折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

十二月、小雨の中で。

2008年12月13日 21時59分27秒 | 大雪
           □ 「シャルロット」(Charlotte/ER/1993)
             春とそん色のないこのバラの咲きように、
             今が十二月であることを忘れます。
           
◇ 数日ブログをお休みしたが、今日のバラたちのご紹介を…。
  小雨の降りだした午後、二日酔いの残る重い頭をやおら起して…庭へと。
  まあまあ咲いているなあと気がついてはいたが、十二月にこれ程とは驚いた。
  一つ一つ見ていくと、意外な蕾たちには二重に驚いている、そんな土曜日。

     

    
    □ 「シャルロット」来シーズンに五、十歩でオシマイの「園遊会」
      そんなことを憧れています、何人来ていただけるかなあ…。

     
        □ スカボロ・フェア(Scarborough Fair/ER/2003)
          長く楽しめました、今シーズン最後の花です。

     
          □ ハーロウ・カー(Harlow Carr/ER/2003)
            一昨日朝の蕾   (2008年12月11日)

     
          □ これは開花ですね。
            カップ咲きからロゼット咲きに変化します。

◇ 一つずつ日を重ねて、もうすぐ開花。

     
        □ グラミス・キャッスル(Glamis Castle/ER/1992)

     
    □ フラウ・カール・ドルシュキ(Frau Karl Druschki/HP/1901)

     
        □ 少しほころび出した蕾、これを引いて見ると…。

     
       □ まだまだ堅い蕾、中は雪のように白いのでしょう。

     
              □ こちらの蕾の先には…。

     
        □ ジャック・カルティエ(Jacques Cartier/P/1868)
          ほのかな香りがすてきなオールドローズです。
          十二月ですから、花持ちの長いこと。

◇ 明日から寒くなりそうで、クリスマスに間に合うか、バラの小さな蕾たち。

     
        □ L.D.ブレスウェイト(L.D.Braithwaite/ER/1988)

     
        □ エグランタイン(Eglantyne'Masako'/ER/1994)

     
        □ ドミニク・ロワゾー(Dominique Loiseau/S/2003)

     
     □ フローランス・ドゥラートル(Florence Delattre/S/1997)

     
           □ ノック・アウト(Knock Out/F/1999)

◇ そして今日届けられた、来シーズンが楽しみのバラの大苗。

     
         □ チャイコフスキー(Tchaikovski/S/2000)

(それから)

  明日から出張その他で、ブログではまたお暇をいただきます。
  いつも来て見て下さって、どうもありがとうございます。

     
          Merry Christmas      Buon Natale
   
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いい日旅立ちの頃 ~30th Wedding Anniversary~

2008年12月09日 21時26分50秒 | 大雪
        □ ご覧のとおり、バラの花束(見ればわかりますよね)。 

◇ いつの間にか、こうなった、過ぎた日々、一日いちにち。
  その積み重ねは、目には見えないものだけに、にわかには信じられない心地。
  脳裏に浮かぶのも、喜怒哀楽の極端な日々がどうしても多い。
  そうして、誰にでもある、一方通行の些細な出来事、心の綾の記憶。。。
     
     

◇ 過去のことは、自分の足跡、尊くもあり、反面自責の思いさえすることも。
  私にはその過去よりも、今日のこれからを含めて、明日以降がはるかに大切。
  済んでしまったことは消せないし戻らない、善くも悪しくも過程と結果。
  良いことをその気になって積極的に探すと、いずれ幸せな気分に満ち溢れて。

      

◇ 今日は今日で、ほんの一瞬の通過点。
  よくもこんなA型の男性と、さすがのB型の女性。
  そんな二人が、付かず離(さ)れて(!?)の幾年月、逆らえないし…。

     

◇ 健康で、おしゃべりさえしていたら、たまにわかりあえる。
  お互いに…そんなことも、きっとあるだろう。
  照れくさいけど、気持ちはバラの花束に託しましょう。

      

(追伸)
     いつも見て下さって、ありがとうございます。
     公私ともに多忙その他で、現在休暇中(!?)です。
     次に再開できるまで、しばらくの間…。

     
          □ パカラ(Paccarat)は、バラが大好き

     
             Buon Natale  Merry Christmas
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くれなゐの

2008年12月08日 21時07分48秒 | 大雪
          □ 春のバラの芽ではなくて、昨日7日の様子。
            ノック・アウト(Knock Out/F/1999)蕾が、左向こうに。

