の花も終わりに近づいてきました。
  私が東京へ行っていた頃が、うちではおそらく秋薔薇の盛りだったでしょうか。
  来年に向けて、薔薇の配置を考えるのを楽しめるようになってきました。

     
           □ ヘリテージ (Heritage ER)

          
                   □ クリスマスローズ?
                     (だって、クリスマスまで軽く咲きますよ)

              
               (una poesia di oggi)

                   Stille Nacht! Heilige Nacht!

                   Stille Nacht! Heilige Nacht!
                   Alles schläft; einsam wacht
                   Nur das traute hoch heilige Paar.
                   Holder Knabe im lockigen Haar,
                   Schlaf in himmlischer Ruh!
                   Schlaf in himmlischer Ruh!

                   ☆ 買い物と気は早い私です。
                     今夜、車でちょっと出かけたら
                     ちょうど、キャスリーン・バトルのソプラノで「聖夜」
                     ドイツ語の歌詞が、私には一番心地よいのです


               
         □ きっと最後のジュード・ジ・オブスキュア (Jude the Obscure ER)

                  
            □ どこにどう植えるか、思案中の薔薇たち (その1) 

          
            □ 同じく(その2)…半分以上、オールドローズです。



コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うっかり「鉢」兵衛

2007年11月25日 08時27分25秒 | 小雪
               □ イングリッシュローズの大苗二つ到着ぅ!

◇ 今は昔、日帰りバス旅行から帰ってきましたら、
  玄関にダンボール箱が鎮座ましましておりました。
  この中味は薔薇の大苗、先日まで注文したことすら、
  うっかり、すっかり、忘れていました。

             

◇ そんなでっかい箱でもないのに、家内には私でも入れるトド小屋に見えたそうな。

             

◇ いったいどれだけ買えば気が済むのか、心配にもなりましょう。
  心配せんで良か、夏と冬の中間みたいな性格~あきっぽいけん
  そのうち治まるか、薔薇だらけになるか、それまでほっトゲ
  でも、もう一つ、大苗が届くはずだから、また叱られて…泣かんぞ

      

◇ 11月も残りわずかになってきますと、秋植え球根が大量に売れ残るみたいです。
  昨日(11月24日)半値になったのをいくつか買って来ました。
  今日、植え付けしましょう。

      
      □ 同系色で寄せ植えするか、花壇で近くに地植えするか…。

      
         □ ついでに、ヒヤシンスの大好きな色、
           大好きなラナンキュラスを、また!買いました。

◇ これは園芸店で2割引でしたが、めずらしいムスカリなので植えてみます。
  午前中、ちょこっとだけ出勤しますので、午後からの趣味の園芸です。

             
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋を探しに~小旅行~(後編)

2007年11月24日 23時50分17秒 | 小雪
                   □ 秋月城址の紅葉 (福岡県)

◇ バスは朝日の中を どこへ走るの♪    (天地真理の「ふたりの日曜日」♪)
  指折り数えて待った ふたりの日曜日♪  (金曜の旗日なのに…それも大勢)

     
      □ 駐車場には故郷、西海岸のバスも(さいひバス)

◇ 子供みたいに車窓の景色が大好きなんです。
  飯塚市の「旧伊藤伝右衛門」をあとに、
  途中鶏小屋で昼食を取って秋月城址に向かいました。
  いくら何でも鶏小屋ではないのですが、
  大広間にテーブルがずらっと二列×3つも並んでるんです。
  みんなが向かい合って食事を取っている、迫力の様子を眺めると、
  失礼ながら、鶏が餌をついばんでるような光景…私もコッコちゃんの一人。
  さて、秋月城址に着きまして歩いたら、人ひとヒト…歩行者天国銀ブラみたい。

     
          □ 小さな川面に紅葉が枝垂れます。

     

     
     □ 初詣状態です。見てのとおり桜の名所でも有名だそうな。

     

    
      □ 読めますか? この案内文。年がわかりますぞよ。

     
  □ 私は「江戸務」単身赴任だったりして(前世があれば、そこに影が…)

    
   □ 急な石段の勾配の途中に、紅梅ならぬ紅葉、これは鮮やか度№1

     
         □ だから、この一帯はこんな具合です。

◇ 秋月城址のことは、勉強不足でさっぱり知りません。
  ただ、江戸時代からこんな中学校がお城だったのかなあと思いましたら、
  なんと優雅なことよ、城址に中学校が創設されたんですね。

     

     

     

     
    □ 私の出身高校は、校内にで~んと川が流れていましたが、
      この中学校は、ででで~んとお城そのもの、すごいです。

◇ 日本史の教科書に出て来るほどのお城ではなさそうですが、
  だからこそ、こうして残ることもある。
  よくある観光目当ての町興しの一面もそれは否めないですが、
  過疎地の方々の生活のことも…。

     

     

     
           □ 楓と山茶花の大木、すばらしいです。

     
             □ 鮮やかに、一枚一枚のもみじ       

◇ そんなことを思いながら、めったに見たことのない
  素晴らしい紅葉に酔いしれてました。

     

     

     
      (una poesia di oggi)

                紅 葉         高野辰之

            秋の夕日に 照る山紅葉
            濃いも薄いも 數ある中に
            松をいろどる 楓や蔦は
            山のふもとの 裾模樣

