行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ナガメ、ヒメナガメ

2016-06-20 20:00:26 | 昆虫
自宅近くをカメラ片手に散歩、
最近は蝶やトンボに加え、
マクロレンズを持ち、カメムシを探すことが多くなりました。
美しいものが多いことと、近づいて撮れるからです。

6月20日、黒地に橙色の帯模様の美しいカメムシ、
ナガメとヒメナガメを同じ場所に見つけました。


ナガメ。
1cmほどの大きさの
黒地にオレンジ色の帯模様がきれいなカメムシです。


帯の色には少し濃淡があります。
濃いオレンジ色です。


アブラナ科植物によく発生し、
「菜の花にいるカメムシ」からナガメです。
最初は草の葉に2,3匹を見つけましたが
近くのアブラナ科野菜には集団でいました。
3匹そろっての正面姿、亀の顔です。


幼虫もたくさんいました。
平地から山地の草地や畑などで
よく見られると記載されているとおり、
いるところにはいるものです。


ヒメナガメ。
上のナガメと同刻、同じ場所での撮影、
最初はナガメと思い撮りましたが
橙色の帯模様が違います。


帯数が多くナガメより複雑、
調べてみるとヒメナガメでした。
図鑑では△印、ナガメに比べると珍しい種のようです。
ヒメと頭につきますが大きさはナガメとほぼ同じです。


ヒメナガメの近くにいましたので
ヒメナガメの幼虫と判断しましたが
ナガメの幼虫とよく似ていてナガメかもしれません。
この両者、種は違うのですが、
同居と思えるほどの共存もしているようです。


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アカスジカメムシ

2016-06-19 20:00:22 | 昆虫
アカスジカメムシ、
昨日のアカスジキンカメムシに名はよく似ていますが
色模様は異なり、
赤と黒の縦縞模様の美しいカメムシです。


イタリアンパセリの花に来たアカスジカメムシ、
美しさに加え、
グッドデザイン賞でもあげたくなります。


黒と赤の縦縞模様、
まるで本田圭佑が所属するACミランのユニームを着ているようです。


やはりイタリアンパセリの花の上、
横から覗いて見ました。
腹面は赤と黒の斑模様、
背中に比べると今一つの美しさです。


このカメムシ「セリ科植物に集まる」、
このことを知って、今まで見つけられなかったのが不思議なくらい
よく見るようになりました。


セリ科植物に複数でよくいます。
縞模様も濃淡と幅に微妙に個体差があります。
赤と黒のこのようなはっきりとした模様は警戒色となり、
天敵からの捕食を免れやすい効果があるようです。


複数でいるので、
このような姿もよく目にします。


住宅地、
我が家の庭のイタリアンパセリに
昨日、一匹だけですが見つけました。
きれいに撮れたので追加します。

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アカスジキンカメムシ

2016-06-18 20:00:35 | 昆虫
5月の神代植物公園にて。
コーヒーを買い、日蔭のベンチに向かうと、
木の葉の上にカメムシらしきシルエットを発見。


近づいてみると、
緑色の地に紅色の筋模様、
あこがれのカメムシ、アカスジキンカメムシです。


まずは少し離れた場所から証拠写真を一枚確保し、
そっと、できるだけ近づいて見ました。
このカメムシ、図鑑に記載されているように
じっと、とまっていてくれました。


レンズは60mmのマクロ、
少しトリミングはしていますが
それにしても、金属光沢の美しい緑色です。


正面も向いてくれました。
カメムシの名のとおり、
この姿は亀そっくりです。


アカスジキンカメムシの第5齢、最終齢幼虫です。
これが脱皮すると、
美しい緑色となります。


これもアカスジキンカメムシ幼虫、
背中の模様がおかっぱ頭の女の子が
大きな口を開けて笑っているように見えます。




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ウラナミアカシジミ、オナガシジミ、アカシジミ

2016-06-17 20:00:47 | 昆虫
6月2、3日、
マクロレンズを抱えて、
近くの林縁の草原を歩いて見ました。
6月に発生する樹上性シジミチョウ、
ウラナミアカシジミとオナカシジミが目的です。
発生当初には草原の草の中にもけっこう見られるのです。