◇ 真冬の冷たさを感じる一日、よく晴れた明け方の気温0℃、日中も8℃まで。
  次第に曇って、お昼前から十二月の冷たい雨、余計に寒さが増した。
  知り合いの方が、私の好きな短歌を色紙にしたためて下さった。
  書の嗜みは、私の憧れの遥かな向こう、温かな筆が音もなく流れて、静か。

     


(una poesia di oggi)

   くれなゐの二尺のびたるばらの芽の針やはらかに春雨の降る
 
                                    正岡子規

     『竹の里歌』(明37)所収。作者は明治35年9月19日に没した。
     右(↑)はその二年半前の作。子規は「歌よみに与ふる書」で
     世間を驚かせた明治31年以降、特に短歌に熱中したが、短歌
     への関心はずっと前からあった。 短い晩年のうち、31年と33年
     が歌は時に豊富活発だが、右は33年春の作。「庭前即景」と題
     する。菜の花、鶸(ひわ)、四十雀(しじゅうから)、鳶(とび)と、
     病床から見えるものは何でも歌になった。
 
                  大岡信著「新折々の歌5」(岩波新書)より



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さあ、出番ですよ。

2008年12月07日 23時16分06秒 | 大雪
           □ バラには、この培養土をメインに使います。
             来シーズンに向けての出番がやって来ました。

◇ 今日は二十四節気の「大雪」こちらでは昨日の6日が「雪舞う」初雪だった。
  相方は今日も十時から大波コナミのスイミング、私の自由時間(強調しない)。
  そんな悠長なことは考える間もなくて、この時間帯にバラの大苗の到着を…。
  こんなことだけは…なぜか願いが叶った。

     
    □ レディ・エマ・ハミルトン(Lady Emma Hamilton/ER/2005)
      私の中での「バラ色の人生」のそのバラの色に、
      また一つのバリエーションが追加されることになります。

◇ 大神ファーム(大分県)から、バラの大苗が二株届くことはわかってた。
  クロネコヤマトの兄ちゃんが、もう一箱ありま~す…え~っ!?
  なんと平田ナーセリー(福岡県)に注文の大苗、それも二株…え~~っ!?
  数が合わぬではないか、大苗は四株ではなくて、あと一つ、都合五株。

     
         □ ワイルド・エドリック(Wild Edric/ER/2005)
           接ぎ木の部分が、ほら、りっぱでしょう!?
           これは初年度からちゃんと咲かせないと「恥」やなぁ。

◇ 私はいつから、三つ以上がたくさんになったのであろう…。
  大苗を二品種ずつ、全部で品種は四つとばかり思っていた。
  そう言えば、後日もう一品種追加したのだった、遠い昔の話のよう…。

     
       □ アンブリッジ・ローズ(Ambridge Rose/ER/1990)
         アプリコット・ピンクの優しさに、来春お目にかかれます。

◇ ともあれ、ポット苗の二品種(↑↓)は、素焼の深鉢に植え付け。
  うれし過ぎて、クラシック、フォーク、歌謡曲に演歌…ルンルンで口ずさんだ。
  バラのことはいつの間にかバレていたが、今日のところは穏便…だった。

     
      □ ジャクリーヌ・デュ・プレ(Jacqueline du Pré/S/1998)
        夭折した天才女性チェリストの想い出に…。
        半八重のやわらかなカップ咲き、庭に絶対に必要。

     
           □ ノック・アウト(Knock Out/F/1999)
       最高気温15度近辺の日が続いたら、今週末の開花でしょう。
       リビングの私の椅子から、一番よく見える場所に地植え。
       根鉢を崩さずに、そ~っと、大成功、強靭なバラだから大丈夫。
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神戸にて (③ 神戸ルミナリエ)

2007年12月20日 23時34分11秒 | 大雪
                  □ 神戸ルミナリエの入口(元町側)

◇ これも今は昔、だんだん昔の話になってきました。
  12月10日(月)淀屋橋での仕事を無事に終えて、
  地下鉄御堂筋線内でふと思いつきました。
  神戸元町へ中華料理(素ラーメン)を食べに行こう。
  娘は、内定者の飲み会(スペイン料理)で振られたんです。

     
        □ 仕事が終わって、地下鉄御堂筋線淀屋橋駅

◇ でも、さらにふと思いつきまして、神戸でルミナリエやってる。
  梅田の阪急百貨店のデパ地下でさっさとおみやげを買って、
  ホテルに戻って荷物を置くや否や神戸に向かいました。
  ルミナリエは、週末は大混雑で行けたもんじゃないらしいですが、
  月曜日ならまあまあだろうと思いました。
  それでも行列を作って20分以上は待ったと思います。

