折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

みんな遠慮がちに

2010年10月19日 22時50分50秒 | 寒露
                             □ L.D.ブレスウェイト (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)


                             
                              □ 朝開花が始まり、昼には上のように黄色いしべが見られます。


◇ 一日ずつ秋の深まりを実感できるような、さわやかな季節になって来ました。
  明日は思いがけず雨予報、それも一日中降り続きそうで、十三夜の月見はできなくなるのでしょうか。
  このところ秋のバラもやや一段落のようですが、どちらかと言えばこれまでバラの花は夏の延長線上でした。
  地面すれすれのところに目を転じると、こちらは庭で数少ないオキザリスがとても遠慮がちに顔をのぞかせ始めていました。



                
                  □ メアリー・ローズ (Mary Rose S 1983 D.Austin England)
                    一輪ずつですが、このところよく咲いている印象です。



                       
                              □ 2月の挿し木苗に蕾がつきました。



                
                         □ ジュビリー・セレブレイションの株元



                
                        □ けさ、花を見つけました。



               
                         □ イングリッシュ・ヘリテージの株元



                
                         □ シャルロット・オースチンの株元
 
                     ※ 株元とは言っても、どれも「寄せ植え」状態です。

  
 
 
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秋の夜長に

2010年10月18日 21時03分36秒 | 寒露
                               □ エグランタイン (Eglantyne S 1994 D.Austin England)
                                 昨年まではあまり返り咲かなかったのに、この秋は次々に開花。
                                 もっとも、今回はガーデニングのカテゴリーではありません。


◇ ここ九州でも朝夕はめっきり涼しくなって、出勤前に降り立つ庭のバラの姿も微かな香りも、秋の冷気のきりっとした心地良さに包まれているようです。
  秋分の頃から4週間近くが過ぎて夜が随分長くなって来ましたが、定番の読書の秋、今年からは若い頃の愛読書を読み返してみようと…。
  もう何年も前から、出張で都会に出掛けては、自分へのお土産に古書(昔の復刻版)を少しずつ買い求めていました。
  最初学生の頃に読んだのはほとんど文庫本、それから何十年も経てもう一度読み直す時は、情緒あふれる単行本でと…ささやかなこだわりの秋なのです。



                
             □ いくつかを本棚から出して来ました。
               どことなく風情を感じる…のは、私だけ!?



                
                           □ 夏目漱石 心



               
                □ 三島由紀夫 宴のあと    井上靖 天平の甍
  


               
                        □ 川端康成 伊豆の踊子



                  
                                     □ 谷崎潤一郎 春琴抄



                
                                  □ こちらは同僚との帰り道です。



                
                      □ いわし雲(巻積雲)でしょうか、秋の雲。



                
                         □ あっという間に日没を迎えました。
 
  
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天高し、秋の日に。

2010年10月17日 11時56分36秒 | 寒露

               
                                (una poesia di oggi)
                                

                                    天高しどんな風にも生きられる     戸田菜穂


                            
                                                             2010年10月17日 
                                □ ノック・アウト (Knock Out F 1999 J.W.Radler USA)
 
                                  いわさきちひろさんの絵画に出て来そうな真っ赤な花。
   

◇ 先週の土曜日(10月9日)、テレビのチャンネルを回して何気なく見ていた「俳句王国」(NHK BS2)、女優の戸田菜穂さんの一句、なかなかのものです。
  無限の広がりを持つ青空の下ならば、悩みや苦労を超えて「よし」と明るく気持ちをリセットして力強く踏み出せるものだと再認識したところでした。
  そこまでは…翌日曜日の早朝、ご近所に何とも言いようのない悲しい出来事が…。
  「生きよう」とする自分の意志とは別の次元の「生かされている」とでも…自分の存在と認識を巡って、かつてない不思議な感覚に包まれていました。



               
                                                              2010年10月17日 
                    □ ジャック・カルティエ (Jacques Cartier P 1868 Moreau-Robert France)
                      リビングに咲いている、スパティフィラムの花が写っています。



