夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

美の移ろい・・♪

2005-11-30 14:23:00 | 定年後の思い
先程、買い物に行ってきたが、
途中の道筋にある大きな欅の朱色の葉は、
昨夜の風により、葉が全て落ちてしまい、裸木となっていた。

昼下りの陽射しが主木、枝を照らしていた。

帰宅後、煎茶を飲みながら、音楽を聴いた。

居間から観える白梅の黄葉も、もみじの朱色も心に沁みてくる・・。

ベートーヴェンのピアノソナタの『悲愴』、『月光』、『熱情』、
アルビノーニの『アダージョ』であったか、
こうした美に触れると、作曲家の想いに深く立ち入れる時もある。

私の心に動きにより、美はするりと逃げ去り、
ただのはかなさしか享受出来ないこともある。

これらの曲は紛れない美の結晶であるが、
私のその時の心境により移ろう不思議な力が存在する。

美はこのように魔力を秘めている。





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霜降月も終えて・・♪

2005-11-30 08:29:00 | 定年後の思い
11月は霜降月と呼ばれているが、
旧暦であるので、正鵠にいえば、現在では12月に当たる。

しかし、何となく12月は師走という習慣が心に沁みているので、
11月は霜降月で良いのではないかと思っている。

東京の郊外は、11月は例年より暖かく、
その分もみじ、欅、銀杏などの錦繍の時期が遅く、
今日でも朱色、黄色の葉が色合いを深めている。

この11月は、穏やかな小春日和も多く、
木枯らしが昨日に観られた程度であり、
温暖な日々が続いた・・。

昨年のこの時節は、定年後と家内の父が亡くなったので、
何かしら慌ただしく送っていたが、
今年のこの月は、東北の繋温泉に5泊6日の温泉滞在旅行した程度で、
日常生活は晩秋の移ろいを受容できた日々であった。





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