2030年の地中海大会は、コソボで開催予定
・Inside the Games
地中海沿岸の国が参加する4年に一度の総合スポーツ大会で、
2022年 オラン(アルジェリア) 済
2026年 ターラント(イタリア)
2030年 コソボ
なのですが、アルバニアと調印したという記事になっていて、どうやらセーリングだけアルバニアでおこなうことが決まったもよう。「コソボ紛争」のあと2008年に独立したばかりのコソボは、国土は岐阜県ほどの大きさで、人口は約180万人。この大会が同国史上最大のスポーツイベントになると記事では書いています
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体操競技も実施され、強豪国はイタリア、フランス、スペイン、ギリシャ、トルコなど。国によって温度差がありますが、一軍を派遣する国が多いようです。前回(2022年)の団体優勝は、
女子 イタリア
男子 トルコ
でした。厳密に言うとコソボは地中海に面していませんねだから海がなくてセーリングができないのですか・・・
明けましておめでとうございます
昨年は特にパリ五輪期間中、たいへん多くのご訪問ありがとうございました。今年も一般メディアが扱わないネタを中心にご紹介したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします
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さて新年一発目として珍しいネタがありましたのでご紹介します。2010から2011年頃に活躍した吴柳芳(中国)が、ネット関連の不正で処分されたということです
・Gimnasia Latina
引退後、インフルエンサーのマネージメント会社(そんなのがあるんですね)に所属し、ネットで情報発信をしていたようですが、このほどフォロワー数の不正操作や、低俗なコンテンツを公開したとして中国の人気プラットフォーム抖音(TikTokみたいなもののようです)から活動停止処分を受けました。マネージメント会社も処分を受け、「中国によるデジタルマーケティングやインフルエンサーに対する管理が強化されている」と記事ではまとめています。
「低俗」とはどんな感じなのですかね吴選手は、うちの過去記事によりますと2013年までは現役だったもよう。
この年末に、東京で日本男子の強化合宿がおこなわれています
・サンスポ
パリ五輪代表メンバーのほか、インターハイ王者で昨年の世界ジュニア選手権(トルコ)代表、角皆友晴らが参加。来年から跳馬以外の種目で「ワザの数が減る」ルール変更について岡慎之助と橋本大輝が話しています。新たに強化本部長に就任した村田憲亮氏ですが、一般的には知名度が低いせいか(?)記事でコメントなどは紹介されていないようです
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市立船橋高3年の角皆選手は、昨年のNHK杯(5月・高崎)で85点台を出したこともある逸材。進学先は順天堂大で、年明けのリューキン国際招待(2月21日~23日・米国テキサス州)への派遣が決まっています
今年もあと2日・・・なので、何と言っても今年最大のドラマ、パリ五輪の男子団体決勝を過去記事で振り返りましょうまずは、
・国際体操連盟(FIG)が振り返る団体決勝(過去記事)写真がなかなか良いです
さらに、盛大な「ぬか喜び」をした中国について
・5種目を終え、中国人記者も勝利を確信していた(過去記事)
・「3点差であと1種目」に、陳一氷も「フライング」(過去記事)
鉄棒で二度落下した蘇煒徳(中国)には、中国からは大バッシング、日本からは同情の声が寄せられました
・蘇、「どんな批判も受け入れる」(過去記事)
・李小双が蘇を擁護(過去記事)
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今どうしているのか蘇煒徳・・・もともとこの選手は補欠でした。パリ五輪の中国男子メンバーは、
張博恒(24)
鄒敬園(26)
肖若騰(28)
劉洋 (30)
孫煒 (29) 負傷交代→ 蘇煒徳(24)
(年齢は8月13日時点)多くが現役続行を期待されていますが、張、蘇以外は次のロス五輪には30代。どうなるのでしょうかね
とにかく、五輪期間中はたいへん多くの閲覧ありがとうございました。岡慎之助、蘇煒徳の検索ワードが多かったようです
もう年末ですし・・・2024年体操大賞を発表します。
今年は・・・岡慎之助選手です
インパクト、成績、ともに文句なし。2019年以来、二度目の受賞。
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とにかくパリ五輪体操のスター。私も正直びっくりでしたが、周囲では「五輪まで岡選手を知らなかった」という人ばかり。海外の(それなりの)体操ファンの間でも知名度が低かったようで、驚きの声が続出しました。世界選手権に一度も出ていないことが(知名度の低い)理由、とする記事もありました。土壇場で強制帰国の宮田笙子、欧州選手権で優勝したゲオルギオウもかなりインパクト大でしたが、やはり今年は岡選手。個人総合優勝後、「岡慎之助」で検索して来てくださる方も多かったです