     
            □ 三宮センター街の花屋さん

          
                    □ 何のお店かなあ…。

               
                   □ クリスマスツリーのお店でないことは確か。

               
       □ 元町の神戸大丸の東(左側)を歩いて行くと、もうすぐ。

          
             □ それにしても、すてきなお店がたくさん。

◇ ルミナリエ(luminarie)は、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と追悼、
  そして神戸の街の復興を祈念して、震災の1995年から始められました。
  光のイルミネーション、それはそれは見事なものです。
  一つひとつが尊い御魂ですから…。

                 

          

◇ 私が神戸に住んでいたのは、震災の20年前・・・歴史的にはタッチの差。
  御影の下宿も崩壊して、おじさん、おばさんも8時間後に助けられたそうで、
  我が大学の後輩も、48人が犠牲になっています。
  訪れる度に、懐かしさとどこか胸の痛みを禁じえない、そんな神戸です。

          

         
           □ いつまでも、光は心の中で輝き続けるでしょう。
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京都にて (② 慈照寺銀閣・庭園の植栽、そして哲学の道へ)

2007年12月19日 23時40分53秒 | 大雪
                □ 銀閣の庭園は、見事に測ったような、
                  でも決してしゃしゃり出ない美しさです。

◇ 前回に引続き、銀閣のそぞろ歩きを…。
  銀閣の庭園は、京の庭によく見られる借景です。
  東側の山々の木々と、さり気なく釣り合っているのがわかります。
  この庭園の三次元的な広がりに加えて、「美」を感じさせてくれるのです。

     
        □ 典型的な借景ですね。
          お解りでしょうか、写真の腕がこれですから…。

     
        □ 銀閣に相応しい落ち着いた花が咲いていました。

     
                □ 馬酔木ですね。
          

◇ もう一つ観るべきは、苔生した庭の姿です。
  見事な紅葉が十二月にずれ込んだせいか、
  どうしても自分の背の高さより上に目が行きます。
  でも散策しているうちに、様々な苔の絨毯が、この銀閣の
  しっとりした佇まいを醸し出しているのに気づかされます。
  五百年前から続く書院造の歴史という美しさが、
  見事に調和してお互いが溶け込んでいるのです。

     

     
     □ 二つとも、えもいえぬ光景です。

          
              □ 霜が降りているのがお解りでしょうか?

          
             □ りっぱな松もこのお寺の特徴です(私、松わ♪)

     

          
            □ しばらく苔生す光景をご覧あれ!

          

              

                           

              
          

◇ お寺のサービスもさすがで、庭園の苔を展示していました。
  でも、どれが大事な苔で、どれが無用な苔なんて、
  やはり素人にはさっぱりわかりませんが、立札がシャレてます。
  花は山茶花が咲いてたんだと思いますが、
  椿のとの違いがわかりません。

     

          

               

          
                   □ 白い山茶花に秋の紅葉

               
              □ その紅葉を記念にいただきました。

◇ その銀閣をあとにして、「哲学の道」を西田幾多郎先生に
  ちらっと思いを馳せながら少しだけ歩きました。
  途中、谷崎潤一郎の墓のある知恩寺の山門をくぐったとき、
  侘び寂びの世界って、現代では時間が早く進むのですね。
  もう、そろそろ大阪へ戻る時刻がせまっているのでした。

     
   □ あまり、出店には目が行かないのですが、ここは少し気に入りました。

     

     

          

               
                    □ 法然院

               
                    □ 法然院山門は情緒があります。

               
               
                    □ 耽美派谷崎潤一郎の墓があるそうです。

          
□ そのうちに、四条京阪駅に届きました。

          
            □ そうこうしているうちに、時間がややせまってきました。
              ここから京阪電車で淀屋橋まで、余裕の…。
  
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京都にて (① 慈照寺銀閣・紅葉)

2007年12月18日 23時45分13秒 | 大雪
                ☆ 慈照寺銀閣(15世紀末)

◇ 12月10日(月)、朝からとてもいい天気、絶好の行楽日和です。
  普段どおりに目覚めて、カーテンを開けたら、遠く生駒山系まで
  雲一つありません。
  仕事は午後淀屋橋で、つまり午前中は5時間ほどのフリータイム。
  そういうことで、京都の銀閣寺だけに的をしぼって、早くから出かけました。

         
             □ 四条河原町の高島屋の向い(バス停)

◇ 阪急電車京都線で河原町終点まで、それから市バス203系統で、
  四条河原町(高島屋の前)乗車、銀閣寺道下車。
  京都南座の前や祇園、八坂神社、知恩院前を通って、
  なつかしの白川通りを北へ走ります。
  銀閣寺道を下車すると、もうそこから「哲学の道」が
  ゆるやかに右カーブというか、スロープしています。
  修学旅行の学生が多くて、うちのちゃっかり娘に似た!私は、
  女子高生や女子中生に「おじちゃんを!撮って」

