オクサナ・チュソビチナ(ウズベキスタン・48)を、無理やりパリ五輪に出させてあげようという動き
・GYMmedia
アジア最後の出場ワクのかかったアジア選手権(女子24日~26日・タシケント)の本会場練習で負傷し、棄権、出場権はフィリピンの選手へ。しかし何とか9度目の五輪出場を実現させようと、ウズベキスタン体操連盟が国際体操連盟(FIG)に働きかけているそうです。2006年から2012年まで国籍をうつしていたドイツもこれに協力し、なんとFIGへ書簡を送付。ざっと読んだところ、FIGからの「特別招待」を願うというものですが・・・
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可能性があるとすれば「ユニバーサリティー」ワク(男女各1人)ですが、これはおもに体操の新興国の、知名度の低い選手に回ることが多いようです(前回のペトロフは例外中の例外)
2012年ロンドン五輪では、ペガン(スロベニア)、カルモナ(ベネズエラ)ら数名の有名スペシャリストがこのワク(当時の名称は「ワイルドカード」)をめぐって嘆願署名などキャンペーンを展開しましたが、結局FIGが選んだのは無名の選手でした(どこの国か忘れた)なので、このワクはチュソビチナのような選手のためのものではないと思います・・・(たぶん)
アルチュール・ザネッティ(ブラジル・34)が20日、肩を手術しました
・globo
左の「遠位上腕二頭筋腱」を断裂したもの(違ったらスンマセン)。手術はうまくいきすぐに退院したそうです。ブラジル男子のパリ五輪出場権は、
①個人1(選手未定)
②ディオゴ・ソアレス(個人総合)
で、①を誰にするかブラジルが決定します。通常このケガは全治2か月以上かかるためザネッティが選ばれる可能性はほとんどないと思われますが、記事では絶望と断定はしていないもよう。本人は「一日も早い回復に努める」と現役続行に意欲的。ロンドン、リオ、東京と五輪3大会連続出場しています。
フランス選手権(6月7日~9日・リヨン)がおこなわれます
・フランス体操連盟
初めて体操と新体操の同時開催。視聴方法などを紹介していますが、パリ五輪の女子代表選考に関係あるかなどは不明フランスは、
女子 団体
男子 アイサイド
が五輪出場権を得ています。
ネタはあるにはあるのですが、私とて大会も選手も好みがありまして・・・
先日パリ五輪出場が決まったオセアニアワクの2人をご紹介
この写真ではどちらかよくわかりませんが、ピントの合っていない右側の選手が、ジェス・ムーア(豪・21)。2022年コモンウェルスゲームズ(バーミンガム)代表。五輪出場を決め、「めっちゃうれしい」(超意訳)と語りました。
・ABC
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女子はイザベラ・ブレット(ニュージーランド・23)。ニュージーランド生まれですが、生後6週間(!)でカザフスタンへ転居。5歳まで過ごしたそうです。体操を始めたのはカザフスタンで。五輪出場をめざし種目別のW杯大会に多数出場したようですが、ポイントでの出場権ゲットはなりませんでした。強いて言えばゆかと平均台が強いもよう。
・FIG
アジア選手権(女子)(24日~26日・ウズベキスタンのタシケント)の跳馬で、カルマカール(インド・30)が優勝しました
・Gimnasia Latina
<跳馬>
1. カルマカール(インド) 13.566
2. キム・ソンヒャン(北朝鮮) 13.466
3. ヨ・キョンビョル(北朝鮮) 12.966
パリ五輪出場は逃したものの、力を発揮したと書かれています。個人総合では16位(46.166)だったそうです。個人総合で五輪出場権を得たのは実質米国人のマラブヨ(フィリピン)でしたが、(国籍移動がなければ)4位のカザフスタンの選手だったようです。
<個人総合>
1. HU(中国)
2. QIN(中国)
3. マラブヨ(フィリピン) 🌸
4. バウイルザノワ(カザフスタン)
5. JIN(中国)
6. LIAO(台湾)
・・・という結果でした。この大会は結果がものすごくさがしづらいです