Music Mania

No Music No Life

オッサンになる人、ならない人

2016年05月08日 | 読書
富増章成の著書「オッサンになる人、ならない人」を読んだ。



内容は、世にはびこるオッサンを分析し、「だからオッサンはダメなんだ」と指摘してる本だ。
どのページにも「オッサン」という言葉がイワシの如く溢れていて、鋭いツッコミで読者(おそらく大半はオッサン)を刺す。
しかし、嫌味な感じではなく、なんとなくオッサン愛が感じられるところは、著者自身が紛れもないオッサンそのものだからだろう。

全6章からなるオッサンについての考察は、表題を見ただけで興味をそそられる。

第1章 オッサンの兆候
(アレとかソレが多くなる、自分は気持が若いから歳はとってないと思ってる、など)
第2章 オッサンの様々な周期
(最近の歌はわからんという、いきなり株をはじめる、くしゃみの「ハ、ハ・・・」がなくていきなり爆発音、など)
第3章 オッサンの驚くべき法則
(下ネタやダジャレを連発する、自分がオッサンであることに気づかない、人のいうことをまず否定する、など)
第4章 オッサンのどん詰まりと憂うつ
(人生楽しきゃそれでいい、とかいう、いつも過去が輝いている、オッサンであることにため息をつく、など)
第5章 オッサンの老化現象
(また今度にするかと物事を先延ばしにする、歳のせいにして逃げる、不健康自慢をする、など)
第6章 オッサンの明るい未来
(こんな性格とはオサラバだ)

様々な指摘事項に対し、哲学的に分析し、そうならないようにするにはどうするかが書かれている。
なかには、それは若者に媚びすぎだろう、とか、その解決法は間違ってるのでは?と思う内容もある。
まぁまぁ、そんな堅い本ではないので、気楽に「ああ、自分もオッサンだなぁ」と笑いながら読むのがよろしいかと。
また、オッサンだけでなく、多くの事柄はオバサンにも当てはまると思うので、オバサンを自覚してる人にもオススメ。

さあ、オッサン・マジカルワールドへの扉を開こう!

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姫路城

2016年05月07日 | 日常
姫路城へ行ってきた。
今回で2回目だ。
前に行ったのは20年以上前で、平成大修理の前だった。
修理が完了したら是非再訪したいと思ってたものの、完了してすぐだと混雑が激しいことを予想してさらに1年待った。
桜の時期も見頃なんだけど、それだと桜客と城客のダブル混雑が予想されるので、5月連休の平日をねらったのだった。

  

さわやかな五月晴れの青空に浮かぶ、白い大天守。
ああ、日本の城だな、と思う。
素直にいって美しい。
大天主を囲むように配置された小天守とのバランスもいい。
また、下にある石垣も見事なものだ。
さらに、他の城では取り壊されていることが多い、石垣の上の漆喰塀や櫓が当時の姿のままで残ってるのもいい。
まさに世界遺産に相応しい城だ。

修理されて美しくなった大天守だけど、実際のサイズ以上に立派に見える。
例えば、名古屋城天守と比較した場合、姫路城天守は一回りほど小さいんだけど、ぜんぜんそんなようには見えない。
たぶん、名古屋城は平城(平地に造られた城)に対して、姫路城は平山城(平地の子山に造られた城)で、見上げるような目線になるからだろう。
堀の規模は名古屋城や大阪城とは比較にならないくらいコジンマリとしていて、姫路藩15万石という中規模領主の城って感じがする。

城内には好古園という日本庭園もあり、錦鯉の泳いでる池、川、滝、季節のさまざまな植物を見ることが出来た。
ちょうど新緑の美しい時期だったので、とても綺麗だった。
たぶん、秋も美しいだろう。 

 

ちょっと遠いけど、城好きなら行く価値はある。
秋晴れの空の下で見る姫路城も美しいだろうな。
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