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熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

つつじ

2009-04-19 21:05:43 | 文章
玄関脇の真っ赤な「つつじ」が、昨日、開花しました。
花の直径は約2センチ。
小さな真っ赤な花が気に入って、3年前に、近くの植木屋で購入したものです。
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オオナギミズ鳥

2009-04-19 04:16:56 | 文章
4月19日(日)、恐らくは晴れ。

先ほど目が覚めると、点けっ放しになっていたNHKーbsでは「御蔵島」の30年前の映像が映っていました。
御蔵島は、ご承知のとおり「ツゲ」の産地として知られる島ですが、映像は多分「日本の島々」をテーマにしたシリーズの1つなんだと思います。

以下は、30年余り前に、東京の「十三や」さんから聞いた話です。
その頃、御蔵島には船着場と言えるものはありませんでした。
周りは断崖絶壁で船を着けることが出来る入り江も無く、連絡船は沖合いに停泊し、上陸するには小さな艀に飛び移って島まで着かなければいけない危険なものでした。

さらに、当時は島の西側に小さな艀が使える波止場がひとつあるだけで、西風が吹くと波を被って使えず、すぐそこまで来ている連絡船は、5~6キロ離れた三宅島あたりに戻らなくてはいけなかったそうです。
現に、前年に御蔵島に行った「十三や」の竹内さんは、帰りに足止めを食って、何日間か東京に戻れなかったそうです。

ひどいときは1週間、2週間と戻れないので、当時サラリーマンだった私は、それでは会社は首になってしまうと、思ったものでした。

丁度映像では、その頃の様子が映って、波止場に男女中老年のの村人が総出で、艀の綱を力を合わせて手繰り寄せる様子が映っていました。

周りが豊かな海であるにもかかわらず、この島では漁業が出来ません。
そのため島民は、島にやってくる「オオナギミズ鳥」を捕獲し、それを動物性蛋白質の補給食料にしていた訳で、30年前のころまで実際におこなわれていました。
しかも厳しい掟があって、年間3日間「ヒナ鳥」だけの捕獲が許されたそうです。

やがて、島の反対側に新しい波止場が建設され、西風の強い日は、そこが使われるようになり、後にヘリコプターでの輸送も可能になりました。
今では、夏場を中心に「鯨ウォッチング」にと、本土の若者たちが大勢押し寄せるほどになっていると聞いています。

では、また。


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