先のブログで取り上げた大阪市の「敬老パス有料化」問題を報道した、12日のNHKローカルニュース「関西テラス」の件でNHK大阪に電話した。何回かダイヤルして繋がり、電話口に出た女性が「NHK大阪 お客様ふれあいセンターです」といった。
質問の概要を伝えた後で、「ところで、あなた様はNHKの職員の方ですか」というと、「いえ、正規の職員ではありません」といった。「その業務を請け負っている会社の方、派遣の方ですか」というと、「そうです」という。この女性には申し訳ないことだが、「『ご意見・ご要望を承わりました』だけでなく、責任ある回答が欲しいので、それができる方に代わってもらえないでしょうか」というと、少しして男性がでた。
聞くと、この男性もNHKの正職員ではなく、NHKのこの部署を請け負う関連会社の者だという。ということは、先の女性はNHKにはもちろん、その請負会社とも雇用関係のない派遣会社から「二重派遣」?されているということになる。
それは置いておくとして、この担当者、電話口に出た時から機嫌が悪かったのかどうか知らないが、最初から愛想のない口ぶりなのだ。
こちらが番組の概要を説明して、「昨日のあの報道(内容については前のブログを参考にしてください)の仕方は『日本放送協会番組基準』に照らして問題があるのではないでしょうか」というと、「何が問題なんでしょうか?」という。「『基準』には、『政治上の諸問題』『意見が対立している公共の問題』などついては『公平に取り扱う』としている。今回は明らかにこれを踏み外しているのでは」というと、「私どもはそのように考えていません」という。
電話の横にパソコンを置き、この「基準」を画面に出していたので、「基準」のこの部分を読み上げようとすると、途中でそれを遮って、「これのどこに違反しているというのでしょうか。私どもはまったくそのようには考えません」というのだ。
だんだん頭に血が上ってきているのを抑えながら、「今回の有料化についての橋下市長提案には、賛成意見もあるだろうが反対の意見もある。それなのに、提案者の橋下市長のコメント(動画)だけ流して、議会や市民の反対意見をまったく伝えないのは、ここにいう『公平に取り扱う』ことになってはいないのではないか」というと、「あなたがそう言われるのはあなたの勝手ですが。私どもはまったくそのように考えません。トップ(市長)の方針を伝えることは必要だと考え放送しました」という。
NHKにはこれまでも、苦情だけでなく素晴らしい番組には褒め、激励の電話もしたこともあるが、今回のような横柄な応対は初めてだ。腹が立つということを通り越して〝呆れてものが言えない〟という心境だ。
とくに、大阪(関西)での〝橋下ヨイショ〟の報道姿勢には目に余るものがある。NHKは〝橋下市長の広報になり下がってしまったのか〟というのはいい過ぎだろうか。
最後に、「視聴者の意見・要望を聞くこの電話(お客様ふれあいセンター)を無料にすべきではないか」というと、「料金にはそんなものは含まれていません。そのようなことをしているところがどこにありますか」の答が返ってきた。そこまで言うか!
◆「日本放送協会番組基準」からの抜粋(全文はここから)
第4項 政治・経済
1 政治上の諸問題は、公正に取り扱う。
第5項 論争・裁判
1 意見が対立している公共の問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにし、公平に取り扱う。
質問の概要を伝えた後で、「ところで、あなた様はNHKの職員の方ですか」というと、「いえ、正規の職員ではありません」といった。「その業務を請け負っている会社の方、派遣の方ですか」というと、「そうです」という。この女性には申し訳ないことだが、「『ご意見・ご要望を承わりました』だけでなく、責任ある回答が欲しいので、それができる方に代わってもらえないでしょうか」というと、少しして男性がでた。
聞くと、この男性もNHKの正職員ではなく、NHKのこの部署を請け負う関連会社の者だという。ということは、先の女性はNHKにはもちろん、その請負会社とも雇用関係のない派遣会社から「二重派遣」?されているということになる。
それは置いておくとして、この担当者、電話口に出た時から機嫌が悪かったのかどうか知らないが、最初から愛想のない口ぶりなのだ。
こちらが番組の概要を説明して、「昨日のあの報道(内容については前のブログを参考にしてください)の仕方は『日本放送協会番組基準』に照らして問題があるのではないでしょうか」というと、「何が問題なんでしょうか?」という。「『基準』には、『政治上の諸問題』『意見が対立している公共の問題』などついては『公平に取り扱う』としている。今回は明らかにこれを踏み外しているのでは」というと、「私どもはそのように考えていません」という。
電話の横にパソコンを置き、この「基準」を画面に出していたので、「基準」のこの部分を読み上げようとすると、途中でそれを遮って、「これのどこに違反しているというのでしょうか。私どもはまったくそのようには考えません」というのだ。
だんだん頭に血が上ってきているのを抑えながら、「今回の有料化についての橋下市長提案には、賛成意見もあるだろうが反対の意見もある。それなのに、提案者の橋下市長のコメント(動画)だけ流して、議会や市民の反対意見をまったく伝えないのは、ここにいう『公平に取り扱う』ことになってはいないのではないか」というと、「あなたがそう言われるのはあなたの勝手ですが。私どもはまったくそのように考えません。トップ(市長)の方針を伝えることは必要だと考え放送しました」という。
NHKにはこれまでも、苦情だけでなく素晴らしい番組には褒め、激励の電話もしたこともあるが、今回のような横柄な応対は初めてだ。腹が立つということを通り越して〝呆れてものが言えない〟という心境だ。
とくに、大阪(関西)での〝橋下ヨイショ〟の報道姿勢には目に余るものがある。NHKは〝橋下市長の広報になり下がってしまったのか〟というのはいい過ぎだろうか。
最後に、「視聴者の意見・要望を聞くこの電話(お客様ふれあいセンター)を無料にすべきではないか」というと、「料金にはそんなものは含まれていません。そのようなことをしているところがどこにありますか」の答が返ってきた。そこまで言うか!
◆「日本放送協会番組基準」からの抜粋(全文はここから)
第4項 政治・経済
1 政治上の諸問題は、公正に取り扱う。
第5項 論争・裁判
1 意見が対立している公共の問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにし、公平に取り扱う。