ご神木って聞いたことがあると思う。
樹齢100年以上で、神が宿るほどの貫禄のある木のことをいうそうだ。
このように神が宿るもののことを依り代(よりしろ)という。
神社の鳥居にある注連縄(しめなわ)も依り代だそうだ。
今日はご神木と呼ばれ、もう樹木の形を呈していないものを3つ紹介する。
最初の写真は柏市松ヶ崎にあるご神木だ。接近した2つのT字路の中心にある。
この辺りに碑があった。距離が微妙で上手に写真を撮れなかった記憶がある。
松戸市根本の水神宮のご神木
松戸市本町(平潟遊郭)のご神木
これらのご神木の共通していることは、もう切られてしまっているということだ。柏のはまで高さがあるが、松戸の2つは見事に根の部分だけのようだ。
樹齢100年と言えば、樹木にとってはまだまだの年月のはず。ということは、その実何百年という樹齢を持っていたのか・・・。
まあ謎は残るが、その切られた木に変わる木が辺りには見当たらないのだ。多少背の高い木は存在するが元のご神木の太さを考えた時には勝負にならないスケールだとも言える。
まあ、松戸市根本のやつは、結構高い木が1本あったのだが切られてしまった。それの木は、落葉が多く、掃除が大変だったともいえる。その水神宮の隣はラブホテルの第二駐車場であった。その駐車場が落葉の葉で埋まるほどの量だったのである。住宅を建てるために、神社の方を移動する世の中であるから、木くらいどうってことないと考えていたのだろう。
ご神木の呈をなしていないのは地域の交流会が成り立たない世の中になってきているからかもしれない。
ご神木なのに切られちゃって、
大丈夫なのかしら。
でも、こうして枯れ木になっていないところが
やっぱり「神様の木」なのかしらね。
さらし首みたいな状況ではありますね。