浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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深く静かに妙な事になってる

2006-09-06 22:52:51 | 出来事
今朝は、山手線の乗り降りの混雑に巻き込まれて、インナーイヤーのヘッドフォンが耳からすっぽ抜け、拍子にゴムラバーのイヤーピースが外れて車両とホームの隙間に消えてった。虚しい。

誰のせいでもないけどさ、戸口付近で踏張って奥に詰めないヤツって子供じみててみんな嫌いだ。駅で纏まって大人が大勢降りそこなったなんて聞いたことね~し。人より早く会社に着きたかったら早く家を出ろっての。

バッテリーⅤ通過。いよいよ面白し。

実は今まで人から借りて読んでいたのだが、この出来は是非家族で共有すべきと纏めて購入させて頂く事にした。

しかし、文庫はⅤ迄でⅥは単行本しかないんだね~。あらら。

挿し絵も楽しみながら読みたければ当然全部単行本となる訳だが、廉価版の文庫に手を出したとしても結局最後の一冊だけは本棚で仲間外れになっちゃう訳だ。

なんでこんな売り方するんだろうね。

中途半端に文庫と単行本を揃えるか、頑張って全部単行本にするか。しかし、そうなると結構お高い。

こんな事で人を悩ますのは出版社の都合丸出しでえげつないな~。どう見てもⅥを手放さなかったとしか見えない。

或いは単行本で読まないとえられないような何か深遠なものがあるのだろうか。それがⅥにはあって他にない理由ってそうそう思いつかないけどな~。

作品の出来に冷や水ぶっかけてると思うのだが、如何なものか。優れた児童文学を読んで育っても優れた人材になるとは限らないと云う事ですかね。いやいや、実は何かトンデモナイ理由があるのかもしれないよね。

結局、若干納得いかないけど、「Ⅵだけ単行本」コースで行く事にした。

我が家は、今年長男が中学一年、娘が小学4年生と、巧の家とは歳も家族構成も似通っている。

最初に読んでいいかと手を挙げたのは以外にも4年生の娘だった。彼女、果たして最後まで辿り着けるかな~。それぞれが本書を読んで何をどう感じるのか話しが出来るというのが、今、何より楽しみだ。

昨夜寝る前に布団に寝ころんで早速読み始めた娘の脇で、その横顔を暫く眺めていた。
ネタバレになるので、家庭内でも本書の内容については現在御法度なのだ。黙ってるのも辛いのでみんな早く読み終わってくれ~。

ところで、娘は果てしなく僕の母親の顔に似ている、いや、ますます似てきたな~。
なんて、思いは脈絡を失い広く拡散していく、瞼がどんどん重くなる。

そんな訳で、昨日は疲れが出てブログの記事を飛ばしてしもーた。最近、疲れが抜けにくくてどうもいかん。今年の夏はいままでで一番しんどいかもしれないな~。

話は急に全然変わるけど、デイリーポータル面白っ!

http://portal.nifty.com/

食べた分だけ歩くとか、社食で席がないのでお盆をもったまま外にでて電車に乗っちゃったりとかね。

対人スキルの高すぎる人~静かにおかしなことになっている人。例えば、会社のビルの掃除のおばちゃんと飲みに行ったって話なんだけど、これ、かなり笑える。

そうそう、深く静かに妙な事になっているというのは何か僕の心の琴線に触れる事態なのだ。

今日、先物取引のへんな会社のヤツに対応が悪りぃってねじ込まれた部下がいた。気付いたら「おかしなこと」になってたって訳だ。普通そんなヤツに絡まれないよね。一方ねじ込んでくるヤツもヤツでそんなに嫌なら別な商売すればいいんじゃねーのと思ってしまう訳だ。

