ゆきたんくの大好きなマイク・オールドフィールド氏。
得体の知れない密室ミュージシャンという認識から始まった。
なんせ、デビュー曲のチューブラーベルズはスタジオで2300回ものオーバーダビングをして仕上げたというのが一般的な情報だったからだ。
また、日本へは映画「エクソシストのテーマ」として入ってきた訳だから、もちろんマイク氏が担当したと思うのが自然だろう。
このような登場のしかたでは人気が上がりにくいだろう。
オカルト映画のテーマ作曲者・・・
日本人ばかりか、プログレファンの中でも上位にランクされることのなかったマイク氏である。
しかし、ゆきたんくの好みにはぴったりとあってしまい、本人を生で見ることはまだできてはいないが、35年を超える追っかけをしている。
まぁ、今では密室ミュージシャンという認識は払拭されている。
今まで持っていた多くの楽器は処分してしまったという話もあるが、確かめてはいない。
現在還暦を越えてからの動画もいくつかあるが、その中にはかつてあったたくさんの楽器は映っていない。
スポーツマン的に言うと、引退した感じなのだ。
音楽的にはやりたいことは全てやり遂げた感じを受ける。
最新譜のMan On The Rocksからは余分の力が抜けた心地よいサウンドを聴くことができる。
若手歌手、ルークスピラーのボーカルとマイク氏の曲が気持ちよくからんでいる。
マイク氏自身も自分が前に出るといったかつてのカラーは感じない。
良い歳の取り方をしていると思った。
Mike Oldfield - Moonshine