Music Mania

No Music No Life

サウンドボード音源とオーディエンス音源

2017年06月11日 | STEFANIE
もう一ヵ月くらい前だけど、STEFANIEのライブDVDが出来た。
ライブハウスで作られたもので、サウンドボード音源である。
サウンドボードってなに?という人も多いと思うけど、いわゆるラインから直接録音されたもので、当日のライブでPAスピーカーから流れた音である。
なので、余計な雑音がなく、レコーディングしたみたいにリアルな音像だ。
難点なのは、客席の音がほとんど入ってないので、ライブ特有の臨場感がゼロなところか。
それと、PA出力の場合、客席のどの場所でも同じ音が聴こえなくてはならないため、モノラル音源になっている。



ここで前に僕がアップした、客席から撮ったいわゆるステレオオーディエンス録音と比べてみよう。
「会場で流した音」と「会場で聴こえた音」が違うのがわかると思う。



とくに顕著なのが僕のギターの音量で、ラインだと1曲目の出だしの音がとても小さいのに、オーディエンスだとしっかり聴こえてるところだ。
なぜこんなことになるのかというと、僕のギターアンプからの出音が大きすぎるのが原因なのである。
つまり、客席で聴こえてた音というのは、PAからの音よりもアンプからの音のほうが大きかったのだ。
これは一番やっちゃいけないダメな例なのだ。

PAからの出音よりアンプからの出音が大きいと、ミキサーでのコントロールが出来ない。
客席にバランスよく聴こえるように調整しようとして、ギターアンプのマイク入力を小さくしても、アンプから鳴ってる音がデカすぎるため調整不可能になるのだ。
もちろん本番前にサウンドチェックしてるんだけど、そのときよりもボリューム設定が大きくなってしまったようだ。
わざとじゃないんだけどね。

教訓として、アンプ側のボリュームは小さめに設定して、あとはPAに任せた方がいい。
小さければミキサーで上げることが出来る。
音のバランスでいくと、ライン音源のほうがいい。
せっかくいいバランスで出してくれてるのに、実際にはアンプからの出力が大きすぎてバランスを崩してしまっていたのだった。

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