僕だって、行き着けのバーで皿洗って、戸締りして帰ってきたとか。気付いたら延々と生い立ちを語る人の電話で午前中を潰した。派遣社員の女の子が駆けつけてきていきなり泣かれて「どうしたの?」と訊くと、困ったことがあったら僕に相談しろと別な人に言われたなんて事もあった。

そう考えると結構みんな静かに妙な事になってるかもしれない。ガングロのねーちゃんも、部外者からは奇抜に見えるけど当事者としては気付いてみればそこに居たという事なんだろーな、とも思う。また僕としては岐阜県庁のみなさんもそれはおんなじ思いなのではないかと思う訳だ。

そこから考えるとバッテリーのⅥだけ単行本しかないなんて事は、手頃に小さくて静かに妙な事になってて笑える話なのかもしれないな。

根本問題とは

2006-09-04 23:29:30 | 出来事
フロアに聞き慣れない音の電話が鳴り続けている。なんだろうと捜していくとFAXだった。

「電源が入らなくて受信できないみたいなんです。」と近くに居る女性社員。

確かにディスプレイが真っ暗で何も表示されてない。

「電源が入らなくても電話は鳴るんだね~。」結構、不思議。

保守を頼んだんだけど、来るまで数時間はかかる。それまで電話ケーブルを抜いとくようにと言われたと言う。

段々人が集まってきてみんな「なんだ?なんだ?」って感じになってきた。四苦八苦して隅っこのケーブルを引き抜く僕ら。

「しかし、抜いても電話してる側では解らないよね~。WEBの掲示板に通知出す?」

「そーですね。私、通知作って掲載しときます。」

「んじゃ。悪いけど、お願いね。」

なんてやり取り。面倒だけど誰かがやらないといけない仕事が結構大変だったりするんだよね。

周囲の人達には「あの、FAXが故障してますので使用できません。別途内部には通知しますので....」なんて言っていると再びFAXの電話が鳴り出す。

「あれっ?なんで?」

「あ、すいません。なんかまた僕、ケーブル差しちゃいました。」

「お前な~。何予想外な事してんだ~。」

「わはは。」

「とにかく、ケーブル抜いて通知出しといてね。」と僕。

しばらくして保守員の方がきて何かしていたら、突然呼び出された。

「何でしょう?」

「あの、このFAX。電源取ってる壁のコンセントに電気来てませんけど。」

「は?」

「コンセント。電源が来てませんよ。同じ壁から取っているコピー機も動いてないようだし。」見ると隣にあるコピー機のディスプレイも真っ暗であった。

「い~。マジで。」

人を呼ぶ前にもう少しちゃんと確認してくれよという雰囲気を全身から醸し出す保守員。うーむ確かに。仰るとおりなのだが。気付かなかった自分がマジ悔しい。

「ちくしょ~」

なんか納得しにくいが、とりあえず「すみません。お手数かけて」なんて詫びつつ、ビルの電源は管轄が総務なので、総務へ相談に行く。

「先週末までちゃんと動いてたのに、なんで突然電気が来なくなったりすんでしょうね。何かありましたっけ?」と僕。

相手は何故か口が重い。

「もしかしてなんか工事しました?」

「....してました。確かに。」

「ふーん。そーなんだ~。工事してたんだ~。」

どうやら総務が土日ビルに工事を入れて、その際に何か不手際があったらしい。そしてその工事会社はなんと保守員と同じ会社だったりした。

あのな~。

「あの~。ちょっと想像で言いますけど、ケーブル抜けって言ったの総務でしょ。」

ギクッ。

さて、この根本原因とは何だろうか。

中途半端はよくない

2006-09-03 20:28:14 | 出来事
今日は娘のイベントの出番待ちで自宅でうろうろ。昨夜は眠れない程気を揉んでいた娘につられて僕もなんだか落ち着かないのだ。

「星になった少年」がちょうど始まったので、息子と二人で観賞。結構いいじゃね~の。登場している動物たちがちゃんと意思を持っている生き物として描かれていて好感が持てる。柳楽優弥くんの演技も素晴らしい。しかも実話というのが驚きだよな。単身タイの象学校へ行こうという発想がすごいよな。