ウラナミアカシジミ、
翅裏のオレンジと黒の縞模様がきれいなシジミチョウです。


翅が大きく豪華、
でも少し不格好にも思えます。
とまっているのはイラクサ科のアカソでしようか
きれいな草の葉です。


ドクダミの葉にもいました。


蕾も膨らんだムラサキシキブ、
木の葉にもとまっていました。


うまい具合に異種同在、
ミズイロオナガシジミと一緒の場面に遭遇しました。
めったにないシーンです。
そして、ウラナミアカシジミの翅表もきれい、
鮮やかなオレンジ色です。


ミズイロオナガシジミ、
5月~6月、年一回だけ発生する
ゼフィルスと呼ばれるシジミチョウでは最もよく見られる種です。


翅裏は灰白色、
後翅のV字状の黒帯と長い尾状突起が目立つシジミチョウです。


アカシジミもいました。
この蝶は5月から見ましたが
この3種、平地でも見られるゼフィルスです。
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ラミーカミキリとシナノキの花

2016-06-16 20:00:48 | 花と虫
6月になり、
昆虫の姿をよく眼にするようになりました。


ラミーカミキリ、
薄青色と黒に塗り分けられきれいなカミキリムシです。


カラムシなどイラクサ科の草の葉を探すと
ときどき、このラミーカミキリの姿を見つけることができます。
ラミーとはカラムシの変種の草の名、
ラミーカミキリの食草の一つです。


木の葉にもラミーカミキリを見つけました。
体長1cmちょっとの小さなカミキリムシ、
マクロレンズで近づいて写せました。


枝にもとまっていました。
鋸歯のしっかりしたハート型の葉、
調べてみるとアオイ科のシナノキです。


中国大陸からの帰化種といわれていますが
近年、関東地方でも急激に個体数を増やしているようで、
今では、もっともよく見るカミキリムシです。


そのラミーカミキリムシがいたシナノキに
白い花が咲いていました(6/9)。
ラミーカミキリ、
ムクゲやシナノキなどアオイ科植物も食草にするようです。


木が多少弱っているのか、
枝の一部にしか花がついていませんでしたが
ハート形の本来の葉に加え、
ヘラ形の苞(蕾を包んでいた葉)が見られます。
この特徴シナノキです。
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葉の上に果実、虫こぶ

2016-06-15 20:00:47 | 花,植物
葉の上に豆粒ほどの青い果実が生っていました。
どうしてこんな場所に花が咲き、
実が生るのか不思議なハナイカダです。

そして、やはり葉の上に、
紅い果実とも思える球状物、虫こぶを見つけました。
虫こぶの名がありますが、
植物体が虫の寄生により、自らが異常な成長をしてつくる植物体です。


ハナイカダ科ハナイカダ。
葉のほぼ真ん中、葉脈の上に花を付け、
実を付けるおもしろい樹木です。


雌雄異株の落葉低木、
雄花は数個が集まり咲きますが
雌花は原則一つの葉に一つの花、果実も一つです。
当然、果実は雌木の葉だけに生ります。


この果実、秋には黒く熟します。


ノイバラの葉に紅色の美しい球状物を見つけました。
バラハタマフシです。
バラハタマバチが葉に寄生することによりできる虫こぶです。


葉のいろいろな場所に不規則にできています。
大きさもいろいろあります。


表だけではなく、
葉の裏にもできていました。


もう一つ、葉にできた紅い虫こぶ、
植物はアキニレ、
虫こぶはアキニレハフクロフシの名があります。



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青い果実たち

2016-06-14 20:00:46 | 花,植物
6月初旬の散歩道、
春に咲いた木々の花に青い果実ができていました。


クスノキ科ヤマコウバシ、
冬でも枯葉が枝に残ることで知られるヤマコウバシ、
その枯れ葉も4月には落ち、
新葉と花が芽吹きます。
そして6月、緑の葉ともに緑の果実ができていました。
この果実、秋には黒くなります。