            溪の流に 散り浮く紅葉
            波にゆられて 離れて寄つて
            赤や黄色の 色さまざまに
            水の上にも 織る錦   ♪


◇ 行き交う人々に、これまで自分とすれ違って行った人達を重ね合わせたり、
  また思い起こしたり…一期一会ばかりではなかったなあ。

     

     

     

          
          □ おみやげもの屋さんで、ご主人を待つワンちゃん。
            ごめんね、おいちゃんは、半径2メートル以内は無理なんよ。
          
◇ それで集合時間を10分間違えていて、呑気人の携帯がブルブル~っ
  おりゃ~っと、誰かさんの掛け声一発
  疾風怒濤の風林火山の150秒
  「いっちょかれるとこやったばい」(「置いて行かれるところでした」の佐世保弁)
  独り言しか言えないくらい息が切れて、「い」と「き」にバラバラになったのに、
  なぜか拍手で迎えられて、マイク片手に歌い出すところでした

     

     
               □ これもオキザリスかなあ?

      

     
             □ 秋の風立つ すすきの道よ♪  

       


◇ ただ思うのは、季節は巡り、来年も必ず秋が来る、そして冬になる。
  そうして一つずつ歳を重ね、賢くもなり、愚かにもなり…。
  プラスマイナスで、やっぱりそれなりに賢者に近づきたいのですが、
  こればかりは、周りが判断してくれることですからね。

     

          

     

     

 
(una poesia di oggi)

     金色のちひさき鳥のかたちして 銀杏ちるなり夕日の岡に     与謝野晶子

◇ 帰りのバスの中でそんなことを思いながら、東の空には当り前のように月が昇り、
  今まで眩しかった小春日和の張本人が、まさに沈んで行くところでした。

     
        □ 柿の木の山に昇る月
          この辺りは、おいしい杷木(はき)の柿として有名

◇ こんな日もある、そして明日がある。
  そんな儚くも確かな気持ちを感じられるのも、
  凡々とでも、生きている証拠かもしれません。

     
        □ 大分自動車道、山田PA (福岡県うきは市?)



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋を探しに~小旅行 (前編)

2007年11月23日 23時50分38秒 | 小雪
                   □ 柳原白蓮(1885-1967 歌人)

              王政はふたたびうつり十八のもみぢちるころ吾は生れし
                            (明治18年10月15日生まれ)

◇ 今日11月23日は、職場の日帰りバス旅行。
  お隣の福岡県へ行ってきました。

     
          □ 大分自動車道、別府湾PA
            はるか海の向こうにうっすらと四国佐田岬半島

     
     □ うっすらと雪を頂いた由布岳(車内が窓に反射しています)

     
    □ 向こうに小さく湯布院の街(車内の反射で見えにくいですね)

◇ 午前中は飯塚市の「旧伊藤伝右衛門邸」
  午後からは、甘木市の秋月城址の紅葉の散策でした。
  今回は、柳原白蓮ゆかりの「旧伊藤伝右衛門邸」です。

     
        □ 邸宅に歩く道すがら…またまた「ヒメツルソバ」

             
                 □ 邸宅の入口

◇ 旧伊藤伝右衛門邸は、筑豊の炭鉱王伊藤伝右衛門の邸宅です。
  敷地面積2,300坪、床面積が300坪の2階建ての木造建築物です。
  和洋折衷の調和の美が、この建物には随所に見られます。
  ここで伊藤伝右衛門と白蓮は約10年暮らしました。
  いずれも生い立ちから破局までが複雑で、
  私みたいな鈍感な男には、理解しがたいお話ばかりなので、
  詳細は省略させて下さい。

     

          

              

                   

          
                       □ 邸宅と庭園

◇ 恋に生きた大正三美人の一人と呼ばれている柳原白蓮(本名子あきこ)は、
  私はあまり知らなかったのですが、絵に描いたような美人には間違いないですね。
  失礼ながら、竹久夢二画伯の美人画よりもはるかに美しく思えますのは、
  私だけでしょうか。

             
  
◇ ちなみに大正三美人は、通常次の三人の女性と言われるそうです。

          九条武子  歌人で才色兼備
          柳原白蓮  歌人で情熱的恋に生きた
          江木欣々  新橋の芸者

             
        □ 厨房(この写真の後、邸内撮影禁止に気づいて…)
     
◇ もう少し勉強していけばよかった…観光地でよく後悔すること。
  「旧伊藤伝右衛門邸」の近くには「白蓮館」といって、
  彼女の生涯や歌人としての彼女を紹介されているギャラリーがあります。
  次に行く機会があれば、是非訪れてみたいと思います。

     

          
                 □ こじんまりとしたパンフレット

◇ 伊藤伝右衛門は、あの明治時代特有の、大陸よりも広い度量を持った男。
  私なんかの正反対の世界、雲の上の人です。

     
            □ 私の好きな言葉の一つ。。。

◇ 駐車場への戻りの道で、薔薇の花を見つけました。

     

      
          □ かなり大輪ですが、品種は不明。


(una poesia di oggi)

     ひるの夢あかつきの夢夜の夢 さめての夢に命細りぬ    柳原白蓮

     

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする