Music Mania

No Music No Life

左足、床につく

2022年06月16日 | 入院生活とその後
今日からようやく左足が床につけるようになった。
とはいっても、負荷としては5キロまで。
つま先で軽く足をつけるだけだ。
それでも人間の身体って、とても安定する。
今まで左足の膝を曲げて床につかないようにしてたけど、たった5キロとはいえ、ここまで安定することに驚いた。
松葉杖での歩き方も、少し左足を床につけられるので、前よりも楽になった。

そして、階段の昇り降りの練習もした。
階段はまだ左足を使うことは出来ず、右足と松葉杖だけで昇り降りする。
これはけっこう難しい。
とくに降りる方は難しい。
1週間後には、左足に体重の3分の2の負荷をかけてもいいらしいので、それまでは厳しそうだ。

昨日の夕方から、隣のベッドに新たな入院患者が入った。
どこが悪いのかわからないけど、今日手術して、昼過ぎくらいに部屋に戻ってきた。
僕と同じく下半身麻酔で、オシッコは尿瓶になる。
が、この人尿瓶だと出ないらしく(僕は大丈夫だったけど、入院あるあるです)、結局尿道に管を通したようだ。
僕はそれをしたことがないのでわからないけど、わりと痛いらしい。
で、管を通したのでたまってた水分は全部出たようだけど、やはり早く抜いてほしいようだ。
辛いね。
でも仕方ないよね。

抜糸しました

2022年06月14日 | 入院生活とその後
手術から二週間が経ち、ようやく傷口の抜糸となった。
抜糸といっても、実際はホッチキスの針をピンセットで抜くのだ。
ちょっとチクっと痛いけど、全部で17本抜いた。
一番長いメスの跡は膝で、7センチほどある。
他はボルトを差し込んで止めるための傷口が膝周りに3ヶ所と足首の近くに3ヶ所、それぞれ2センチほどの傷跡だ。
普段はズボンなどで隠れるところなので、気にする必要はない。

何年か前(それもライブ直前)、右手の人差し指の第二関節を深く切ってしまったことがあったが、その時はライブを優先させるため、傷パワーバッドで治した。
4日で傷口はほぼ塞がったけど、完治するまで1ヶ月くらい、完全に痛みがとれるまで半年ほどかかった。
今回の膝は、骨に穴を開けて金属棒を叩き込むためのものなので、当然傷は深い。
それでもきちんと処置すれば2週間でほぼ治るのだった。

リハビリは順調である。
固まっていた足首も徐々に稼働範囲が広がっている。
まだ右足と比べると深くは曲げられないけど、日々進歩しているようだ。

入院患者は、たまに若い人もいるけど、基本的には高齢者が多い。
還暦前の人はまだ若者といってもよく、ほっといても大丈夫な人という扱いになってる。
70歳とか80歳を超えて入院してる人を見るのは、看護師もリハビリ担当もかなり大変そうだ。
それでも懸命に治療して、懸命に治そうとしている。
見てると、頑張れって言いたくなる。
いや、オマエもだろうって言われそうだけど。

ギブス外れました

2022年06月12日 | 入院生活とその後
昨日の朝からようやくギブスが取れた。
これでようやく足首が自由になった。
しかし、入院から18日間も固定されてたせいで、足首の可動域が狭くなってしまった。
膝も自由になったけど、膝には手術の跡があり、まだ抜糸してないし、キツくテーピングされてるので、やはり可動域は狭い。
膝はともかく、まずは足首である。
つま先を下げる方向は以前とほぼ変わらない。
しかし上に反らす方は、どう頑張っても90度しか曲がらない。
それ以上曲げようとすると、アキレス腱と足首の上側が痛む。
土日はリハビリの先生は来ないので、自分で無理のない程度に動かすようにしてるけど、すぐには無理のようだ。

また、ケガをしていない右足の筋力維持もやっている。
リハビリ室に歩行訓練用のスペースがある。
そこは両側に手すりのある、6メートルほどの通路なんだけど、ここで右足一本でスクワットをしている。
まだそこまで筋力は衰えてない感じなのはいいけど、5分以上立っているとケガをした左足の膝から下が痛くなってくる。
血が下がるというか、むくむというか、ジンジンと痛むのだ。
そのうち片足で立っていることによる疲労などで、あまり長い時間は続かない。