キブシ科キブシ。
3月に咲いた花の形そのままに青い果実となっていました。
この果実、やがて淡い黄色になるようです。
雌雄異株の木です。


ヤナギ科イイギリ、
秋に真っ赤に熟した果実が房状に生り、
葉のすっかり落ちる初冬まで残ります。
雌雄異株、大木に生長します。


サルトリイバラ、
山野に自生するつる性の半低木、
秋には色づき真っ赤な果実となります。
これも雌雄異株です。


ミカン科コクサギ。
光沢があり、葉脈も美しい葉です。、
その葉に包まれ、枝に沿うようにたくさんの青い果実がついていました。
雌雄異株の低木です。


ニシキギ科ツルウメモドキ。
つい最近、5月に花を見たと思いますが
早くも青い果実ができていました。
秋には色づき、姿のよい紅い果実となります。
これも雌雄異株、つる性の低木です。


ニシキギ科マユミ。
たくさんの角ばった果実がぶら下がっていました。
マユミも雌雄異株の低木、
この実、秋には淡紅色となり、
その実が割れると真っ赤な種子が顔を出します。


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アカメガシワの雌雄の花

2016-06-13 20:00:37 | 花,植物
春の赤い新芽、新葉がきれいなアカメガシワ、
パイオニアツリー(先駆性樹木)といわれ、
山野の空地などによく生えています。

6月、花を見て、
アカメガシワが雌雄異株の樹木であると
あらためて知らされます。


アカメガシワ雌株、
樹頂の円錐形花序に小さな雌花がたくさんつきます。


その雌花をアップにしてみると、
花弁が3枚あるように見えます。
実は雌蕊(柱頭)が3裂しているのです。
3個の紅色の雌しべが反り返る。


アカメガシワ雄株、
雄花はウコギやウドの花のように球状です。


雄株の方が多くあるのですが
雄花の方が少し遅れて咲くようで、
雌花を撮った後、やっと咲きだした雄花を見つけました。


アカメガシワの雄花と同じ日(6/9)の
リョウブ科リョウブ、
たくさんの花穂をつけていました。


リョウブの花穂、
まだ蕾の状態ですが、
アカメガシワの雄花とどこか似ています。
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アワブキ、アカショウマ、ヤブココウジ

2016-06-12 20:00:07 | 花,植物
6月初旬、
丘陵の林縁道を歩いてみると。


黄白色の花をたくさんつけている高木がありました。、
このきれいな葉はアワブキです。
山野に自生していますが数はそう多くないと書かれています。
この木は植栽?


アワブキ科アワブキ、
花が泡を吹いたように咲くから
アワブキの名があるようですが
写真、時期が遅かったのでしょうかそんなふうに見えません。
来年はしっかり泡吹いた花を見たいものです。


足元に小さな紅色の蕾、
サクラソウ科ヤブコウジ、
こちらは間違いなく自生のもの、
花は7月、20cm以下の小さな木です。


林床の草原には
アカショウマがあちらこちらに白い花をつけていました。


根茎が赤いことからアカショウマ、
ユキノシタ科チダケサシ属の多年草です。
よく似たものにトリアシショウマがありますが
花序が分岐しないのがアカショウマ、
また多摩丘陵ではトリアシショウマはほとんど見られないとのこと。


たくさん咲いていたのでたくさん写しました。
花序には小さな花が密集し、葉は3回3出複葉です。

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シモツケ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキの花

2016-06-11 20:00:06 | 花,植物
6月初旬にめぐりあった木の花たち、
いずれも蕊が目立つ花です。


バラ科シモツケ属シモツケ、
長い雄蕊が美しい低木の花です。
庭木や公園樹としてよく使われています。


紅色がほとんどのシモツケですが
まれに白い花も見ます。
自生種が下野の国(栃木県)で最初に発見されたので
この名があるそうです。


バラ科シモツケソウ属シモツケソウ、
シモツケソウの園芸種であるキョウカノコかもしれません。
この両者、よく似ていてなかなか見分けがつきづらいのです。
唯一確実な見分け方はキョウカノコの茎には棘がないということですが
確認をしていません。
いずれにしても両者とも多年生草本です。


シソ科ムラサキシキブ属ムラサキシキブ。
秋に美しい紫色の果実をつける、山野の低木です。
6月~7月、
薄紅紫色で黄色の蕊を長く突き出した花をつけます。


シソ科ムラサキシキブ属ヤブムラサキ。
ムラサキシキブによく似た花ですが
下向きに咲き、ガクに白い毛が密集します。


オトギリソウ科ビヨウヤナギ。
花びらより長いたくさんの雄蕊の美しい花です。
草のように見えますが、これも木本です。


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