イエスの新作が出た。
ジョンが抜け、クリスとアランが亡くなった今、ほとんどスティーブ・ハウ・バンドな状態なのだが、今回の新作、まごうことなきイエスサウンドになっている。
これを聴くと結局イエスというのは、イコールハウなのか?と思うほどイエスらしさに溢れているのだが、それは他のメンバーがかつてのメンバーに対するリスペクトがあるからだろう。
ジョン・ディビソンのボーカルはどこまでもアンダーソン的だし、ビリー・シャーウッドにはクリスが乗り移っているかのようだ。
そして、2023年に出す新作アルバムとしてあまりにも時代錯誤なプログレッシブロックが繰り広げられる。
往年のイエスサウンドや昔のプログレが聴きたい人にだけアピール出来たらいい、若いファンの習得は諦めた、という潔さすら感じられるのだ。
最近では、ギターソロ不要とか、イントロすら飛ばしてしまうという人がいるなか、そんなことどこ吹く風とばかり、曲は長く、そして複雑である。
じっくり腰を据えて聴きたいアルバムといえよう。
ロックに芸術性を持たせたり、クラシック的な手法を積極的に取り入れていた70年代初期のようだ。
今回の新作は、どことなく海洋地形学の物語を彷彿させる。
とくに表題曲は14分くらいある長い曲だが、すこしオリエンタルな雰囲気やアコギのフレーズなどに「古代文明」っぽさを感じる。
こういうのは、いわゆる「ながら聴き」ではなく、しっなり集中して聴いた方がいい。
イントロだけで3分、ハウのギターがかっこいい。
この人、見た目はとっくに枯れ果ててるのに、音楽の才能は枯れるどころか、まだまだ溢れ出てくるようだ。
Mirror to the Sky
ジョンが抜け、クリスとアランが亡くなった今、ほとんどスティーブ・ハウ・バンドな状態なのだが、今回の新作、まごうことなきイエスサウンドになっている。
これを聴くと結局イエスというのは、イコールハウなのか?と思うほどイエスらしさに溢れているのだが、それは他のメンバーがかつてのメンバーに対するリスペクトがあるからだろう。
ジョン・ディビソンのボーカルはどこまでもアンダーソン的だし、ビリー・シャーウッドにはクリスが乗り移っているかのようだ。
そして、2023年に出す新作アルバムとしてあまりにも時代錯誤なプログレッシブロックが繰り広げられる。
往年のイエスサウンドや昔のプログレが聴きたい人にだけアピール出来たらいい、若いファンの習得は諦めた、という潔さすら感じられるのだ。
最近では、ギターソロ不要とか、イントロすら飛ばしてしまうという人がいるなか、そんなことどこ吹く風とばかり、曲は長く、そして複雑である。
じっくり腰を据えて聴きたいアルバムといえよう。
ロックに芸術性を持たせたり、クラシック的な手法を積極的に取り入れていた70年代初期のようだ。
今回の新作は、どことなく海洋地形学の物語を彷彿させる。
とくに表題曲は14分くらいある長い曲だが、すこしオリエンタルな雰囲気やアコギのフレーズなどに「古代文明」っぽさを感じる。
こういうのは、いわゆる「ながら聴き」ではなく、しっなり集中して聴いた方がいい。
イントロだけで3分、ハウのギターがかっこいい。
この人、見た目はとっくに枯れ果ててるのに、音楽の才能は枯れるどころか、まだまだ溢れ出てくるようだ。
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