おそらく近いうちに抜糸なので、これでテーピングが取れると膝の可動域は広がるはずだ。
が、これも固まっていて、左足と同じように曲がらない可能性もある。
リハビリの先生と相談して、一日も早い退院を目指そう。

松葉杖はじめました

2022年06月10日 | 入院生活とその後


昨日から松葉杖で歩きだした。
負傷した左足は浮かせたまま、右足と2本の杖で歩くのだが、なかなか大変である。
松葉杖の高さを自分の脇より少し下くらいに合わせて、手で支える中間部分も適切な高さに調整する。
それでようやく使用可能となるのだ。
歩行練習として、リハビリの先生の付き添いで院内の廊下を一周する。
これだけでヘトヘトだ。
左足はずっと上げていなければならないし、右足は踏ん張りどころだし、腕力もいる。
これは全身運動だ。
ただし、左足のリハビリには全く関係がない。
それでも退屈な入院生活のなか、どうしても運動不足になるので、これくらい体力を使うのはちょうどいい。
疲れたら、いくらでも休憩時間はある。
昼間しっかり動いたら夜もよく眠れるだろう。
とはいっても、やり過ぎは禁物だ。
疲れすぎて手元がフラフラになって、転倒でもしたらまたケガに繋がること必至である。

それに、歯磨きのほか、ハシやスプーンを洗いに行くとき、松葉杖だと両手が塞がってしまうので、こういうときは車椅子だ。
それと、夜中目が覚めてトイレに行くときなんかも車椅子の方がいいだろう。

その代わり、ストレッチをやってる。
上半身中心に、下半身も可能な限りやるようにしている。
これはリハビリの先生に言われたことではないのだが、絶対やってといたほうがいいと思う。
一日も早く復帰するには、日々の地道な努力が必要なのだ。

なんとか今月中に退院したいと思ってる。

入院して二週間

2022年06月08日 | 入院生活とその後
入院して二週間経った。
僕の右隣のベッドの人、顔は見たことないけど、だいぶ具合が悪そうである。
外科で入院してるはずだけど、排泄系がとても悪いようだ。
小も大も両方ダメなようで、しょっちゅう看護師が数人がかりで対応している。
おもしろいのは、その対応にやってくる看護師はいつも明るく元気はつらつで、まるでこれから楽しいイベントでも始まるかのようなテンションで訪れる。
たいてい2人、多いときは4人くらいやってきて、ニコニコしながら処置しているように聞こえる。
明るく高い声で、ときおり冗談を交えながら、ゲームを楽しむみたいに。
さすがだな、これこそプロの仕事である。
排泄系ということで、それはなかなか過酷な現場になることが想像出来る。
小の方は管を通すんだけど、どういうわけかそれが詰まってしまったりするらしいし、大の方は「テキベン」という処置を施してるようだ。
僕はテキベン(摘便)というのがなんなのかわからなかったけど、下剤もカンチョウも効かない場合、直接描き出すようなやり方らしい。
描き出す人、お腹を揉む人、身体を抱える人、排泄物を受け取る人など、する方もされる方もかなり厳しそうだ。
ここで、これは大変なことになりましたね、と青い顔をすれば、患者のほうも申し訳なく感じるだろう。
なんといっても看護師は若い女性である。
お互いのストレスを最小限に抑えるための、明るい笑顔による対応なのだと思うと、やはりプロの仕事は違うな、と感心するのだった。
ちなみに、なぜか処置中ほとんど臭いません(よかった)。

この患者さん、顔は見たことないけど、声の感じからすると、老人ではなく、アラカンくらい、もしかすると僕より下の可能性もある。
僕が入院してから、もう5〜6回は摘便処置を受けているので、これが治らないことには退院出来ないんだろうな。

と思ったら、今度の土曜日に退院らしい。
へー、そうなんだ。
そんなんで退院して大丈夫なのかな、と他人事ながら心配になった。
まあ、医者が大丈夫というんだから大丈夫なのだろう。

さて、僕の方である。
ケガの痛みはほとんどなく、手術痕の痛みもだいぶ治まってきた。
切ったところは系ではなく、ホッチキスで留めたみたいになってる。
これはステープラーという医療用ホッチキスで、最近はこれが主流らしい。
ステープラーが取れるのは来週くらいと言われた。
これが取れたら本格的なリハビリが始まるのだろうか。