さて、松戸市内の戦争遺跡で、最も痕跡が少ないと思われるのが松戸飛行場関連の遺構だ。
境界標柱は見つからないわ、建築物も陸上自衛隊松戸駐屯地の敷地内にしか確認することができなかった。
前の職場の一部に市の史跡関係の調査部が設けられていた。そこの方のお話で、稔台工業団地近くの鉄道第二連隊軌道敷跡を見漬けることができた。
もう1つは松戸市飛行場関連の遺構、掩体壕(えんたいごう)の跡が松戸市五香の畑の中にあるという。
近くで見た、掩体壕(えんたいごう)基部
近くを通ったおばあさんと・・・
ゆきたんく「あのぉ、少しお伺いします。」
おばあさん「なぁに?」
ゆ「あの畑のなかの大きなコンクリートの塊のことをご存知ですか。」
お「はいはい、あれはねぇ、肥溜めでねえの。」
ゆ「こえだめ・・・、あっ、ありがとうございました。」
次に多いパターン
近くを通ったおじさん(同年代だろう・・・)
ゆきたんく「あのぉ、少しお伺いします。」
おじさん「なあに」
ゆきたんく「あの畑のなかの大きなコンクリートの塊のことをご存知ですか。」
おじさん「あっ、俺地元の人間じゃないもので」
さて、おまけだ。
近くを通った方おじいさんに
ゆきたんく「あのぉ、少しお伺いします。」
おじいさん「なあに」
ゆきたんく「あの畑のなかの大きなコンクリートの塊のことをご存知ですか。」
おじいさん「知らない」
ゆきたんく「どうもありがとうございました。」
おじいさん「あっ、思い出した。」
ゆきたんく「何でも結構ですから、教えて下さい。」
おじいさん「俺が若い時よ、松戸で・・・」
とどんどん話がずれていく場合。
とにかく親切にお話を下さるので、最後まで聞くようにしている。その中に次の探索のヒントが隠されている場合もあるからだ。
松戸市五香の遺構。すぐに見つかる所にある。
そもそも掩体壕(えんたいごう)は、航空機を敵の攻撃から守るための格納庫だ。
通常は、コンクリート製でかまぼこ型をしており、内部に航空機を収納する形になっている。写真の遺構は格納庫前側の基部になる所が見えている。ここから写真向こう側にかけてアーチ上にコンクリートが盛り上がっていたのだ。そのことは向こう側にも基部の一部が残っていることで確認できる。
ゆきたんくが調べたり、聞いたりして確認できた松戸飛行場関連の遺構はここのみだ。どなかたか情報がある方は教えていただけるとありがたい。
小生も戦争遺跡の確認や勉強会に足を運ぶようにしています。先日は「手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会」に行ってきました。
何か情報がありましたら、お教え下さい。