     
           □ 途中、京都の歌舞伎は南座(バス車窓)

          
               □ 祇園、八坂神社(これもバス車窓)
     
        □ 銀閣寺道の交差点。左側が北、白川通りです。

     
      □ 銀閣寺の入口まで、少しばかり「哲学の道を」歩きます。

     
          □ ここが、慈照時の山門です。

◇ 慈照寺銀閣は、室町幕府八代将軍足利義政が建立した、臨済宗の寺院、
  慈照寺にある観音殿です。
  禅と茶道の東山文化の代表的建築(国宝)で、応仁の乱(1467)の直後に
  建てられました(1490?)。
  清水寺や仁和寺と並んで、私が個人的に安らぎを感じるお寺です。

          

          

◇ 訪れたのは数年振りですが、紅葉の季節となりますと、
  かなり(学生時代まで)遡ることになります。
  この季節の銀閣の佇まいに、私は心の中で歓声をあげていました。
  ここの境内だけで、時間をふと忘れてしまうくらい、
  ゆったりとした気分に酔い知れていたのでした。

                               

                       

          
□ 高台に登ると眼下に銀閣、正面に吉田山、はるかかなたに左大文字が望めます。

     

          

                

                   

 
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神戸にて (② 学び舎)

2007年12月13日 23時43分20秒 | 大雪
                     □ 4年間過ごした大学

◇ 12月9日(日)、谷崎潤一郎記念館をあとに向かったのは、
  若き日に勉学に勤しんだ4年間の思い出の地。
  なつかしの阪神御影駅から神戸市バス36系統に乗って、
  当時とはすっかり変わった街並みをぼんやり眺めていました。
  バスが北側の六甲山系に方向を向けると、だらだらと上り坂が続くのですが、
  阪急六甲駅を過ぎると急に勾配がきつくなります。
  つづら折を登る途中、大学の前でバスを降りたら新棟ができていたりしていて、
  あの頃とは風景もずいぶん変わったように感じました。

     
   □ 阪神御影駅(このあと、以前乗り慣れたはずのバスを間違えて)
  
               
                  □ 途中の阪急六甲駅のすぐ東(バス車窓より)

          
         □ バスを降りて、門を入ったところ、この石段の上が学部です。

               
                 □ 石段を上って振り返ると、神戸の街並みが遠くに。 

◇ こんなところに、こんなもんあったんかいなぁ?
  もっと神戸の街が見渡せたような感じがしたけど、ちっとも見えへんがな!
  でも2年半学んだ学部での建物は、ほぼそのまま、なつかしい姿を留めていました。
  ここでドイツ語の原書を読まされたり、訳のわからん数学を駆使した英語の論文と
  格闘したり、しんどい思いをしたなあ…。
  そのせいで、紅顔の美青年が、三枚半+厚顔のただのオッチャンに…ここで、
  後輩の学生にシャッターを押してもらいました(二十三回生と言うたら驚いてたわ)。

          

          
                 □ どこかがゼミの部屋でしたが…。

◇ あんまり長くおるところじゃないなぁ…
  夕方の約束を前に、娘の学び舎にも久しぶりに行ってみました。
  こっちの方が、やっぱり、う~んときれいやなぁ。
  私の学び舎での三倍くらいの時間、ゆっくりと佇んでいました。

     

          
                 □ 娘の通う学部・大学院(たぶん)

               
                     □ クリスマスシーズン(と思いきや…)

                   
                          □ ウェディング・シーズンなん?

     
          □ カルガモの日曜学校や…法科大学院?

             

                   

◇ …で、約束の「バリ島料理」のごちそう会。
  思いのほか、あっさり、さっぱりとした新鮮野菜中心の料理は、
  ことのほか、おいしかったです。
  あっという間に時間は過ぎて、娘のところにちょっと寄ってお茶飲んで、
  明日の仕事、その前の京都行きに備えて、早めに大阪のホテルに戻りました…とさ。

     
            □ マンゴーとなんとかのサラダ

          
                    □ サバのなんとか…。

               
                       □ メシ…メダマヤキ乗せ…?

