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みなさんも見覚えがあることだろう。
あの学校の理科準備室にいる奴・・・
2人くらいは思いつくのではないだろうか。
そう、全身白い奴と、皮膚がはがれていたり、中身が半分見えていたりする彼である。今回は全身白い奴に関係のあることを書こうと思う。
世の中には、絶世の・・・とか、二目と見られない・・・とか、千差万別の姿の方達が存在する。もちろんゆきたんくもその一人であるが、どう贔屓目に見ても、後者の方に属するように思う。その物差しも時代によって違うと言われている。顔について言えば、今では「イケメン」なんて言葉が流行っている。「しょうゆ顔」なんて言葉はどこかへ行ってしまった。
しかしどんな人であっても一皮剥けば、その中に入っているのは、白い骨なのである。あの理科準備室の留守番をしている骨格標本とそんなに変わりはない姿なのである。
その骨に関する言葉をいくつか挙げてみよう。
骨子…中心 重点 要点 主眼 基調 要領 ポイント
骨董…宝物・古物
骨惜しみ…怠ける・惰ける
骨折る…努力
「目で見ることのできない」ことについて遣われることが多いようである。
つまり「骨」というのは重要なことがらを表すキーワードだということである。
写真を見ていただきたい。千葉県松戸市の東漸寺の境内にある枝垂桜である。花をつけていない枝だけの時はなんとも不気味な感じがする。
下の写真は、北京にある世界遺産「明の十三陵」にある椿(と聞いた)である。こちらも枝だけで、空恐ろしい形状である。
「明の十三陵」の椿
いずれにしても、花咲く季節になれば、愛でている観光客の心を和ませるに違いないのである。花で一杯になる木は相当な重量が増すという。それを支えるためにはしっかりとした骨格がないとだめだというのは分る。
そして長い年月をかけて、重量をしっかりと支える自分なりのスタイルも身につけたのであろう。
しっかりとした人生の大輪を咲かせる人というのは、そのバックボーンがしっかりとしている。そのボーンというのは骨という意味である。
大輪が咲くような準備を常日頃から怠らないことが大切なのは、様々なことから学ぶことができるのである。ここまで偉そうにのたまわったゆきんたくは、まだまだ骨が細いのである。とほほ…