夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

この人生に微笑みを・・♪

2007-10-21 17:05:00 | 定年後の思い
私は、日中は庭の手入れをしていて、
落葉樹の伸びた枝の剪定をしたり、草取りをしていた。

歩道に面した庭は、秋海棠の明るい朱色が満開となり、群生している。

私はこの周辺の落葉樹の廻りを草取りをしながら、鼻歌を唄いながらしていた。


♪白い花が 咲いていた
 ふるさとの 遠い夢の日

【 『白い花の咲く頃』 作詞・寺尾智沙 】


私は人影を感じ、鼻歌を止めた。

ひとりの若い女性が小道にたたずんでいた・・。

『ご免なさい・・
秋海棠の花が余りにも・・綺麗だったから・・
見惚れていました・・』
と私に会釈した。

私はうら若き乙女の方だったので、
『そぉ・・夏から秋にかけて・・よく咲きますよ・・』
と私と警戒心を解くように、微笑みながらは云った。

『叔父さんの歌・・よく内(うち)のお祖父さん・・歌っていますわよ・・』
と若き女性は言った。

『貴女のお祖父さん・・心の清き方と・・思いますよ・・』
と私は照れながら云った。

若き女性は、こっくりとうなずきながら、微笑み、そして黙礼をし、立ち去った。

私はふっくらと健康そうな若き女性の後ろ姿を見送った・・。






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ときには、秋日和の中、庭の手入れ・・♪

2007-10-21 08:50:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、朝夕肌寒くなり、陽射しが恋しくなる時節を迎えている。

幸いに昨日からは、他国の人々が羨望するような秋日和の爽(さわ)やかな日中となり、
ここしばらく秋の陽射しを満喫できる日々が続く。

私は庭の樹木が秋の色合いに染められているのをを眺めていたら、
庭の手入れに相応(ふさわ)しいと思い、
朝露の消えた頃に、おだやかな陽射しを受けながら手入れをする。

日中のひととき、春先から私のなりの思いを託した樹木に、
改めて感謝しながら、剪定したり、草抜きをする。

こうした時、吾唯足知、という格言が心身受け留められる時でもある。

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