日本の誇るスポーツマン「室伏広治氏」。
かつて現役世界一と言われた。
あと2年で30年になるというハンマー投げの世界記録。
ユーリ・セディフ氏が保持している。
セディフ氏のフォームは抜群に綺麗だった。
4回転が主流のハンマー投げだが、彼は3回転ターンで世界記録を成し遂げた。
ht worldrec
この86m74の投擲は1986年のことであり、現在ではドーピングによって生まれた記録と認識されている。
世界第二位は1cm少ない86m73だ。
ベラルーシのイワン・ティホン氏の記録だ。
ティホン氏はオリンピックの優勝経験はないが、世界選手権3連覇の実績がある。
たが、そのうちの一つはドーピングにより剥奪されている。
アテネ五輪でアドリアン・アヌシュ氏がドーピングにより金メダルをはく奪され、室伏氏が金メダリストになった大会では、銀メダルを獲得したが、その後剥奪されている。
北京五輪では3位に入賞したが、競技後の検査でドーピングが発覚し、メダルを剥奪された。
この時同国のワディム・デフヤトフスキー氏も銀メダルをどーピングにより剥奪されている。
その後スポーツ仲裁裁判所に不服を申し立て、処分を撤回された。
それにより、大会5位から銅メダリストになった室伏氏のメダルは返還となった。
この他に86m02を投げたことのあるセルゲイ・リトビノフ氏がいる。
ソウル五輪でオリンピック新記録を投擲した金メダリストだ。
室伏氏が2003年に樹立した84m86(当時世界歴代3位)は現在世界歴代5位だ。
しかし、氏の上には前述の4人がいる。
セディフ、ティホン、リトビノフ、デトヤトフスキーの4氏だ。
室伏氏は事実上の歴代世界一のハンマー投げ選手ではないだろうか。
最後に2003年6月29日にプラハで行われた競技会の5投目の動画だ。
ちなみに氏は6投目を5投目と同じように投げようと思って投げたそうだ。
その記録は84m台を投げている。
欲張らずに、良い感覚を大事にする人物ということが分かる。
koji murofushi