イタリア体操連盟のリカルド・アガビオ会長による一年の総括です
ロンドン五輪の結果には満足しているそうです。
男子つり輪 銅 モランディ
新体操団体 銅
男子あん馬 4位 ブスナーリ
女子ゆか 4位 フェラーリ など
リオ五輪へ向けた新たな4年のスタートにあたり、これまで蓄積してきたものをさらに発展させる必要があると話しています。欧州は経済的に苦しい状況にあり、スポンサーや空軍、海軍の協力にも感謝の意を表しています(このへんはギリシャも同じでした)
来年のおもな大会は、欧州選手権(4月)、地中海選手権(6月)、世界選手権(9~10月)。
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競技とは関係ないのですが、伊体操連盟の文章は改行や段落分けがなく見づらいです・・・
中国が今年一年を振り返っています
長いので展望の部分だけまとめますと以下のとおり。( )内は私のコメントです。
<男子>
・個人総合で騰海浜、郭偉陽では内村航平の相手にならない。ロンドン五輪で郭は個人総合決勝に進めなかった(実際は、出られたのに出なかった)
・オールラウンダー育成が最重要課題
・周施雄、林超攀(ともにアジア選手権代表)らに期待
<女子>
・男子に比べきびしい状況に直面している
・ゆかと跳馬が最大の課題
・跳馬では米、ロシア、ルーマニアが2回半ひねれる選手がいるのに、中国は2回ひねりさえできない。この種目で2点ほどの差をつけられてしまう。
・ゆかを得意とする眭禄や姚金男が4年後も活躍できる保証はない(眭禄は20歳、姚金男は17歳)
・伝統的に強い段ちがいと平均台は心配ないが、安定性が求められる
中国女子は引退が早い傾向があるので、4年後はかなり不安なのでしょうかね。
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日本の具体策が報じられませんがどのように考えているのでしょうか。先日の水鳥寿思強化本部長の就任会見でも、具体的な話はほとんどありませんでした。中国はその点、意外とオープンに話しますね。
例年、年末年始もニュースが多いのが中国です
中国の体操管理センター主任?超毅氏がインタビューにこたえ、リオ五輪へ向けた展望などを話しました。
ざっとまとめますと、
・リオ五輪での絶対的優位はない
・ロンドン五輪男子団体でもわかるように、わずかなミスがメダルを左右
・リオ五輪へ向けすでに準備を開始
・広東、武漢での冬季合宿で選手選抜、指導者の新体制などを検討中
・陳一氷らベテランは今もチームリーダーだが、若手の台頭を期待
?氏によると、ロンドン五輪で中国男子が実施した高難度のワザは合計で218。そのうち0.5以上の減点を受けたものはゼロであり、これが成功の理由だということです(どういうふうに計算しているのか不明ですが、中国は数値で表すのが好きですね)とにかくミスをなくす、これが勝利へのカギと強調しているようです。
その国によって体操のシステムもちがうものですが・・・
さて、米国ではNGL(National Gymnastics League)というプロの体操リーグがあるそうです。これは米体操連盟が認可するもので、一流男子選手が所属。1月から4チームによってリーグ戦がおこなわれるそうです。
・National Gymnastics League(NGL)(Gymnastics Coaching)
<おもな参加選手>
レイバ、ブルックス、レジェンダー、イシノ、ルジェリ(米)
カルモナ(ベネズエラ)
ほかにもコロンビア、ドミニカ共和国の代表選手がいるようです。米国の大会にカルモナが米代表として出ていて不思議だったのですが、米国のクラブに拠点をおいているのですね。国や所属を超えて、というもののようです。女子はNCAAと米代表を兼ねることができない、など米国のシステムは独特ですね。
全然知りませんでした