伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

童話。

2015-08-23 23:19:16 | 言いたんく

ある人が言っていた。

「童話」とは、子供の時に読んでこそ「童話」だと。

大人になってから読んだのは「童話」ではなく、「童話の本」だと。

 

そう、4歳くらいの時のことを覚えている。

せいぜい10歳くらいまでの無垢な感覚でしかとらえられないことを覚えていたのだ。

ゆきたんくが東京の自宅から、母の実家に行く時には、決まって東京・大垣館の準急という夜行列車に乗って行った。

空に真ん丸なお月さんが浮かんでいる。

電車が走るのに、寸分遅れずついてくる。

「どこにうさぎさんがいるんだろう。」

どんなに目を凝らしても、うさぎなんぞ見える訳がない。

それでもゆきたんくは懸命に探したのだ。

その時の月に近いイメージが撮れたので載せる。

こんな月と何時間も(本当は数分か)もにらめっこしたのである。



デュッセルドルフからアブダビに向かう旅客機の中から撮影した月 準急の窓からこんな月が見えた。


 8月中旬に戦争に関わる内容の番組がたくさんあった。

しかし、その内容を学校の教科書で学んだことはなかった。

ゆきたんくは戦争奨励者ではない。

しかし、動かしがたい事実「歴史」についてはしっかりと学びたくなってきているのだ。

ゆきたんくの住んでいる千葉県の北東部に平成6年まで「関宿町」という町があった。

現在は野田市の一部となっている。

その関宿町に「鈴木貫太郎氏」の記念館がある。

ひっそりとある。

テレビで映画の「日本の一番長い日」についての放送がされていた。

俳優の本木雅弘が昭和天皇役を熱演したことも話題になった。

その時の内閣を任されたのが鈴木貫太郎氏である。

ここでは、その内容については書かない。

いや、書くだけの表現力がない。

少なくともテレビ放送を見た千葉県民で、「あぁ、おらが県の総理大臣だ。」と知っている人たちがどれだけいただろうか。



千葉県野田市、鈴木貫太郎記念館 2005.01.30撮影


このような歴史を、当たり前に知っている日本人であるような教育はなされないのか。

それも、童話を童話として読むことができる純粋な気持ちを持っている時に学ぶことが必要ではないかと思ってしまうのである。


 


日本降伏と鈴木貫太郎首相~Prime Minister Kantaro Suzuki


 

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