・そんな岡選手のプロフィール(過去記事)
・昨年までの体操大賞
2036年夏季五輪の開催に、韓国のソウルが浮上
・Inside the Games
私の雑な調べではこれまで挙がっていなかったソウル。このほど(たぶんIOCの)議定書に基づき視察(ソウルを視察するのでしょうか?)を開始したとあり、本気度がうかがえます。写真のオ・セフン市長(63)も開催に自信をみせており、東京やパリより低い予算で、経済効果も大きいと試算。昨年夏の調査では国民の80パーセント以上が開催を支持しているとしています。この政情不安定の中での招致・・・
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1988年に続き2度目の開催をめざします。実現すれば、それ以来ほぼ50年ぶり(もう50年)これまでの調べでは、ライバルは、
ドーハ(カタール)
ヌサンタラ(インドネシア)
アーメダバード(インド)
ワルシャワ(ポーランド)
ブダペスト(ハンガリー)
イスタンブール(トルコ)
サンチアゴ(チリ)
などと言われています。
岡慎之助(21)がインタビューにこたえ、2028年ロス五輪の目標などを語りました
・サンスポ
パリ五輪では、
団体 金
個人総合 金
鉄棒 金
平行棒 銅
のメダルを獲得。平行棒の銅メダルもうれしかったそうです。次の五輪では平行棒でも金をとり、「4冠」を狙うと話しています。平行棒、鉄棒でのワザへの取り組みなどについても語り、(高難度の)ワザを入れても美しさを失いたくないとしています。記事中でも名前の出た鄒敬園(中国・26)は、次の五輪をめざして現役続行と報じられています(真実とウソが入り混じっている気がする過去記事)
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<パリ五輪 平行棒決勝>
1. 鄒敬園(中国) 16.200
2. コブトゥン(ウクライナ) 15.500
3. 岡慎之助 15.300
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4. 張博恒(中国) 15.100(D:6.4、E:8.7)
5. アリカン(トルコ) 15.100(D:6.9、E:8.2)
6. 谷川航 14.133
7. ダウザー(独) 13.700
8. ベルニャイエフ(ウクライナ) 13.300
団体出場国が非常に強い種目。尤浩(中国)も強いですが、今回は補欠でした。
マックス・ウィットロック(英・31)のコーチであり、英国代表の技術アドバイザーだったスコット・ハン氏(44)が、パリ五輪を最後に引退しました
・Inside the Games
ウィットロックが12歳の時から指導してきた思い出などを語っています。記事ではふれていないようですが、2人は「義理の兄弟」のようです。ほかにティンクラー、ビーバンらも指導したそうです。長すぎて詳しく読んでいませんが、44歳で指導職から退くのは早い気がするので、代表コーチからはずれるという意味でしょうか・・・
ウィットロックもパリ五輪を最後に引退を表明していました(過去記事)
来年3月の国際オリンピック委員会(IOC)会長選の候補者に関する記事が多くなっています
・Inside the Games
国際体操連盟(FIG)会長の渡辺守成氏は、「五大陸五輪」構想を発表
・47 NEWS
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国際陸上連盟会長のセバスチャン・コー氏(英)は、「改革」の重要性を強調
・Inside the Games
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唯一の女性候補、カースティー・コベントリー(ジンバブエ)は、若者の参加奨励、ドーピングや汚職の撲滅などを主張。現会長のバッハ氏の「イチおし」とみられているそうです。元競泳選手で、ジンバブエの現スポーツ大臣。
・Inside the Games
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王族の候補、ファイサル・アル・フセイン王子(ヨルダン)は、何か色々述べていますが、キーになるのは「インクルージョン」(包摂性←初めて見た言葉)のようです。日本語にしにくい言葉とされ、色々な個性や特徴を認め合い、差別なく活動すること、といった感じのようです。
・Inside the Games
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全立候補者と、公示次点での年齢
・IOC会長選に、渡辺氏ら7人が立候補(過去記事)
60代が4人ともっとも多く、任期が8年であることを考えると、私は年齢だけ見ると51歳のラパルティアン氏(仏)がよさそうな気がしますが・・・