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時は2004年、島根インターハイ(出雲)のあった夏にゆきたんく一家は島根県にいたのだ。そして宍道湖畔のホテルでの朝食後、窓の外を見たら嫁ヶ島やシジミ取りの船を目にすることができた。
朝の宍道湖、シジミ取りの船が見える
ここ島根県松江では神秘的な美しさで有名な宍道湖の夕焼けがある。観光用PRの写真を見ると、大体嫁ヶ嶋とセットになっていて、日本の夕日百選にも選ばれている。
その宍道湖に来ているのならば夕日は見ておきたいと思っていた。ところが台風の影響でインターハイ観戦は土砂降りの雨の中だったり、はっきりしない天気の中で過ごしていたりしたので宍道湖の夕焼けは諦めていた。
ところがである。インターハイ観戦後、出雲から松江のホテルに戻るまでの間に少し晴れ間があったのだ。その時に息子に撮らせた写真である。
国道9号沿い、宍道湖の夕焼け
宍道湖東端にある嫁ヶ島からはほど遠い場所での撮影であるが、嫁ヶ島が見える所までいったら完全に日没である。湖面に写った夕日の赤がせめてもの慰めである。
そして話は、本日投稿文の最初にもどるのである。この夕日の翌朝はバイキング朝食であった。そして窓から見えたのはまぎれもない嫁ヶ島。しかし小さくしか見えないので正体を確かめた。(宍道湖に浮かぶ島は嫁ヶ島ひとつということを後日知った。)
遠くの方に、申し訳なく見えた嫁ヶ島である
レンズを少し広角にしてみる。そして撮影したのが最初にある写真である。松江のパンフレットで夕焼けの中に浮かぶ嫁ヶ島と同じ形のものである。神秘的な美しさとは言いがたいが、自分の目で初めて見た本物だということが、自分にとっての希少価値につながっているようで嬉しく思う。
こういうのも自分の中ではOKなゆきたんくである。