
♪「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし買うをみた よさこい よさこい」
よさこい節だ。
今年の夏に、初めて四国の地を踏んだ。
一泊二日の旅立ったので、名所・旧跡などは絞り込んだ。
その1つに「はりまや橋」があった。
現在のはりまや橋付近
江戸時代の始めに山内一豊が高知城を築いたとき、 その工事場で唄われた”木遣り節”が変化したのがよさこい節だという。
”よさこい” は、石材や木材を運ぶ掛け声の”ヨイショコイ”が起こりだそうだ。
よさこい節は10番まで歌詞がつけられているようだが、その一番は、今日の記事の冒頭に書いたやつだ。
まあ、坊主の破戒と、番所破りのために離れ離れにされてしまった恋仲の2人の歌なのである。悲恋物語とも言える。
坊主がかんざしを買うか。
それがばれて評判になってしまったからと言って駆け落ちをし、番所破りまですれば立派な犯罪者である。
はりまや橋脇のみやげもの屋「はりま家」
そんな2人の恋の行方を知っているのかいないのか・・・
この「はりまや橋」脇には、純信とお馬の像が建っている。
とはいってもデフォルメされた白いこけしのような像だ。
そのお馬の髪に当たる部分には、金の塗料でかんざしが書いてある。
銘菓「かんざし」の店前
ゆきたんくはここで土佐ミルクアイスを買って食べた。
シンプルゆえに、心に残る2人の一番幸せな時の姿である。