                   
                             □ お店の名前「…」



(追伸)故郷佐世保で傷ましい事件が起こりました。
    犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします(合掌)
    
  

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神戸にて (① 谷崎潤一郎記念館・芦屋)

2007年12月12日 23時48分05秒 | 大雪
                    □ 谷崎潤一郎記念館入口の門

                              
                            □ JR以外のほとんどの関西圏の
                              私鉄・地下鉄・バスが
                              3日間乗り放題(5,000)
                              これで乗りまわりました。

◇ この3日間(12月9~11日)、出張兼深呼吸をして参りました。
  「参りました」って、夫婦喧嘩にならないうちからの私の台詞じゃありません。
  仕事は半日、後の時間は、大きく息を吐いて、また大きく吸って来ました。
  撮ってきた写真のいくつかを、いつものように貼り付けただけで、
  画像の下に若干のご説明をしています。



               

          
               □ 反高林の家にて、松子と

          

◇ 谷崎潤一郎(1886-1965)は「耽美派」と呼ばれた文豪で、
  その代表作「細雪」(1948)を読んだときは、美しい文章の魔力にとりつかれ、
  この小説の世界にあっという間に吸い込まれてしまった記憶があります。
  学生時代を神戸で過ごした私には、その舞台となっているところからも、
  彼のこの代表作は大変身近な存在でした。

     
     □ 細雪(上・中・下巻) 装丁がえも言えず、素敵でしょう?

     
                    □ 春琴抄

     
                  □ 夢の浮橋

  まともに読んだのは「細雪」くらいですが、この記念館を知ってから、
  いつかは訪れてみたいと思っていました。

      
     □ これはおみやげの説明書         □ 一筆箋

    
                □ 記念の絵葉書

  この日は「源氏物語の場」という特別展も開かれて、「昭和の源氏物語」とも評される
  「細雪」と「源氏物語」とのつながりを、趣深く味わったのでした。

         
         □ 潤一郎の執筆部屋を再現した部屋

               
                   □ 掛け軸と同じ、複製の色紙

       

          
        □ なにしおはば 花よ都は忘るとも 世を侘人の 忘れな忘れそ


◇ 「谷崎源氏」とも呼ばれている、源氏物語の現代語訳を三度でしたか、
  潤一郎は出版しています。
  そのどれも、私はまだ読んだことがありません。
  そのうちに、いつか、きっと「新々訳」だけでも…いつもこんな調子で、
  結局は忘れてしまいます。

        

          

          

          

          

          

               


◇ その愛蔵版の「細雪」(1988年版)を欲しくて、大阪・梅田の古本屋さんを
  いくつか探したんですが、どこにもありませんでした。
  この記念館のあの展示本とは言わなくても、あの本を欲しかったのに…代わりに、
  夏目漱石の「心」の復刻版を買う始末。
  まあ、私らしいというか、これで好きな漢字、「夢」と「心」の二つが揃った、
  これに満足って感じです。

     
         □ 数年前、奈良斑鳩の法隆寺で求めた扇子。

               
                         □ 夏目漱石著 「心」

                   
                            □ さざんかとオキザリス?

     
               □ 中庭の日本庭園

          
                  □ 玄関から外をながめたところ

     
    □ 阪神芦屋駅からバスに乗り換えて、緑町下車徒歩3分

          
     □ その阪神芦屋駅前のバス停で、何の木でしょう?赤い実がたくさん。
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シーズンは、ほぼ終了

2007年12月08日 23時50分00秒 | 大雪
        □ ジュビリー・セレブレイション(Jubilee Celebration ER)

◇ 今年も様々な想いを乗せて、最後のジュビリー・セレブレイションが咲き始めました。
  この寒空の下で、サーモンビンクの華のある姿を楽しんだ頃に想いが飛んで行きます。
  あの頃は、晴れた乾いた空気の風にそよいで、心も軽いジュビリー。
  あの頃は、しとしとと降る梅雨の前ぶれの雨に、重く重く沈んでいたジュビリー。

     
                □ 2007年6月24日

     
                □ 2007年6月24日

◇ どの薔薇もその個性ゆえに、魅力的な薔薇。
  どの薔薇もその静けさゆえに、健気で愛おしい薔薇。
  ジュビリーには、庭のほかの薔薇にはない、どこまでも華やかな貴婦人の趣で。
  想像以上の花を咲かせてくれたイングリッシュローズの中でも、この花は別格。

     
                □ 2007年5月16日

◇ この冬は、私の庭にじっと根をおろしてくれますか。
  それとももう一年、決して環境に恵まれていない中でも、
  一番の日当たりの地を求めますか。

     
               □ 2007年5月26日

◇ これから、3年目を迎えるジュビリーは、庭の花の中の華。
  静かな時も寂しい時も、決して変わらず、いつも華やいでいます。
  花の姿に心を奪われ、花の香りに心は我にかえるのです。

     
               □ 2007年12月2日


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