風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

遺跡発掘

2012-07-05 | 日常
先日、サイクリングをしていた時に出会った遺跡発掘現場です。
場所は、京都府八幡市の桂川左岸の河川敷で、名神大山崎ジャンクションから京滋バイパスを少し東にいったところ、ちょうど天王山大橋の東詰辺りです。


    (発掘調査の様子:6月18日)

木津・宇治・桂の三河が合流するこの辺りは、、明治元年の木津川付け替えや淀川改良工事が行われるまでは、大洪水の常習地帯だった。東側には戦前まで、三川からの流れを集めた大きな「巨椋池」があり、1941年(昭和16年)にかけて行われた干拓事業によって農地に姿を変えた。干拓前の巨椋池は周囲約16キロメートル、水域面積約8平方キロメートルで、当時京都府で最大の面積を持つ淡水湖だった。

  (漁業が盛んだった1930年代の巨椋池)

またここは、東に淀城があり西には天王山が聳えていて、戦国時代からの戦の要所であり、大坂と京を結ぶ交通の要所としても大きな役割を果たしたところでもあった。(詳しくはここから)

発掘を管理されている(財)京都府埋蔵文化財研究センターによると、三河(木津川・宇治川・桂川)合流地点の東側の男山麓から、三川を挟んで西側(京都府大山崎町まで)の広い地域が「木津川河床遺跡」になっていて、今回、桂川の護岸工事に先立ち発掘調査を行っている。今回の調査期間は今年の10月末までの予定で、調査の経過や結果については、随時、現地説明会やHPでの公開、報告会等も行う予定だという。

家から自転車でも行ける比較的近くでの発掘調査、遺跡や歴史には詳しくない小生だが、どんなものが出てくるのか、どんな発見があるのか、少し興味を持ってみていきたいと思う。