夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

初夢談義・・♪

2006-01-03 11:13:00 | 定年後の思い
先程、近所の郵便ポストに行った時、
近所にお住まいの大学教授を退官された碩学(せきがく)と、
郵便ポストの前で逢った。

私は目礼をすると、近寄ってきて、
『君ねぇ、近いんだから、お茶でも呑みに来なさい・・』と言われた。

私より10歳前後の年配者で、大学を退官された後、私立大で5、6年教えられ、
その後、隠居したと明言しているお人であった。
確か、国文学を専攻されていた、お人でもあった。

私は初夢の事を話題とした。
『初夢は室町時代の前は、元旦にみる夢が初夢と称していましたが、
室町以降は仕事初めを2日からしていましたので、
日中に働いて、その夜にみる夢こそ一年を占うので初夢と・・』と私は言った。

『そうしたのを余計な知識なのょ・・
第一、現代社会は御用始めなどは、三が日あけてからじゃないの・・』と碩学は言った。

『今の社会では、元旦、とか2日がどちらが初夢なのかは・・
良い夢をみた方を初夢と思えば良いのょ・・
君もねぇ、もっと自在に生きなさいょ・・』と言われてしまった。

私は返す言葉を失って、
『はい、努力します・・』と答えた。

私はこの人の後姿を見送り、心が健在なので安堵した。


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冬の庭・・♪

2006-01-03 08:02:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、澄み切った快晴である。

昨日の午後の数時間、雨が降ってくれたので、
樹木は霜を受けて、雨しずくを湛(た)たえた枝があり、
朝の陽射しを受けて、キラキラと光を帯びている・・。

地表は黒土の上に、霜が薄っすらと白のヴェールを敷いたかのようになっている。

やっと、一雨のお陰で、本来の冬の庭となってきた。

白梅の裸樹は、雨しずくを湛えた枝に、
朝の陽射しを受けた中、
小鳥の六羽が忙しそうに枝と枝の間を移ったりしている。
そして、ときおり鳴き声をあげている。

日中も快晴で、10度前後となるので、
静寂で温暖な日となる・・。


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