南方熊楠という日本の学者がいる。
その業績と並んで有名なのが、喧嘩相手に「好きな時に反吐を出せる」という熊楠の奇妙な特技を知らしめたのが、杉村楚人冠という人だという。
ゆきたんくが住んでいた、品川区の大井町の隣に大森がある。
関東大震災のために別荘があった我孫子市に移住。
そこに記念館がある。
朝日新聞の写真として様々な業績を残したが、新聞の縮刷版の作成を発案したり、『日刊アサヒグラフ』(のちの『週刊アサヒグラフ』)を創刊したりするなど、紙面の充実や新事業の開拓にも努めた人である。
著しい量を誇る、データベースの考えの元を作られた方なのである。
この我孫子の地を舞台に、名随筆集『湖畔吟』など多くの作品を著した。
今は八柱霊苑に眠っておられるという。
杉村楚人冠の書斎。 → 記念館内 Map