塞翁が馬。
福井に行く時にとんでもないことに遭ったと思っていた。
無事福井には着いた。
無事、親戚の家には着いた。
訳を話し、義弟が懇意にしているガソリンスタンドに連絡をしてもらった。
ブレーキオイルの交換は20分もあれば終わるということだった。
ところが作業場に呼ばれた。
「これを見てください。」
これってタイヤじゃないの。
ブレーキオイルの交換になぜタイヤが外されているのだろうか。
「ちょっとこのタイヤを立ててみますね。」
ギャー!である。
背筋が凍った。
タイヤのワイヤーが丸見え。それも半分くらい削れている。
このタイヤで高速を含め、7時間ばかり飛ばしてきたのである。
このペーパーロックによるブレーキオイルの交換がなければ、このタイヤの状態を知らずに帰り道も飛ばしていただろう。
このタイミングで分かったこと、事故に遭わなかったこと、他人に迷惑(事故に巻き込むという意味で)をかけなかったことは奇跡だと思う。
以後、自家用車のメンテナンスはまめにやっている。