ゆきたんくの交通の手段というと、ほとんど車である。座ってハンドルを動かしていれば、好きなところへ行けるからである。 最近、ガソリンが高いのが難だが、自分にとって車に勝る乗り物はない。 ゆきたんくは自動車の免許を取ったのが遅い。別に一生免許がなくていいやくらいに思っていた。必要性を感じていなかったからである。家から一番近いバス停から乗ってしまえば駅まで10分のところに住んでいる。都心にもすぐに行ける。 また、浅草などでは人力車に乗れば、隈なく見て回れるはずである。 そんな感覚のゆきたんくが、今はなき交通博物館(神田・万世橋)で見た乗り物を紹介しよう。名前は人車 (じんしゃ)
軌道の上に乗っている車体を、人が人力で引っ張るものである。別名を人車鉄道という。明治の終わりから、大正の初めまで、東北地方や、関東地方で多く使われていたという。
客車を引っ張る人の格好は、人力車を引く人と似たようなかっこうである。
当時はこれが動きやすかったのだろう。