図書館から借りた『豊かさの条件 (岩波新書)』を読了。
本書は『豊かさとは何か (岩波新書)』の続編。バブルが崩壊してから約10年後、ちょうど不景気に書かれました。
今回も引き続き派遣などの非常勤者、長時間労働など労働のことも書かれていますが、同様に希望を失った子どもたちにもスポットを当てています。幼い頃からの競争社会による弊害が子どもたちからの自由を奪っていると言います。自殺や不登校の子も増えているとか。
でもある程度の競争は必要だと思いますけれどね。競争によって日本は世界でも有数な経済大国になったのだと思います。やはり著者が言うように、強い人も弱い人も誰もが幸せに暮らすためには競争は敵なのでしょうか？難しいところです…。
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豊かさの条件 (岩波新書) 価格：￥ 819（税込） 発売日：2003-05-20 |