家のサクランボが色づいてきた。
去年、枝を切りすぎたせいか今年の実生りは数は多いが小粒だ。
もう少し熟してからと思っているうちに、ほとんどヒヨドリに持っていかれる。以前はネットを被せていたこともあったが、面倒くさくなり、ここ数年はそのままにしている。
しかし、ヒヨドリにすべて食われるのは悔しいので、今朝、夜が明けるのを待って少し収穫した。
紅く熟した摘みたてを2、3個ほおばってみた。甘酸っぱい味が口の中に広がった。

家人が起きてきて、ザルに入ったサクランボを見て、「どうしたん?」と。「鳥にばかり食われるのが悔しいから」というと、「ふ~ん」と。
「朝の幸せを少しいただきたいと思って」と言いそうになったが、家人に笑われるのが悔しいので、それは言わなかった。