玄関庭を除雪した時に、雪を少し離れた花壇に寄せたが、
その付近に紫式部があり、その周辺は残雪の一面が広がっている。
昨年の晩秋に色鮮やかに実がたわわになっているのを、
冬場、小鳥達の餌の少なくなる時を予測して、そのままにして年を越えさせてきた。
今は色あせた紫の実であるが、枯れた葉と共にたわわになっていて、
陽射しを受けた雪の上を彩っている。
私が買い物に行く時、家内が玄関先に見送りにきた時、
『貴方、メジロよ・・』と小さな声で指を指しながら家内は言った。
私は紫式部の方に目をやった。
小鳥のつがいが紫式部の実を忙しそうに食べている。
黄緑色の体と目の周りに白いリング状のような羽毛した小鳥を観て、
『あれが、メジロなの・・』と私は言った。
ときたま、我が家に来ているが、名前は知らなかった。
私は小鳥に関しては、無知であり、家内のほうが詳しい。
『右側にいるのは、あたし・・』と家内は微笑みながら言った。
右側のメジロは、枝葉についた実をこちらの枝、隣の枝葉の実を器用に食べている。
もう一羽のメジロは、枝葉の実を食べているが、隣の枝葉に移る時、
ちょっとよろけている様だった・・。
『そうかも知れないなぁ・・』と私は言った。
今日の11時過ぎの静寂な庭先のひとときであった。
その付近に紫式部があり、その周辺は残雪の一面が広がっている。
昨年の晩秋に色鮮やかに実がたわわになっているのを、
冬場、小鳥達の餌の少なくなる時を予測して、そのままにして年を越えさせてきた。
今は色あせた紫の実であるが、枯れた葉と共にたわわになっていて、
陽射しを受けた雪の上を彩っている。
私が買い物に行く時、家内が玄関先に見送りにきた時、
『貴方、メジロよ・・』と小さな声で指を指しながら家内は言った。
私は紫式部の方に目をやった。
小鳥のつがいが紫式部の実を忙しそうに食べている。
黄緑色の体と目の周りに白いリング状のような羽毛した小鳥を観て、
『あれが、メジロなの・・』と私は言った。
ときたま、我が家に来ているが、名前は知らなかった。
私は小鳥に関しては、無知であり、家内のほうが詳しい。
『右側にいるのは、あたし・・』と家内は微笑みながら言った。
右側のメジロは、枝葉についた実をこちらの枝、隣の枝葉の実を器用に食べている。
もう一羽のメジロは、枝葉の実を食べているが、隣の枝葉に移る時、
ちょっとよろけている様だった・・。
『そうかも知れないなぁ・・』と私は言った。
今日の11時過ぎの静寂な庭先のひとときであった。