セミ取り
2013-08-05 | 日常
ナラ枯れが目立つ近くの山
外が少し明るくなり、枕元の携帯ラジオのスイッチを入れると「間もなく5時13分です」と聞こえてきた。
もう少し寝ようとしたのだが、目が覚めてしまったので起きた。コーヒーを入れて新聞に目を通していると、裏の雑木林からセミの声が喧しく聞こえてきた。
ふと、ガキの頃の夏休みにセミ捕りをしたことを想い出した。セミは何処にでもいたのだが、よく行ったのは隣村の圓正寺というお寺だった。寺の庭はそんなに広くはなく、真ん中に墓がありその周りに松の木がたくさんあった。
セミ取りに使ったのは買ってきたアミではなかった。蝉を捕るのにわざわざ金を使うことなどはしなかったし、捕まえるだけなら、素手で何ぼでも捕れたから。
長めのヨシの上の方を折り曲げて一辺30センチくらいの三角形をつくり、そこにクモの糸を貼りつけるのです。
黒と黄色の縞模様のコガネグモの巣が最高で、巣の5個分くらいで三角形の全部を張れるのです。
クモの巣は粘着力が程よくあって、その上、強いのです。セミがそこそこ暴れても逃げられない、それなのにセミを外す時は簡単に外れるしセミを痛めつけないのです。破られたら、また巣を重ねて張ったらいいのです。
こんなセミ捕りの道具を誰が考え出したのか、誰から教わったのか、今はもう忘れてしまいました。
セミ捕りに別に目的があった訳ではなく、10時からの泳ぎに行くまでの暇つぶしと、そこが涼しかったからだった。
一時間くらいで帰ってきて、水をがぶがぶ飲んでひと休みをすると、黒の三角フンドシを肩にかけ淀川に向かって走った。
外が少し明るくなり、枕元の携帯ラジオのスイッチを入れると「間もなく5時13分です」と聞こえてきた。
もう少し寝ようとしたのだが、目が覚めてしまったので起きた。コーヒーを入れて新聞に目を通していると、裏の雑木林からセミの声が喧しく聞こえてきた。
ふと、ガキの頃の夏休みにセミ捕りをしたことを想い出した。セミは何処にでもいたのだが、よく行ったのは隣村の圓正寺というお寺だった。寺の庭はそんなに広くはなく、真ん中に墓がありその周りに松の木がたくさんあった。
セミ取りに使ったのは買ってきたアミではなかった。蝉を捕るのにわざわざ金を使うことなどはしなかったし、捕まえるだけなら、素手で何ぼでも捕れたから。
長めのヨシの上の方を折り曲げて一辺30センチくらいの三角形をつくり、そこにクモの糸を貼りつけるのです。
黒と黄色の縞模様のコガネグモの巣が最高で、巣の5個分くらいで三角形の全部を張れるのです。
クモの巣は粘着力が程よくあって、その上、強いのです。セミがそこそこ暴れても逃げられない、それなのにセミを外す時は簡単に外れるしセミを痛めつけないのです。破られたら、また巣を重ねて張ったらいいのです。
こんなセミ捕りの道具を誰が考え出したのか、誰から教わったのか、今はもう忘れてしまいました。
セミ捕りに別に目的があった訳ではなく、10時からの泳ぎに行くまでの暇つぶしと、そこが涼しかったからだった。
一時間くらいで帰ってきて、水をがぶがぶ飲んでひと休みをすると、黒の三角フンドシを肩にかけ淀川に向かって走った。