                         
                                                  2010年10月15日
                         □ リビングから手を伸ばすと届くくらい位置に咲いています。



          
                              2010年10月14日                                 10月17日
                   □ イングリッシュ・ヘリテージ (English Heritage S 1984 D.Austin England)



                    
                                                     2010年10月14日
                     □ スカボロ・フェア (Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)



              
                                                            2010年10月17日
                       □ エグランタイン (Eglantyne S 1994 D.Austin England)



         
               2010年10月12日                                       10月17日
             □ ジュード・ジ・オブスキュア (Jude The Obscure S 1995 D.Austin England)



                             
                                     2010年10月16日 
     

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静かに咲き進む秋のバラ ~ 続き ~

2010年10月11日 10時35分50秒 | 寒露
                             □ ザ・ダーク・レディ (The Dark Lady S 1991 D.Austin England)


◇ 春はそれこそ吹き出すように咲き上がるバラ、季節が180度巡って来る秋は、穏やかにかみしめるかのように開花して来ます。
  とは言え、最高気温が25度超の夏日のこの頃では、まだまだ夏の名残りか、色づいた蕾はあっという間に満開に向かいます。
  春から夏にかけて一番花、二番花、三番花と主役を張った品種が、ひと夏を越して別人ならぬ別バラ(別腹×)の佇まいで戻って来ました。
  日にちをかけてしっとりと咲き上がる様は、もっと気温が下がる11月に譲るとして、秋のバラへの序章をしばし楽しんでいたいと思うのです。



           
        □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント (Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)



           
                  □ L.D.ブレスウェイト (L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)



                     
                      □ 猛暑で手入れできなかった庭、げんなりしてます。
                        シーズン・オフにラティスを立てて仕立て直しです。



       
                □ ジャック・カルティエ (Jacques Cartier P 1868 Moreau-Robert France)
                  けさはこの2輪。何度も返り咲きする香りのオールド・ローズ。ボタンアイが見えます。  



                     
                       □ チャイコフスキー (Tchaikovski S 2000 Meilland France)
 
                         下方はシャルロット・オースチンの株、蕾が見えます。
                         青々としているのは、唯一残ったマーガレットです。
                         他のマーガレットは猛暑で一瞬にして全部枯れました。



                    
                    □ 大苗2年目、鉢植えですがとにかく繰り返しよく咲きます。



                      



                      

 
  
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静かに咲き進む秋のバラ

2010年10月10日 23時39分55秒 | 寒露
                                □ ノック・アウト (Knock Out F 1999 J.W.Radler USA)


◇ 三連休の中日の今日はとても好い天気になりましたが、最高気温も27度と好過ぎるくらいの日和でした。
  10月10日と言えば元々は東京オリンピック記念の体育の日、この日は永遠に祝日に固定して、他にも近辺を一日休日にしてほしいと…虫が好過ぎますね。
  このところの涼しさで、庭のバラ達も文字どおり涼しい顔を見せ始めましたが、あいにく雨続きで撮影を逃したり、花が傷んだり…。
  そうこうしながら、秋のバラの季節も進んで行くでしょうし、気がつけばシーズンも終わりに近づいている、一抹の寂しさも感じる頃になりました。



           
                           □ ヤング・リシダス (Young Lycidas S 2008 D.Austin England)



           
                      □ イングリッシュ・ヘリテージ (English Heritage S 1984 D.Austin England)



                            
                                                      2010年10月7日 
                              □ ヘリテージには充実した蕾がたくさん見られます。



           
          □ 金木犀のてっぺんには、何を勘違いしたか、誘引のフェンスとは逆方向のモッコウバラ。



           
                 □ 一気に満開に近づいて来ました。
 
 
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秋の雨が降り続きます。

2010年10月08日 22時39分19秒 | 寒露
                                                                    2010年10月7日
                                 □ アイスバーグ (Iceberg F 1953 Kordes Germany)


                            
                        □ 春からほとんど途切れずに咲いています。



                    
                                              2010年10月5日 
                           □ ウィンチェスター・キャシードラル
                      (Winchester Cathedral S 1988 D.Austin England)
                         大苗一年目、繰り返し美しく咲いています。