しかし、途中で外出する時間になってしまった。うーむ残念。(息子は最後まで観て感動したそうだ。)そう言えば「誰も知らない」も半分しか観てないっけな。

駆けつけたイベントでは、主催者の都合で設定が変更になってたり、急に順番が変わったり。なんだが子どもの都合を無視してないか。明らかに主催者側も準備不足っぽいな。

そんなこんなで到着すると準備する間もなく出番となった訳だが、全く気合の抜けた娘の登場にはかなり絶句。勿論、これは本人の意識の問題だ。
いままで頑張ってきた、夜眠れなくなってたのは何だったのだ。もすこしちゃんとせいや。

どうにも釈然としない。すっかり拍子抜けしてなんだか方向性を見失ってしまった。

ぷんすかしつつ自宅に戻ってヒストリーチャンネルで「エンパイア・オブ・ドリームス~スター・ウォーズ トリロジーの世界」をやってたのでだらだらと観る。

コッポラやゲイリー・カーツとルーカスの人間関係なんかの非常に興味深いインタビューがあってかなり面白い。なんとなくだがルーカスとカーツではカーツの方が目下だと思いこんでた。また「スター・ウォーズ」のオーディションでは、忙しいので友達のデ・パルマの「キャリー」のも一緒にやってたそうだ。そんな事、纏めちゃうんだ!

しかし2時間はちと長い。再び用事が出来てこれも最後まで観れず。

何をやっても中途半端な展開。今日ってこんな日なのね。

一方、今日は一日湿度もぐぐっと下がり陸風、秋雲のさわやかな一日であった。鮭とぱと帆立貝を肴に旨いビールでリセットしよっと。



境川

2006-09-02 12:39:55 | 出来事
夏バテでダウンしたり、仕事遅くなってしまったりと先週は歩けなかったので、今朝は朝から奮起して境川沿いを散歩に出かけた。

高洲橋を渡って堤防沿いの道におりて、入船橋、今川橋と川沿いを歩く。ハゼ釣りや。ジョギングしたり、歩いたりと沢山の人が好き好きなことをしている。熱さもひと段落して爽快な天気だ。



首都高湾岸線と357号線の下をくぐり境川排水機場の脇を抜け、あげぼの橋を渡って川の反対側を引き返す。市役所側にはテラスがあって水辺に近づけるようになっていた。

突然の闖入者にたまげてフリーズしているアヒルが可笑しかった。



境川わかしお歩道橋を渡って再び堤防沿いの道を明海橋まで歩く。小一時間だったけど、楽しい。気持いい。


バッテリー

2006-09-01 00:11:50 | 読書
みんなが薦める本はどうにも尻込みしてしまうのよ。書評なんておこがましいし。
そして、野球。はっきり言って全く知らん。敢えて積極的に門外漢になったとも言える。セ・リークとパ・リーグのチームも知らなきゃ、選手も全く知らん。要はへそ曲がりなのである。そんな僕では理解不能かもしれん。しかも、6巻もある。
等とネガティブに読まずにいる理由が沢山あった訳だ。

しかし、ちょっとだけ読んでみて、ダメなら即リタイヤしちゃおうか。
それがあっと言う間の4巻である。すごく面白い。これはスゴイ。
食わず嫌いはつくづく損である事を実感した。
全くとんでもない本なのだ。詳しくは完全に読み終わってから書く。
いやいやちゃんと書けるかな。自信なし。

DVDで「君がいた夏」を観る。泣く。そしてストレス解消。
この動作は定期的に必要な生理現象として認めるべきかも。
ケイテイ、ビリー等の映画の登場人物と「バッテリー」の巧や豪、青波達のが、渾然一体となってつながり僕に世の中の新しい面を見せてくれているような気がする。