五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

ポルシェ550スパイダー

2014年01月13日 | ミニカー
先日東京に行った折に、荻窪のとある雑貨屋さんで見つけたポルシェ550スパイダーのミニカーです。

何台かのトミカのミニカーとともに重ねて陳列されてあったもので、ドイツのシュコー(Schuco)というメーカーで製作されたものです。
スケールは1/87なのか1/90なのかはっきりしません。

いずれにしても、最近の1/43スケールのモデルとは品質的に比べようもありませんが、なかなか味わいのあるダイキャストモデルです。

このRSスパイダー、故ジェームズ・ディーンが交通事故を起こしたときに乗っていたクルマとして有名ですが、レースカーとしてもポルシェにとって重要なクルマでもあります。

1954年(私の生まれた年ですから、今から60年前になります)に市販されたポルシェ初のレーシングカーであり、わずか1500ccのエンジンながら、ミレッミリアやルマン24時間レースなどでクラス優勝を飾っています。



写真のモデルは、1954年のカレラ・パンナメリカーナというレースで優勝したカーナンバー55のもの。ドライバーはハンス・ヘルマン。

おおっ、ハンス・ヘルマン!

彼の名前はル・マンにおけるポルシェのレース・ヒストリーを語るときに欠かせない名前です。

1953年から1970年にかけてポルシェのワークスドライバーなどとして活躍した彼は、1960年のセブリング12時間レースでポルシェ718をドライブして優勝、1968年にもシファートとともにポルシェ908で優勝しています。
1969年と1970年のスポーツカー選手権の総合タイトル獲得にも貢献しているヘルマンですが、1970年に行われたル・マンではザルツブルグ・ポルシェ917をドライブして、ポルシェ念願のル・マン初制覇を成し遂げているのです(下の917Kの写真は、2年近く前に撮影したもの)。

 → ポルシェ、ル・マン初制覇

ポルシェ550スパイダーは、1/43や1/18スケールのモデルも出されています。
このブログを書いていて、1/43のモデルも欲しくなってしまいました。
コメント
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