Music Mania

No Music No Life

家系ラーメンとは

2022年11月12日 | 食べ物
街に出ると、いつのまにかそれまであった店がなくなっていたり、それが別の新しい店になっていたりする。
そんな店の中で、最近とくによく目にするのは家系ラーメンなる店である。
家系ラーメンとはなんなのか?
僕は最初、家で作るようなラーメンなのかと思っていた。
家で作るようなラーメンといっても、具体的にどういうものなのかイメージしづらいけど、家系というからには何かそういう類のものなのかと思ったのだ。
しかし実際はぜんぜん違った。
横浜のとあるラーメン屋とその系列、あるいはそれを模倣したラーメンのことのようだ。

というわけで、家系ラーメンの店に行ってみた。
町田商店という店だ。
この店が家系ラーメン界のなかでどのようなポジションにあるのかは知らないけど、とにかく食べてみるのだ。
店に入ったらいきなり目の前に食券の自販機がそびえていた。
何を食べるべきかだが、まずは最も定番であると思われるノーマルのラーメンを選んだ。
一人なのでカウンター席に座る。
愛想のいい店員が麺の硬さをどうするか訪ねるので、普通にした。
そして待つこと数分、ついに僕の目の前に家系ラーメンが姿を表した。

豚骨醤油と思われるスープに海苔が数枚、チャーシュー、ほうれん草がのっている。
まずはスープを飲んでみる。
濃厚な味わいだ。
麺は太麺でちょっと驚くくらいコシが強い。
なるほど、これくらいしっかりした麺だと、スープは濃厚な方がちょうどいいだろう。
そして海苔とよくあう。
食べてるうちに麺のコシの強さも気にならなくなり、いつのまにかこれでちょうどいいと思うようになった。

家系ラーメンは濃厚な豚骨しょうゆのスープに、太くてコシの強い麺、具は海苔とチャーシューとほうれん草、ということであってるのかな?
結論からいうと、濃厚系ラーメンとしてかなり美味しいと思った。
麺がしっかり存在感があるので食べ応えがあるし、若い人ならご飯と一緒に食べてもいいオカズになるだろう。

リボルバー・スーパー・デラックス

2022年11月06日 | ビートルズ
ビートルズの中期の傑作であるリボルバーが新たにリマスターされた。
一番コアなステレオ版リマスター本体のみのものから、モノラル版やデモ、レコーディング音源が入ったもの、さらにそれらのアナログLPなど複数の形態で発売されている。
僕が聴いているのは、スーパーデラックスというタイプで、リボルバー本体プラス「ペーパーバックライター」「レイン」それぞれのステレオ版リマスターとモノラル版リマスター、デモ音源レコーディング音源が入ったものだ。
CDでもLPでもなくサブスクである。

まず音質だ。
今回のリマスターは今までの違い、それぞれの楽器や歌声を全て分離して再構築するという大手術が成されている。
そのおかげで、今までとは音の位置が変わっており、たとえばペーパーバックライターのベースが右側から聴こえていたのが中央になりより一層聴きやすくなった。
ただそういったことを意識したり聴き比べたりしない限り、ザッと聴いた感じだとあまり違いはわからないかもしれない。
強いて言えば、低音域がよりはっきり立体的になったように思える。
とくに「タックスマン」のベースライン、「エリナーリグビー」のコントラバス、「グッデイサンシャイン」のピアノの低音なんかで顕著に感じられる。
それと全体的に現代的な音になっているような気がする。
60年代のレコーディングとは思えない感じだ。

モノラル版についてはよくわからない。
よくマニアの間で、中期までのビートルズはモノラルで聴くべきという人がいる。
モノラルの塊感や迫力、そして当時はモノラルが主流でほとんどの人はモノラル音源を聞いていたこと、そして何よりビートルズ本人たちがモノラルで聴かれることを想定していたこと、などが理由とされる。
理屈はわかる。
けど、僕個人としてはステレオ版のほうが好きだ。

デモ音源やレコーディング音源については、実は僕はあまり興味がない。
いちおう一通り聴いて、なるほどこの曲はこのようにレコーディングされていったのかとか、この曲の初期バージョンはこんな感じだったのかという発見はあるし、面白いとは思うけど、あくまでもコアなマニア向けだ。

若い人で、たとえばみのミュージックなんかでビートルズに興味を持ってちょっと聴いてみようかという人からすると、この音質はだいぶとっつきやすくなったと思う。
それと、全アルバム同時にリマスターするより、一枚づつレア音源をつけて出した方がビジネス的にもいいだろう。
僕は買わないけど、買う人はどんだけ高くても買うだろうから。

Kai☆Six 四日市EAST

2022年11月06日 | ギター
昨日の夜はJR四日市駅前にいた。
昼間、道路はとても混雑していて、どうやら旧東海道で火事があったのが原因のようだ。
狭い東海道で火事だと、その道はもう通行止めになるのだ。
これからの寒い季節、火災には注意しなければいけない。

JR四日市駅前にあるバーイーストは、地元のアマチュアバンドのほか、インディーズ系のアーティストのライブが楽しめる場所てある。
昨晩のトップバッターはG-SPCだ。
かつて僕もサポートで5回くらいライブをやった。
今はずいぶんメンバーもかわり、当然セットリストも大幅に変わっている。
この日にやった曲で僕がいた頃の曲は「バージニティー」と「六本木心中」だけだった。
今のギタリストさんはヒュースアンドケトナーのアンプを使いとてもいい音を出していた。
もちろんギターの腕前も素晴らしい。
歴史の長いバンドだけど、この日のライブを最後に解散するらしい。
何があったのかは知らないけど、寂しいことである。

次のバンドはコバヤシ工務店という王様のコピバンだ。
ここのボーカルの小林さんも元G-SPCで、何度も共演したことがある。
ライブの前日にはNHKのど自慢に出演して全国区で放送されるという快挙を成し遂げている。
今や地元のヒーローなのだ。
キーボードはKai☆Sixのちゃっぴさんで、そのオルガンさばきは完全にジョンロードである。
安定の演奏力とお笑い要素満点のボーカルがとてもいい。

トリはKai☆Sixで、3年ぶりのライブだ。
ようやく帰ってきたというところだ。

この3年間バンドは活動停止状態だった。
まず2020年3月29日に予定していた花魁ROCKER主催ライブ「令和の乱〜百花繚乱春の陣」への出演が延期になった。
その後、2020年の6月にエッグでパパさんの還暦祝ライブへの出演が1年延期になり、1年後の2021年もまた延期となった。
2022年の2月には、2020年3月の振り替えライブを行う予定だったが、それも延期になった。
そしてそれの振り替え公演を10月に行う計画立てていたが、花魁ROCKERの都合がつかず、Kai☆Six主体でライブ計画を立てることになり、11月5日四日市でのライブ開催となったのだ。

今回は甲斐バンドだけでなく、サプライズでツイストを2曲入れた。
一つは花魁ROCKERでもやっている銃爪、もう1曲はあんたのバラードだ。
あとはいつもの曲で、少し長めの全10曲。

きんぽうげ
裏切りの街角
テレホンノイローゼ
かりそめのスウィング
銃爪
あんたのバラード
最後の夜汽車
ポップコーンをほおばって
アウトロー
ヒーロー

ブランクが長すぎたせいで出来はよくない。
あと数回ライブをやればだいぶ良くなってくるとは思うが、3年のブランクは長すぎた。
しかし、今回の対バン及び来てくれたお客さんは身内みたいなもので、暖かく迎え入れて下さり、とても盛り上がった。


Kai☆Six ライブダイジェスト(四日市BAR EAST)