訃報です。
旧ソ連出身の名コーチとして知られたミハイル・クリメンコ氏が15日、亡くなりました。移住先のミラノで、自身の65回目の誕生日だったそうです。
・ミハイル・クリメンコ氏、ミラノで死す（GYMmedia.com）
イタリア女子の指導をしていたということで、イタリア体操連盟にも記事が。連盟会長は「ミーシャ（愛称と思われる）は常にプロフェッショナルで、情熱的だった」と語っています。
クリメンコ氏は旧ソ連のジュニアチャンピオンで、その後早い時期に引退してコーチに転身。エレナ・ムヒナや、弟のビクトール・クリメンコを指導しました。ムヒナが練習中の事故で半身不随になったとき、クリメンコ氏はその場におらず、その後長い間トラウマに苦しんだそうです。弟のビクトール氏はドイツで女子のコーチとして活躍中。
ご冥福をお祈りします。
アラブ大会の男子団体結果がわかりました。
1.エジプト
2.シリア
3.アルジェリア
エジプトとアルジェリアのたたかいと伝えられていましたが、シリアが２位に入りました。北京五輪出場を決めているセルール選手（エジプト）は故障をおして強行出場するという話でしたが、結局出なかったようです。
アラブ大会の体操競技は、おそらく２日目に女子予選がおこなわれました。結果を見てみると、いちおう団体もやっていました！しかし６人そろえられたのはエジプト、アルジェリアだけで、他のチームは５人とか３人でのぞんだようです。
そして女子個人総合の予選１位は・・・
カティア・エルハラビ選手（レバノン）！！
エジプトとアルジェリアのたたかい、とお伝えしましたが、レバノンもけっこうやるみたいです。北京五輪出場を決めているエルゼイニー選手（エジプト）は２位でした。点は全体的に低いです。くわしい結果（PDF）はこちら（大会公式サイト）の下のほうからどうぞ。
また、次回のアラブ大会（2011年）はそのレバノンで開催されるそうです。そのうちレバノンのサイトにもおじゃましましょう。
注目？のラクダ乗り競技は17日から！
←レバノン国旗。なお、ずっと「パン・アラブ大会」と書いてきましたが、大会公式サイトでは「アラブゲームス」となっているので、「アラブ大会」に表記を改めました。ご了承ください。
北京五輪出場へ残された唯一のワク＝ワイルドカードの行方が気になりますが、スロベニアは体操連盟のサイト内でペガン選手を何としても出場させようというコーナーを設けています。
・ワイルドカード候補ペガン選手への応援メッセージ（スロベニア体操連盟）
世界選手権の種目別鉄棒でハンビュッフェンに続いて２位。スロベニアの気持ちもわかりますが、ベルキもバンゲルダーも同じ条件。スロベニアからはペトコフセク選手の出場が決まっており、その点でも似たようなものなんですよね。はたして誰が妥当なのでしょうか？！ご意見をお寄せください（ただし他人の意見にケチつけないでくださいね）
私はヤンセン（ノルウェー）を推薦します。上の３人から誰かを選ぶと不公平だからなのと、彼に４年後をめざせというのは酷だからです。長くやってきたごほうびでいいじゃないですか。
パン・アラブ大会の体操競技は、男子予選から始まりました。平行棒の結果しか出ていませんが、上位はアルジェリア、エジプト、シリアの選手が占めています。団体はなさそうな雰囲気。１位で決勝に進んだ選手の得点は14.600。悪くないですよね。
で、こうなるとのぞいてみなければならないアルジェリア体操連盟のサイト！シニア男子の結果を見てみたのですが、けっこういい点出してるんですよね。あん馬なんか、鹿島がいなかったら日本負けますよ。演技を見てみたい気がします。