 

◇ 今日は朝から雨、一日中降り続いては最高気温も20度くらいで、この夏の暑さ慣れした身には何だか肌寒いくらいでした。
  明日の土曜日も雨予報とのことで、ずっと延期していた週末の庭のゴソゴソ作業も日曜日からの再開になりそうです。
  朝夕の冷気を敏感に感じ取ったのか、玄関横のアイスバーグの純白の花が急に見頃を迎えました。
  折しも金木犀の甘い香りが漂う空間に、白いバラの清純な佇まいが深まりゆく秋の気配を代表してくれているかのようです。



          
                                            2010年10月8日 
                       □ 雨に煙る金木犀です。



              
                                        2010年10月8日
                    □ 日に日に黄色みを帯びて来ました。



              
                                        2010年10月5日 
               □ ノック・アウト (Knock Out F 1999 J.W.Radler USA)
                 金木犀の隣り、よく咲いてとても元気なバラです。



     
                                                     2010年10月7日
              □ ワイルド・エドリック (Wild Edric S 2005 D.Austin England)
                久しぶりにたったの一輪だけ花をつけました。



                
                           10月5日                  10月6日



                
                                         2010年10月8日
 


               
                                         2010年10月7日
                     □ かすかに黄色いゼフィランサスです。



               
                                         2010年10月7日
               □ あちこちでクレマチス「プリンセス・ダイアナ」の返り咲き。



     
                                                     2010年10月8日 
    □ チャールズ・レニー・マッキントッシュ (Charles Rennie Mackintosh S 1988 D.Austin England)
      昨シーズンは一桁台の開花数に止まったのに、今シーズンはほとんど途切れずに咲き続けて…。



               
                                         2010年10月8日 
                        □ イングリッシュ・ヘリテージ 
                   (English Heritage S 1984 D.Austin England)
                      雨にたたられて、可哀そうに思えます。
  
    
 
   
  
 
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春から秋へ Roses of Memories 9 ~ Abraham Darby ~

2009年10月19日 18時10分19秒 | 寒露
                                 2009年10月19日
                   □ アブラハム・ダービー
             (Abraham Darby S 1985 D.Austin England) 

◇ こうした大輪で深みのあるアプリコット・ピンクの色合いは、いかがでしょう。
  一輪咲いてくれる、それだけで庭の一角が表情豊かに映ります。
  ディープ・カップの気品溢れる姿に、十月になってまた会うことができました。
  以前抱いていたバラへのイメージがひっくり返った、その一品種です。

     
                              2009年10月19日
        □ 朝、開花途上、最もきれいなひとコマでしょう。

     
                              2009年10月19日
     □ 花びらの中央が黄色がかり、妖艶さを醸し出しています。

     
                              2009年10月17日
     □ 春夏と違い、じっくりと時間をかけて開花に向かいます。

◇ 有島薫氏*が、確か図鑑で一押しされていた「お薦めのイングリッシュ・ローズ」
  ご覧のとおりの信頼に足る花の姿、その存在感にいつも心の中で絶賛します。
  そして私の大好きなアプリコット・ピンクは「バラ色の人生」の象徴的な色。
  言うなれば、憧れの色、精神的な支えの色そのものなのです。

                       * 三越本店・チェルシーガーデン

     
                               2009年10月1日   
       □ すでにいち早く返り咲きを果たしています。
         気持ちの良い秋の空気に引き寄せられたようです。

     
                               2009年7月6日   
       □ 三年目のシーズンは、まずまず順調でした。
         来年はますます充実してくれることを期待しています。

     
                               2009年6月25日
        □ このアブラハム・ダービーが基点となって、
          その後エブリン、ティー・クリッパーを求めました。

     
                               2009年5月13日   
    □ 数年前まで、この一帯はバラの咲く庭ではなかったのです。

     
                               2009年5月6日    
     □ 春、一番花。
       いきなり、このバラの最高に近い姿(あくまで私の庭で…)。


   ☆☆☆  読書の秋です  ☆☆☆

     
       □ もう一度読み返し、読書の秋はいつもそんな記憶。
         音楽や旅、秋はそんなテーマが多いようです。
         秋の夜長、せっせと読書、リフレッシュ…です。
 

