ナラ枯れ被害の拡大について、地元自治体(島本町)にその調査と対策をお願いしていたところ、先日、回答が寄せられました。
回答の要旨は次のようなものでした。
①町職員が森林組合、森林ボランティアの協力を得て状況確認をしている。
②前年は実験的に被害木の伐倒、くん蒸処理を行った。
③今年度は害虫防止用の粘着テープを巻くなどの実験を行っている。
④被害は拡大している。実験結果をみて、効果的な対策を模索する。
要するに、結論としては〝被害は拡大しているが今のところ効果的な対策は見つからない〟というものでした。
一昨日、実験をしている現場を見に行ってきました。
ナラ木が多くあるところで、20本くらいの木に写真のように根元から2メートルくらいの高さまで害虫防止用のテープが巻かれていました。周辺には被害木が何本かありましたので、その様子も見てきました。
(高槻市梶原・島本町の隣の山)
きょう、改めて遠くから山を見渡してみて、日に日にその被害が拡大してきている(はっきり枯れてきたからなのか)のがわかりました。事態は深刻だと思います。
行政機関はもちろん、関係団体や専門家などの英知を結集した対策の必要性を痛感しました。