Music Mania

No Music No Life

ビートルズの赤盤、青盤

2023年11月18日 | ビートルズ
数あるビートルズのベストアルバムのなかで、最も有名で権威のあるのが「ザ・ビートルズ1962〜1966」(通称赤盤)と「ザ・ビートルズ1967〜1970」(通称青盤)である。
それぞれ2枚組、合計4枚を聴けば、ほぼビートルズの代表曲を聴くことが出来てとても便利であり、ここからビートルズワールドに入る人も多い。

とはいえ、微妙に何故か入っていない曲もあって、少々物足りない感があったのも事実である。
また、当時は評価されていなかったけど、時代と共に再評価されるようになった曲もある。
それが今回のリマスターで21曲追加されて、完成度がさらに上がったのだ。

今回追加されたなかから、今まで入ってなかったのが不思議なくらいなのが、「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」「トゥモロー・ネバー・ノウズ」「ブラック・バード」だろう。
元々の赤盤青盤の選曲はジョージ・ハリスンなのだが、LPレコードという限られた時間に納めるため泣くなく外したのかもしれない。
個人的によくぞこれを入れてくれた、と感じるのは、「ディス・ボーイ」「ユー・キャント・ドゥ・ザット」「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」「アイ・ウォント・ユー」あたりだ。
選曲を決める会議でもけっこう揉めたかもしれないけど、入れてくれて良かったと思う。

では、リマスター音源として2023年版はどうなったのか。
ここでは、初期の極端なステレオ音源が、より現代的な音の位置に変更されたのがより印象的だ。
ボーカルが左右のどちらかに偏ってたのが、ちゃんと真ん中から聴こえるようになっている。
おそらく来年以降に出るであろう、ファーストアルバムのリマスターとか、今からとても楽しみである。

ローリングストーンズの新作

2023年11月18日 | 音楽
ローリングストーンズの新作アルバムが発表された。
早速DLして何度も聴いているが、想像していたよりはるかにロックンロールしていて、健在っぷりを見せつける内容だった。
キースとロンのギターの絡みといい、その上に乗るミックのメロディラインといい、ストーンズ節全開である。
そして驚くべきことに、ミックのボーカルにはまったく衰えがみられない。

少し前にチャーリーが他界し、とうとう3人だけになってしまったストーンズだが、生前に録音してあった曲もあったようで、しっかり参加している。
さらにゲストで初代ベーシストのビル・ワイマンや2代目ギタリストのミック・テイラーも参加しているので、ストーンズのアルバムとして申し分ないものになっている。
その他、ポール・マッカートニーやレディ・ガガもゲスト参加している。

ミックはこのアルバムが最後とは言ってないし、新しい曲が出来たらどんどんこれからも発表していくようなことを言っている。
もちろんそうあってほしいけど、彼らの中にもそろそろこの辺がラストという予感はしているだろう。
最後の曲にバンド名の由来となったローリングストーンブルースのカバーを入れているので、余計にそう感じてしまう。

もうとっくに生きる伝説になってる彼らだが、今回もアルバムチャート1位を記録し、伝説のページを更新したようだ。
ただスゴイとしかいいようがないし、彼らと比べると僕のような息子世代は、まだまだ若造なのかもしれない。
The Rolling Stones - Angry (Official Music Video)