   ※ 秋のバラは、とにかく時間をかけての開花となります。
     庭に控えている蕾は、近日中の開花とはなりにくいようです。
     しばらくの間、更新はお休みとなるかもしれません。


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春から秋へ Roses of Memories 8 ~ Scarborough Fair ~

2009年10月17日 12時21分25秒 | 寒露
                                2009年10月17日
                   □ スカボロ・フェア
            (Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)

     
                              2009年10月17日
          □ 朝はほんわか、まだ開花途中のようです。
 
◇ 男性、しかも私のように無愛想な年配者が発してはならない言葉が「かわいい」
  感じる側が口に出すと似合わないだけで、誰が見ても「かわいい」バラ間違いなし。
  時間をかけて一輪一輪、それではすぐに秋が終わるとの心配も一切お構いなし。
  思い切って「かわいい」と言葉をかけてみたら…こちらが恥ずかしくなるようなバラ。

     
                              2009年9月25日
          □ ソフト・ピンクの明るい花びら、
            その一枚ずつがどことなく「ハート型」
            このバラらしい佇まいだと思います。

     
                               2009年7月7日
            □ しべの黄色、暖かいバラです。
              (触れたわけではありません…) 

     
                               2009年7月7日
       □ 今にして思えば、二番花が賑やかだったようです。

     
                              2009年5月22日
      □ 朝日とお友達になると、別の表情を見せてくれます。

     
                              2009年5月10日
          □ 春、一番花、咲き進むと淡い彩りに。

 
   ☆☆☆☆☆ 庭の秋、十月

      

     
 
 

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春から秋へ Roses of Memories 7 ~ Lady Emma Hamilton ~

2009年10月16日 20時58分28秒 | 寒露
                                2009年10月16日
                  □ レディ・エマ・ハミルトン
           (Lady Emma Hamilton S 2005 D.Austin England)

     
                              2009年10月16日

     
                              2009年10月15日

◇ 細くて狭い、私の体型の逆を行く庭だからこそ、花の色のバランスは気になります。
  ほとんどピンク系統の濃淡で占められる庭のバラの中、イエロー、オレンジは貴重。
  2007年のパット・オースチンに続き、タンジェリン・オレンジが目映いバラを迎えて。
  ハミルトン夫人がどんなレディだったか、19世紀初頭の英国へ想いは誘われます。

     
                               2009年7月31日

     
                               2009年7月5日        
          □ このバラの明るさは庭でも随一です。

     
                               2009年7月6日 
     □ 初年度は、原則鉢植えで様子を見ることにしています。

         
                              2009年5月21日
      □ よく玄関前の階段アプローチの踊り場に置きました。

     

       
                              2009年5月17日
      □ 春、一番花、一斉に開花したことに驚き、感激しました。
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春から秋へ Roses of Memories 6 ~ Harlow Carr ~

2009年10月14日 20時50分20秒 | 寒露
                                2009年10月13日
                    □ ハーロー・カー
             (Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

     
                              2009年10月13日
     □ 秋の朝の冷気が、このバラを開花に導いているようです。

◇ ローズ・ピンクの中輪は、ベネトン・カラーのバラ版、それが第一印象でした。
  端正な顔立ち、春も夏も秋も表情一つ変えない、純粋さ、芯の強さも伺えます。
  細いシュートを適度に伸ばして、先端にうなだれるように遠慮がちに咲く花。
  庭では鉢栽培がお似合いのバラ、リビングからいつも見える場所に置いています。

     

     
                              2009年10月14日
           □ 愛らしくても、気品の漂うバラ。
             英国生まれ「らしさ」が随所に…。

     
                               2009年8月26日
           □ イングリッシュ・ローズの中でも、
             かわいい女の子のように感じるバラ。

     
                               2009年6月25日
       □ 季節による変化の少ない花の表情、逆に驚きです。

     
                               2009年5月15日
          □ 春、一番花、一気に開花していました。
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