Music Mania

No Music No Life

ジゼル・スミス

2021年04月04日 | 音楽
先日のグラミー賞でデュア・リパの「フューチャー・ノスタルジア」がポップアルバム賞を受賞してたけど、最近はこういう過去回帰的なアルバムが人気なのだろうか?
カイリー・ミノーグの「ディスコ」なんてモロだし、BTSの「ダイナマイト」もそうだ。
もしかすると世の中ヒップホップばかりだという現実の中、再びこういうメロディアスな音楽が求められているのだろうか。

今回紹介するのは、70年代後半リバイバルよりもっと過去までバック・トゥ・ザ・フューチャーしちゃったアーティストから、ソウル/ファンク系だ。

ジゼル・スミス・アンド・ザ・マイティ・モカンボス「ジゼル・スミス・アンド・ザ・マイティ・モカンボス」

イギリスのソウルシンガーであるジゼル・スミスとドイツのファンク・ユニットであるマイティ・モカンボスのコラボ作品。
平たくいうと、ジゼル・スミスのバックをマイティ・モカンボスが演奏しているということ。
内容はとびっきりファンキーなR&Bで、完全アナログサウンドだ。
70年代初頭に発売されたアルバムだと言われても通じるくらい、古き良きブラックサウンドである。
なんといっても打ち込みじゃない、人力リズムが心地いい。

Gizelle Smith & The Mighty Mocambos - Working Woman



ランダ・アンド・ザ・ソウル・キングダム「ホワット・ユー・ニード」

こちらもジゼル・スミスと同じく、完全アナログサウンドによるR&Bアルバムで、同じくらいファンキーなリズムである。
感触としては、こちらの方がよりソウルフルで音楽の幅が広いように思う。
この手の音楽ってどれくらいの需要があるのか知らないが、少なくとも日本ではお世辞にも人気があるとは言い難い。
僕個人としては、いわゆるヒップホップやラップよりこういうの方が好きだけど。

Randa & The Soul Kingdom - Power In Me [Freestyle Records]


ディスカバービートルズ その41

2021年04月03日 | ビートルズ


3月28日放送のディスカバービートルズは、最終回4時間生放送スペシャルだった。
中心となるのは、リスナー投票によるあらゆるランキングで、過去2回の4時間スペシャルでも目玉となっていたものである。

あなたが選ぶアルバムA面2曲目

1.サムシング
2.ディアプルーデンス
3.恋する二人
4.ウィズアリトルヘルプフロムマイフレンズ
5.ノーウェジアンウッド
6.ナイトビフォー
7.オールアイブガットトゥードゥ
8.エリナー
9.アイムアルーザー
10.ミズリー

あなたが好きな曲の登場人物職業編

1.タックスマン
2.ペニーレイン
3.セクシーセディー
4.プリーズミスターポストマン
5.ペイパーバックライター
6.ラブリーリタ
7.サージェントペパー
8.ハニーパイ
9.ミスターカイト
10.ドクターロバート

ビートルズ研究家の
藤本国彦さんへの質問コーナー

・ビートルズは譜面が読めないは本当か?

おそらく本当である。
少なくともビートルズ時代はそうだった。
今のプロミュージシャンでも、ロック系の人は読めない人が多い。
譜面が読めないことによって、あるいは正規の音楽教育を受けていないことによって、斬新な試みが出来たと言われる。
また、ビートルズの場合、ジョージ・マーチンというきちんと音楽をわかってる人が近くにいたというのも大きい。

・ロングアンドワインディングロードのフィルスペクターアレンジ、リリース前に音源チェックしなかったのか?

ポールがいうには、リリースされたのを聴いてびっくりした、なんでこんなアレンジになってるんだ、と激怒した、らしい。
しかし、いくらなんでも完成系を全く聴かずにリリースされるなんてありえない。
当時のポールはソロ作の制作に夢中できちんと聴いていなかったのか。

・ビートルズの楽器はなぜ、定番メーカーではないのか?

ビートルズの楽器はフェンダーやギブソンではなく、なぜホフナーやリッケンバッカーなのか。
一説によると、弾きやすかったからだと言われる。
ビートルズ中期以降は、フェンダーのギターを使ったりもしている。

・「ナウアンドゼン」なぜお蔵入り?

アンソロジープロジェクトにより、ジョンの残されたテープを元に、残りの3人がダビングや編集をして新曲を作るという試みのなか、「フリーアズアバード」「リアルラブ」は完成した。
次には『ナウアンドゼン』という曲が仕上がる予定だったのに、お蔵入りとなる。
これについて、ジョージが気乗りしなかったという。
そして、この頃はポールよりジョージの方が偉くなってたため、ジョージの意見に逆らえなかったという。

あなたが好きなビートルズのイントロ

1.ホワイルマイギター
2.アイフィールファイン
3.ハードデイズナイト
4.デイトリッパー
5.カムトゥゲザー
6.ストロベリーフィールズ
7.レディマドンナ
8.涙の乗車線
9.抱きしめたい
10.ツイストアンドシャウト

あなたが好きなビートルズの三声ハーモニー

1.ビコーズ
2.ノウウェアマン
3.イフアイニードイットサムワン
4.ディズボーイ
5.ドライブマイカー
6.イエスイットイズ
7.アイルビーバック
8.ドントレットミーダウン
9.アスクミーホワイ
10.テルミーホワイ

あなたが選ぶ一番好きなビートルズ曲

1.レットイットビー
2.インマイライフ
3.オールマイラビング
4.シーラブズユー
5.ヘイジュード
6.イエスタデイ
7.アディインザライフ
8.イフアイフェル
9.ヒアカムズザサン
10.サムシング

僕がこの番組を知ったのは音楽仲間のリョーコちゃんからの紹介だった。
すでに6月になってたけど、普段NHK FMを聴かない僕は、教えてもらわなければ全く知らないままだっただろう。
おかげで、久しぶりに正面からビートルズをおさらいすることが出来たし、知らなかったことも多かったし、長い間聴いてなかった曲も聴けた。
今年は夏に映画「ゲットバック」が上映される。
もう一度原点に戻ろうとポールが呼びかけたセッションのドキュメンタリーで、過去に映画「レットイットビー」として上映されたことがある。
現在「レットイットビー」は廃盤でおそらく今後も公式で出ることはないだろうけど、その代わりがこの「ゲットバック」である。
とても楽しみだ。
この頃には、再びディスカバービートルズが限定的に放送されるかもしれないので、そちらも楽しみである。

「ザ・ビートルズ:Get Back」先行特別映像|2021年8月27日(金)世界同時劇場公開!