松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

見直し

2005-06-16 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
このところ精神的に
ちょっと不安定になっている。
何事にも集中がやや足りないことに
自分でも気がついている。

昨年来より徐々に仕事や家庭などの環境変化で
練習時間が思うように取れなくなってきていること。
その一方で自覚症状をともなう
弱点を体に抱えたことや
導引練習による
基礎体力増進にともなう運動量不足
(保健という面から見た場合)。
環境と休養と運動とのバランスが
うまくとれていない。
何とかしたいと思っているけど
何ともいたしがたしの状態がずっと続いている。
そんな影響が心にも及んでいるのかも。

練習を今一度見直す時期なのかなと思っている。
諸事情から定時かつ定期的な練習を確保するのが
難しくなったことは仕方のないことなので、
あとは内容や質を見直す
ということなのかもしれない。
正直な話、今ものすごく練習したくてしかたがない。
何というか練習に飢えてる?
(まさかとは思うのだけれど)という感じ。
それも教室のような場ではなくて
ひとりで黙々と…といった感じ。
もしかすると、コレがあの陳沛山さんが話されていた
自分の時間と空間を持つという欲求なのかも。

集中ができなくなっているほど
気が衰えていると感じている。
だから教室では
いまひとつ集中もできず体も動きが悪い。
自身に集中できないでいるから。
こういう練習は無駄なのかなと思う。
それでも自覚に基づいて
調整につとめはするのだけれど、
練習が終わる頃になって
ようやくといった感じかなあ。

太極導引は健康目的のための運動だけれど、
“健康=気持ちよい”という観点からすれば、
最近はペケ続きだ。
不快ではないが快適というわけでもない。
体の状態は練習前よりも改善されているのだけれど、
心の部分ではまだ残る。
自身に対する不満みたいな気もしている。
焦るとか過度の期待とかは全くないのだけれど、
何だか歯がゆい。
何だか自分がわからないんだなあ…と、
そんなこと言っているヒマがあれば
体を動かせっていうことなんだろうねぇ。