Music Mania

No Music No Life

花魁ライブ クラブルーツ その2

2022年09月25日 | 花魁ROCKER
四日市クラブルーツ、最初のバンドはザ・ミッドウエスト・ファイブで、全員お揃いのスーツで登場した。
ブルーハーツ直系のパンクで、曲によってはもっとハードコアなのもある。
歌詞はわりとポジティブで、親しみやすさがいい。
ギターはグレッチを使っていてすごく音がかっこいいのが印象的だった。

THE MIDWEST FIVE 2022-09-24 四日市Club Roots


次は名古屋からルナティック雑技団である。
僕らが出演予定だった桜花咲フェスにも出てたバンドで、大正ロマン風エログロナンセンスなコンセプトの異色バンドだ。
ステージのあちこちに桜の花が置かれ、旭日旗が飾られる。
サウンドも個性的でハードなサウンドにアコーディオンが響き渡るが、残念ながら僕らは準備があるので途中までしか見れなかった。

LUNATIC雑技団 2022-09-24 四日市Club Roots


控室に戻りステージ衣装に着替える。
緊張感が高まってくるが、ほかのバンドが超上手いってことだけでなく、1年近くライブをやってないことも大きい。
それと、サウンドチェックのときうまく指が動かなかったので、指慣らしにギターを弾いてウォーミングアップしておく。
そうこうしてるうちに、ルナティック雑技団が終了し、ステージ裏から戻ってきた。
いよいよ出番である。
機材をステージに持ち込みセッティングをする。
アンプは店のJCを使わせてもらった。
各自セッティングが終わると一旦戻り、オープニングSEと共にステージ入りした。

ライブはあっという間に終わる。
ステージに立つ回数か少なすぎると、やはりうまくいかない。
実力が出せないというより、今はその程度の実力しかないのだ。
とにかくミスが多くて、とくにギターソロがボロボロてある。
練習不足とライブ不足、長い期間ぬるま湯に浸かりすぎた結果だ。
とりあえずアカペラチャレンジはやめといてよかった。

花魁ROCKER in Club ROOTS


ライブが終わり控室に戻る。
散々な出来に凹みながらの帰路だ。
もちろん全体で見るとライブは楽しいのではあるが、楽しんではいけない。
しっかりこの残念な気持ちを覚えておかなければならないのだ。

トリは福岡からビューポイントの登場だ。
YouTubeで見るのと実際のライブでは全く違う。
いや、やってることはほぼ同じだけど、まるで違うように感じる。
動画ではアクの強さばかりが目立ってたけど、実際に見ると力強いリズムと、意外に親しみやすいメロディーがよくわかるのだ。
ハードロックでもメタルでもプログレでもなければ、パンクでもハードコアでもない。
強いて言えばビューポイントというジャンルだ。
ギターボーカルはギブソンダブルネックを弾き歌う。
数多くのエフェクターを使い分け、曲によってはオープンチューニングも駆使しながら、素晴らしい音色を奏でていた。

vIEWpOINT 2022-09-24 四日市ClubRoots

花魁ライブ クラブルーツ その1

2022年09月25日 | 花魁ROCKER


四日市のライブハウスClub Rootsへ来るのは初めてである。
そこそこ売れている若手のアーティストやバンドが地方公演でやってくるところで、もちろん地元のインディーズやアマチュアもライブを行っている。
キャパ数はいつものClub Chaosよりも多く、ステージも広い。
中に入るだけでワクワクする。

先日ライブ前の最終リハを行ったが、結局アカペラチャレンジはやめることにした。
ごまかしの効かないアカペラは、完璧にやらねば大コケしてしまう。
まだ自分たちには実力不足ということで、通常のアレンジに戻したのだ。
アドリブでごまかしていたギターソロは、きちんとフレーズを作ってそれを弾くようにした。
とりあえず準備は整えた。

ライブハウスに到着すると早くもヘヴィなバンドサウンドが鳴り響いている。
今日のメインであるビューポイントさんのサウンドチェックが始まっているのだ。
ものすごいサウンドでこっちがビビるほどである。
こんなすごいバンドと一緒とは、自分たちで大丈夫なんかと不安になる。

続いてルナティック雑技団さんのサウンドチェックが始まった。
個性的なボーカルさんは普段着だと別人みたいに見える。
ここもやはりサウンドがスゴイ。
音の塊が圧倒的なパワーで畳み掛けてくる。

そして僕らの番だ。
ここは外音もスゴイけど、中音も素晴らしい音響で演奏しやすい。
サウンドチェックとしてはすぐにまとまった。
だけど先の2バンドがスゴかったせいで、ちょっと不安になりながら、あまり調子が出ないまま終了した。

続いて今日のトップバッターであるザ・ミッドウエスト・ファイブさんだ。
ストレートなパンクサウンドはグルーヴが心地よい。
リズム隊の立体感あるサウンドの塊が客席にパンチを喰らわす。
ギターもいい音だ。

サウンドチェックが終わり、近くの町中華な店(正竜亭)でラーメンを食べる。
特性ラーメンがメニューの一番上にあったので、きっとこれがここの売りなのだろうと全員それを注文する。
モヤシとチャーシューが盛りだくさんの醤油ラーメンで、昭和を思い出すような懐かしいおいしさ。
僕はチャーシュー苦手だけど、ここのはトロトロで美味しかった。

ライブハウスに戻り控室に入る。
ここのハコは控室が複数あり、それぞれのバンドが入る。
冷蔵庫には無料のミネラルウォーターがあるし、インスタントコーヒーも飲める。
出演者用トイレもあり、さすがプロ仕様だなと感心する。
しばらく談笑していると開演時間になったので、客席に移動した。
(つづく)